1st写真集『そのままで』先行カット(C)主婦と生活/撮影:藤原宏
アイドルグループ・日向坂46の上村ひなの(19)の1st写真集『そのままで』(主婦と生活社刊)が12日に発売された。上村が「写真集を撮影するなら!」と熱望した自身のパワースポット3ヶ所で撮影した本作では、お日様のような笑顔のまぶしい上村が、季節を感じながら大人へと成長していく様が収められている。「夢だった」という写真集への思いを聞くとともに、グループ最新シングルでセンターを務め、自身初主演ドラマも放送されるなど、今夏さまざまな挑戦を経た上村の心境についてインタビューした。
■齊藤京子に褒められ感激 写真集も参考に「彼女感のあるシチュエーションをやってみたかった」
――写真集のオファーをもらった時、心境はいかがでしたか。
【上村】写真集はずっと夢見ていたことだったので、かなえさせていただくことができて、とても幸せに思いました。
――周りのご家族の反応はいかがでしたか。
【上村】家族は、いつもアイドルの活動もすごく応援してくれているので、写真集もすごく喜んでくれて、家族の喜ぶ顔が見られたっていうのもすごく私的にうれしかったです。最初に母に電話で伝えたら「おめでとう!」ってすごく喜んでくれて。言ってはいなかったんですけど、夢だったことを多分知っていてくれて、感づいていたと思ういます。
――グループの先輩方で、写真集を出された方も多いかと思いますが、特に参考にした写真集はありましたか。
【上村】先輩方の写真集は全部見させていただいてて。そんな中でも、その方の素の表情が出てる 写真がすごく好きだなっていうことに気が付いたので、私自身もそんな表情を出せるように、できる限りリラックスして挑もうと決めました。
――そんなメンバーからの反応はいかがでしたか。
【上村】齊藤京子さんが隣の席になった時に「めちゃくちゃかわいい。これめっちゃいい」ってすごい褒めてくださったのが本当にうれしくて。写真集ももちろん参考にさせていただきましたし、やっぱりずっと憧れている先輩たちなので、そんな方に褒めていただけるっていうのは、もちろん先輩方の優しさでもあると思うんですけど、純粋にとってもうれしかった。
――写真集で1番やってみたかったシチュエーションは?
【上村】彼女感のあるシチュエーションをやってみたかったんです。やっぱり写真集といえば、彼女なんじゃないかって思ってしまうような写真が魅力的だなと思っていたので、そんなショットもちょっと撮れたような気がしてうれしかったです。
■初めての後輩に初めての感情「支えていけるよう私も頑張りたい」
――今回日向坂46のセンターになったタイミングで、1st写真集の発売も重なりました。この期間はさまざまな新しい経験もあったと思うのですが、どんな心境で活動されていましたか。
【上村】いろいろな夢だったり、目標にしていたことだったりが同じ時期に全て重なって、人生で1番くらいありがたくて、夢のような時間でした。でも“夢のよう”だけで終わらせないように、何かちょっとでも残せるものがあったらいいなという気持ちで、毎日全力で取り組んでいました。
――振り返ってみて何か残せたなと思うことはありますか?
【上村】センターを務めさせていただいた10枚目シングル「Am I ready?」では、ポップでかわいらしい一面が前面に出るような楽曲で、そういう日向坂46の楽しさみたいなところを見せることができたり、主演を務めさせていただいたドラマ『DIY!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ-』では、青春感のある学校生活や、希望に満ち溢れた姿を残すことができたり、皆さんに明るい気持ちや笑顔を残すことができたっていうのが、自分の中ではすごくうれしいです。
――今年は初めての後輩となる四期生も加入しましたが、心境の変化はありましたか。
【上村】四期生が毎日全力で頑張っている姿を見ていて、先輩として、四期生にもっと頑張ってもらいたいなっていう気持ちもありますし、でも無理はしすぎないでほしいなっていう心配な気持ちもあったり。今まで感じたことのなかった先輩としての気持ちみたいなものが芽生えてきました。四期生にはこれからの未来があると思うので、支えていけるように私も頑張りたいです。
――いろんな新しい経験をしたこの夏だったと思うんですが、さらにこれからやってみたいことや取り組みたいことがあれば教えてください。
【上村】声のお仕事もやってみたいなっていう気持ちはすごくあって。ナレーションやラジオなど、幅広く声のお仕事にもチャレンジしてみたいです。
――ありがとうございました。では最後に写真集を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
【上村】1st写真集だったので、緊張もあったんですけど、撮影しているうちに楽しさの方が勝ってしまって(笑)。緊張よりはいいものを撮りたいという気持ちや前向きな気持ちが勝っていました。そんな写真集だからこそ、本当はすごく恥ずかしがり屋な性格なのですが、自分も知らなかった表情や、おしゃれな姿とかも写ってると思います。そして青春の今しかないこの時間も閉じ込められているような気がして、宝物みたいな楽しいひとときを皆さんに感じていただきたいです。
■上村ひなの(かみむら・ひなの)
2004年4月12日生まれ。東京都出身。AB型。2018年8月に「坂道合同オーディション」に合格、けやき坂46に唯一の3期生、そして最年少メンバーとして配属された。グループは2019年2月から日向坂46に改名。2023年7月26日発売の10枚目シングル「Am I ready?」で、初の表題曲センターを務める。キャッチフレーズは「いつでもどこでも変化球、ひなのなの」。