映画『交換ウソ日記』に出演する(左から)高橋文哉、桜田ひより(C) 2023 「交換ウソ日記」 製作委員会
俳優の高橋文哉が主演を務め、桜田ひよりが共演する映画『交換ウソ日記』(7月7日公開)から、高橋の22歳の誕生日を記念して、撮影風景を捉えたメイキングムービーが公開された。
原作は、携帯小説サイト「野いちご」で配信が始まり2017年に文庫化された、櫻いいよ氏の同名小説(スターツ出版文庫)。2020年にTikTokで話題になったのをきっかけに、シリーズ化、ジュニア文庫化、コミカライズ化もされた。
高橋は学校一のモテ男子で、思ったことを口にするド直球な性格の瀬戸山潤(せとやま・じゅん)、桜田は瀬戸山とは真逆でつい空気を読みすぎてしまう不器用なヒロイン・黒田希美(くろだ・のぞみ)を演じる。
メイキングムービーは、制服姿の高橋と桜田が真剣に交換日記を書く表情や、これからの展開に想像が膨らむような、2人の向き合うシーンなど青春映画の爽やかな雰囲気があふれる映像となっている。さらに、和気あいあいとした撮影現場の様子やラストにはカメラに向かってピースサインをする高橋の姿も見られる。
映像内で桜田は「みんなと一緒に『交換ウソ日記』を作っていけたら良いなと思います」とコメント。高橋も「最高の青春映画をお届けできるように努めたいと思います」と力を込めた。
物語は、高校2年生の希美が移動教室の机の中で「好きだ。」とひと言だけ書かれた瀬戸山からの手紙を見つけたことをきっかけに動き出す。希美が、いたずらかと戸惑いつつも返事を靴箱に入れたことから、ふたりの秘密の交換日記が始まる。
そんな中、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないままついやり取りを続けてしまう。いつも空気を読みすぎてしまう、話し下手な希美は、自分とは真逆の思ったことをはっきりと口にするド直球な瀬戸山を最初は苦手に思っていたが、知るうちに惹かれていく。
一方、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき事態は思わぬ方向へ。うそから始まった切ない片想いの行方を描く。
監督は、昨年放送のドラマ『インビジブル』(TBS)の演出のほか、『中学聖日記』(TBS、2018)や『アンナチュラル』(TBS、2018)でセカンドディレクターを務めた竹村謙太郎氏が務める。脚本は映画『PとJK』(2017)、『ハニーレモンソーダ』(2021)の吉川菜美氏が担当する。