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　フジテレビ系木曜劇場『いちばんすきな花』（10月スタート、毎週木曜　後10：00）のプロデューサー・村瀬健氏が4日、同局の10月期改編の記者会見に出席。社会現象とも呼ばれた『silent』（2022年）でプロデュースを務めた村瀬氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んだ同ドラマについて「ずっと見ていたくなるようなすてきな登場人物、みんなが愛したくなるような登場人物」と期待を高めた。

【写真】4人主演ドラマの主人公1人目は多部未華子

　同ドラマは、“男女の間に友情は成立するのか？”をテーマに、違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す友情と恋愛、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う感情を丁寧に描いていく。4人の俳優が主演を務める“クアトロ主演”となり、俳優の多部未華子、松下洸平の主演が発表されている。

　村瀬氏は『silent』について「多くの反響と支持をいただきました。本当に静かな地味なドラマだったのですが、人の心をただ丁寧に描くということを2人でやりたいねと思って作った作品が、皆さんの心に残ったということ」と感謝した。

　そして「人をただ好きになって愛するってことを描けたと思っているので、今回は友情というものを描きたいなと思いました。（生方氏に）『男女の友情は成立するかをドラマにするのはどう？』って言ったときに、彼女が『じゃあ、こういうストーリーでこういう登場人物でやったらどうですかね』って言ったときの感覚が優れていました。多くの肩に楽しみにしていただきながらうなずいてもらえたらなと思います」と再タッグ作品の経緯について説明した。

　撮影状況は「ほかのドラマはもういろいろ始まっているのですが、僕らはまだ何も始まっていない」と苦笑い。未発表の主演2人については「本当にすてきな2人になっています。今、パッと見て、多部さんと松下さんって友情が成立しそうじゃないですか。残る2人はパッとみて友情が成立しなそうな2人」とヒントを出し、「ずっと見ていたくなるようなすてきな登場人物、みんなが愛したくなるような登場人物を、1クールじっくり丁寧に描いているので、じっくり丁寧に一緒に見て、寄り添ってもらえたらうれしいです」と期待を高めた。

　同局は、改編のキャッチフレーズに「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない」を掲げ、改編率は全日17.4%、ゴールデン帯33.2％、プライム帯34.5％となった。