映画『アナログ』（10月6日公開）公開直前イベントに登壇した（左から）二宮和也、波瑠 （C）ORICON NewS inc.

　嵐の二宮和也が18日、都内で行われた映画『アナログ』（10月6日公開）公開直前イベントに共演の波瑠とともに登壇した。この日の試写会では観客が“大切な人同士”ということで、そのなかから相手に向けた手紙を2人が代読した。

【写真】波瑠とともに…笑顔で報道陣に手を振る二宮和也

　父から娘、夫から妻へなど心温まる手紙が代読されるなか、波瑠が手にしたのは30代女性から恋人へ「プロポーズしてくれてありがとう、この場を借りてお返事したいと思います」というメッセージ。「この先も楽しい思い出を作っていこうね。ふつつかものですが末永く、末永く、よろしくお願い致します」と“快諾”すると、会場から拍手が巻き起こった。

　「すごい！」と二宮も声をあげると、手をあげてくれた観客に波瑠に「今この場でのお返事？」と興味津々。「動揺と高揚でかみました。ドキドキした」と興奮気味の波瑠に、二宮も「すごいね、この瞬間。おめでとうございます」と祝福した。

　そんな和やかな一幕がありつつ、最後に二宮は「大事な人がいるということは責任があったりするかもしれないけどすごく幸せなこと。大切な人を大切にできる期間って自分が思う以上に短い気がしています。急にいなくなっちゃったり、急に映画みたいな出来事がおきたり。大事にしようと思ってた人が、もっと大事にしたい人ができてしまったり…となりにいる大事な人を大事にできる期間は今しかないと思って向き合ってもらいたいなと思うし、僕も手紙を読ませてもらい、そう思うことができたので有意義な会になりました」としみじみ。

　「みなさんに助けてもらっちゃって、しかも、プロポーズとかもできちゃったりして…本当にありがとうございました。映画も世の中に広まっていくと同時にうれしい日に、みなさんのおかげでなりました」とかみしめていた。

　今作は、タレントのビートたけしが70歳にして初めて書き下ろした恋愛小説を実写化。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく。いつの時代も変わらない愛の原点＝好きな人にただ会える喜びを描いた懐かしくて新しいラブストーリーとなっている。