未山(坂口健太郎)、莉子(齋藤飛鳥)=映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』(4月14日公開) (C)2023『サイド バイ サイド』製作委員会
俳優の坂口健太郎が主演を務める映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』(4月14日公開)の場面写真が公開された。
『サイド バイ サイド』=「隣同士で/一緒に」という題名を冠された本作は、リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)をはじめ、行定勲と数々の作品を作り出してきた伊藤ちひろがオリジナル脚本を書き下ろし、監督も務めた。
坂口が演じるのは、不思議な力を持ち、傷ついた人を癒す青年・未山。かつて起きたある事件がきっかけで、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を、乃木坂46からの卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥が演じる。そのほか、未山と共に生活を共にしている看護師の恋人・詩織に市川実日子、未山の高校時代の後輩であり、ミュージシャンとして活動している草鹿に浅香航大。詩織の娘・美々(みみ)に磯村アメリが名を連ねる。
解禁された場面写真では、坂口演じる主人公・未山とかつての恋人・莉子(齋藤)が暗い部屋の中で仰向けになっており、そもにうつろな表情で天井を見上げ、二人の視線は重ならない。淡いパーカー姿とは打って変わって、黒いTシャツ姿で、もう一枚の写真とは同一人物とは思えないような未山。この二人はどんな関係だったのか謎が深まる一枚となっている。
一方、もう一枚の写真では、未山の恋人の詩織(市川)が優しい視線を投げかけながら未山のパーカーで手を拭き、穏やかな時間を過ごしている二人の様子を捉えている。語り掛ける詩織とそれを優しく受け入れる未山の、親密であたたかな空気に包まれた恋人同士が時を過ごす姿は、未山の理想の“年下彼氏”像を表した一枚となっている。
莉子と詩織、異なるタイプの2人の女性と恋人関係になるが、その彼女の存在によって、鏡のように違う面を見せる未山。彼は果たしてどんな秘密を抱え、何者なのか? 誰も知らなかった彼の秘密が明らかになっていくとき、思いがけないラストが訪れる。