(左から)日高里菜、加隈亜衣、茅野愛衣(C)ORICON NewS inc. 撮影:上野留加
アニメ『プリキュア』の映画最新作『映画プリキュアオールスターズF』が9月15日に公開される。本作では、20周年プロジェクトとして全テレビシリーズのプリキュアが大集合し、シリーズの垣根を超えて結成されたスペシャルな4チームにインタビューを実施。今回は「キュアプリズムチーム」の『ひろがるスカイ!プリキュア』キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ役の加隈亜衣、『デリシャスパーティ・プリキュア』キュアフィナーレ/菓彩あまね役の茅野愛衣、『トロピカル~ジュ!プリキュア』キュアラメール/ローラ役の日高里菜に話を聞いた。(撮影:上野留加/文:遠藤政樹/編集:櫻井偉明)※『デリシャスパーティ・プリキュア』の「・」はハート。
【動画】心強いプリキュア語る!加隈亜衣&茅野愛衣&日高里菜の座談会
■シリーズの垣根を超えてチーム結成! 別チーム声優と再会に新鮮さ&愛情を実感
本作の舞台は、プリキュアがみんなバラバラに飛ばされてしまった不思議な世界。それぞれが別の場所で、新たに出会った仲間たちと団結し、唯一の手掛かりであるお城を目指しワクワクドキドキの大冒険を繰り広げて行く。
――映画では78人のプリキュアが活躍します。それぞれ演じているキャラクターの見どころを教えてください。
【加隈】 映画ならではと思ったのが、このチームとして「はじめまして」でしゃべった時のテンションが、ましろはましろだけど、コミカルなところが今まで見たことないぐらいのコミカルになっていて…(照れ) ましろはツッコミをよくしますが、映画ではツッコまないとやっていられないみたいなところがありました(笑)。
【茅野】 引っ張ってもらえることも多かったので、フィナーレとしても新鮮でした。あまねはしっかり者なので、『デパプリ』本編ではみんなを引っ張っていく役割。ただローラがいると「いくわよ!」と言ってくれるから、甘えてもいいのかなと思えました。
【日高】 うれしい。そういった意味では、ラメールはあまり変わらず、自分を持っている強さは映画でも相変わらずです。特にギャグ担当と言いますか、ほかの子と同じような状況でもローラだけ何かが違うんです。細かいところまでキャラの個性、らしさが詰まっているので、大きなスクリーンで感じ取っていただけたらうれしいです。
【加隈】 プリズムとしては、いつもと違うメンバーでいるときの顔、なかなか見ることができない表情もあります。『ひろプリ』チームと離れたことで見せる『ひろプリ』チームへの想いが描かれていて、離れていてもつながっている想いが温かいです。よりソラちゃんへの想いが増していくのが伝わってきます。収録では、ソラちゃん役の関根明良ちゃんと会う機会もあって、そのときに笑顔で「亜衣さ~ん!」と明良ちゃん来てくれて
、いつも通りだなと感じていたのですがでいたら、プロデューサーの方たちが「いつもの関根さんに戻った」と言うのを聞いてキュンとしました。
【日高】 私はまなつ役のファイルーズあいちゃんと収録の合間に会えて、久々に役として会いましたが、1年間一緒に頑張ってきた仲間なので逆に久々感もなく、いつも通りの感じでした(笑)。安心するファミリー感を改めて確認しました。
【茅野】 キュアプレシャス役の菱川花菜ちゃんと会えて、写真も一緒に撮りました。「頑張ってください」と言ってもらえるだけで勇気をもらえますし、パワーをもらえて頑張れました。
【加隈】 キャラクターそれぞれ良いところもあり、アドリブもちょっとあったりもするので、そういうところにも注目していただければと思います。
■未知な世界に連れて行くなら?「ヨヨ」「マリちゃん」「まなつ」
――映画は知らない世界でソラが目を覚ますところから始まります。皆さんがもし自分が知らない世界に行ってしまった時、一つだけ持っていけるものがあったら何を選びますか?
【茅野】 ちなみに水とかはありますか?
【日高】 めちゃくちゃリアルな質問(笑)。
――現実世界の知らない場所とするので水はあります。
【加隈】 ものじゃなきゃダメですかね。人でも?
――生き物でも大丈夫です。
【加隈】 それなら『ひろプリ』に出てくるましろのおばあちゃんのヨヨさん。すごく知識があって、どこに行ってもその知識で乗り越えてくれそう。ツバサ君もいいのですけど、「私も頑張らなきゃ」となるから、甘えてもいいという気持ちにさせてくれそうなヨヨさんにします。
【茅野】 私はマリちゃん(ローズマリー)かな。マリちゃんがいたら心強い。
【日高】 それで言うと私はまなつ。まなつがいたら、なんとかなるでしょう(笑)。ピンチな状況でも前向きにさせてくれるし、「なんとかなる」という想いがある子なので、一緒にいて救われそう。
【加隈】 結局3人とも人でした(笑)。
――ちなみにファイルーズさんはサバイバルナイフでした。
【加隈&茅野&日高】 あはは。
【日高】 やっぱりまなつだなあ(笑)。
【加隈】 一人でもどうにかするタイプだよね。