譜久村聖ラストツアー『Neverending Shine Show』初日を迎えたモーニング娘。’23
アイドルグループ・モーニング娘。’23が16日、神奈川・ハーモニーホール座間 大ホールで秋のコンサートツアー『Neverending Shine Show』をスタートさせた。このツアーをもって、グループおよびハロー!プロジェクト卒業を発表しているリーダー・譜久村聖にとってのラストシングル「すっごいFEVER!/Wake-up Call〜目覚めるとき〜/Neverending Shine」を、10月25日にリリースすることをサプライズ発表し、新曲3曲を初披露した。
譜久村のラストツアーかつ、5月23日に加入した17期メンバー・井上春華と弓桁朱琴にとって初のツアーが幕開け。17期の2人は、夏ツアーはMCのみの参加だったため、本格的な参加はこの秋ツアーが初となるが、初日を目前に2人そろって新型コロナウイルスに感染し、やむなく欠席となった。
11年前、この日と同じ会場でモーニング娘。に加入した地元・神奈川県出身、11期メンバーの小田さくらは「11期11周年を迎え、初めてステージに立ちます。ツアーの初日を歓声ありで迎えるのは久しぶりなので、17期にも体験させてあげたかった。なので、次回のライブでも同じリアクションをしてもらえますか?」とファンにお願いした。
コンサートは、8月にリリースしたニューアルバム『モーニング娘。ベストセレクション 〜The 25周年〜』収録曲をはじめ、ハロプロ25周年イヤーにふさわしい往年の名曲、譜久村のラストツアーにぴったりな楽曲など、盛りだくさんの内容で会場を埋め尽くしたファンを熱狂させた。
ラストツアー初日を迎えた譜久村は「あっという間に始まっちゃったなって感じ。でも、こうして皆さんが目の前でたくさんの声援をくださって、初日だなって感じました」とコメント。17期の不在にも触れ、「私たちもとても悔しい思いをしています。2人とも今日を迎えられなくてつらい思いをしていると思うから、2人に(ファンの)声を届けたい!」と提案すると、観客と声を合わせて「はるさん(井上)、ゲッター(弓桁)、待ってるよー!」と2人にエールを送った。
続けて「うれしいご報告があります」と切り出すと、「モーニング娘。73枚目のニューシングルの発売が決定しました!」と発表し、ファンは万歳三唱。「『すっごいFEVER!』、オープニングで披露させていただいた『Wake-up Call〜目覚めるとき〜』、ツアーのタイトルにも入っています『Neverending Shine』の3曲入りです」と紹介。ツアータイトルについても触れ、「“終わらない輝き”っていうのは、モーニング娘。のことだなって思うので、この秋ツアーを通して、たくさん輝いていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
「すっごいFEVER!」「Neverending Shine」の作詞作曲はつんく♂、「Wake-up Call〜目覚めるとき〜」の作詞は星部ショウ、作曲は大久保薫が担当した。
本ツアーは、北は北海道から南は鹿児島まで、13都市全27公演を予定。譜久村の卒業公演の日程や会場は、今後改めて発表される。
■初日終演後の譜久村聖コメント
――新曲の発表がありましたが、ファンの反応はいかがでしたか?
譜久村 メンバー同士で相談しながら作り上げてきたものが、世に放たれた瞬間を実感することができました。ファンの皆さんからの声援もあり、始まったなっていう思いも感じられました。今回の新曲は、みんなで盛り上がれる楽曲から浸れるような楽曲もありますので、3曲を通して皆さんに楽しんでいただければなと思います。特に『すっごいFEVER!』のラストは、皆さんの頭の中にも残るんじゃないかなって。グループの歴史の中でもなかったような曲なので、今回のシングルというかツアーの目玉にもなっちゃうかも(笑)。
――今回のツアーの見どころは?
夏のツアーはグループ25周年の歴史を振り返るような形でしたが、今回のツアーはニューシングルとニューアルバムを引っ下げつつも、今までの私たちの歴史が感じられるような内容になっています。思い出深い曲が詰まったツアーなので、自分たちのカラーが出せるんじゃないかなって。私自身、憧れだったり、初めてもらった大切なパートだったりとか、本当にいろんな思い出がよみがえってきて、それが夏の25周年ツアーと違った形で届けられるのが嬉しいです。17期メンバーも初のツアーなので、みんなで楽しめるツアーにしたいと思います!