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アカデミー賞目前『RRR』の推し活が熱い 三浦大知はキレッキレのダンス動画で「#勝手に応援大使」に

映画『RRR』×「GAMES GLORIOUS」ポップアップストア。東京・新宿マルイアネックス2階に3月23日までオープン (C)ORICON NewS inc.の画像

映画『RRR』×「GAMES GLORIOUS」ポップアップストア。東京・新宿マルイアネックス2階に3月23日までオープン (C)ORICON NewS inc.

 日本時間13日に発表となる「第95回アカデミー賞」。今回、歌曲賞に劇中歌「NAATU NAATU(ナートゥ ナートゥ)」がノミネートされているインド映画『RRR』(公開中)の熱がここにきてさらに燃え上がっている。

【動画】リハ終わりでキレッキレのナートゥダンスを披露する三浦大知

 10日より、松竹が運営する公式グッズ総合通販サイト「松竹ストア」に『RRR』の公式グッズが登場。昨年10月21日の公開から半年近く経って新作グッズが発売されるのは、実写映画(しかもインド映画)では異例のことだ。

 同日、東京・新宿マルイアネックス2階のイベントスペースでは、『RRR』と「GAMES GLORIOUS」がコラボレーションしたポップアップストアもオープン(3月23日まで)。感染症予防の観点からあらかじめ整理券を配布することは決まっていたが、初日の一番乗りは当日の朝5時ごろ(前日から並ぶつもりだったが誰もいなかったので出直したらしい)、整理券配布開始の10時30分には約210人が列をつくった。

 開店時間の11時すぎに到着した人が受け取った整理券はすでに当日午後5時以降のもので、開店から1時間も経たないうちにこの日の整理券の配布は終了。店側の予想をはるかに上回り、急きょベルトポールパーティションを設置したり、「ただいま入場規制中」の張り紙を用意したり、対応に追われた。

 このポップアップストアは、GAMES GLORIOUSの代表、ジャック・チェン氏の「僕の一存」で動きだした“究極の推し活”。「もともと『バーフバリ』シリーズなど、S.S.ラージャマウリ監督作品の大ファンでしたが、『RRR』を観て衝撃を受けました。最初から最後までずっと衝撃的で(上映時間)3時間なのに、体感としては1時間くらいの没入感でした。翌日、すぐ映画配給会社に『RRR』のグッズを作らせてほしいと連絡しました」。

 会場では、主人公のビームとラーマが描かれた昔のジャズのアルバムをイメージしたオリジナルデザインのパーカーやファミコン風Tシャツ、映画ビジュアルを使ったクリアファイルやアクリルスタンド、缶バッジなどの定番グッズに、ラーマの制服の名札を再現したものやマッリのバングルといった本編を観たら欲しくなるグッズなどの商品を先行販売。同じく『RRR』に魅了された映画監督・アーティストの雨宮慶太、漫画家の辻野芳輝、寺沢大介らのメッセージやコラボ商品、応援イラストも展示されている。そのほか、作品の紹介コーナー、等身大パネルの展示などもあり、来店客も写真を撮るなどして、楽しそうに過ごしていた。

 初日の午前7時から並び、オープンと同時に買い物を済ませた都内在住の50代の男性は「とにかく強い。そして強いだけじゃなくて、泣けるところもあってボロボロないちゃって、こんな映画初めて! 1週間もたたないうちにもの足りなくなって、もう1回観にいっちゃった。中毒性のある映画」。主人公のビームやラーマのように「強くなりたい」とジムに通うモチベーションにもなっているという。

 女性2人連れは「ツイッターでも話題になっていたので、冷やかし半分の軽い気持ちで観たら、激ハマり」「テレビで“面白い”と紹介されていたのをたまたま見て、時間があったので観に行ったらドハマり」したそう。「(ラーマ役の)ラーム・チャランさんに心を持っていかれ、何か関連するものを持ちたい」と早朝から並んだ。『RRR』の魅力を「言葉にするのは難しい」「面白いのひと言では説明できない」としながらも、「エンドロールが終わった後の最後の最後まで楽しめる」「映画館でずっと上映してほしい。映画館で観たい映画」などと話していた。

 『RRR』は、昨年3月24日にインド本国で公開され、米国などでも話題となり、日本では昨年10月21日に公開された。イギリス統治下のインドで、イギリス総督に連れ去られた村の娘の奪還のため首都デリーに潜伏しているゴーンド族のリーダー・ビームと、ある“大義”を胸に秘め、英国政府に忠誠を誓う警察官ラーマの出会いと友情、そして、それぞれの闘いを、インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけ、ハリウッド映画とは別次元のアクション、インド映画らしいミュージカルシーンとともに描いた超大作。

 映画を観た人がほぼ全員「面白い」と言う評判がじわじわと広がり、昨年末に日本で公開されたインド映画の中で、『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1995年、日本公開は98年)以降、四半世紀超えられなかった興収4億円を突破。さらに、今年1月のゴールデングローブ賞で劇中歌「NAATU NAATU」が歌曲賞受賞、「第95回アカデミー賞」にも歌曲賞でノミネートされると、上映規模が急拡大。2月18日時点で10億円を突破する急伸をみせた。

 『バーフバリ』シリーズのロングラン上映を行って、ファンの間で“聖地”化している東京・新宿ピカデリーで応援上映を企画すれば、チケットが即完する人気ぶり。10日深夜0時からは『RRR』『マガディーラ 勇者転生』(RRRに出演するラーム・チャラン主演のラージャマウリ監督作)の2本立てオールナイトを2つのスクリーン(無発声応援上映と発声可能応援上映)で実施していた。前出のポップアップストアでは、オールナイトを見るために有給休暇を取って大分から上京したという人にも出会った。

 新宿マルイアネックスでは8階にあるコラボレストラン「DISH UP(ディッシュアップ)」で、3月18日から4月17日まで『RRR』とのコラボも決定している(予約受付中)。観る者の胸を熱くするストーリーを表現したコースメニューやドリンク、オリジナルグッズやノベルティ、さらに劇中の世界を再現した店内装飾、体験型ARなどでファンをもてなす。

 また、今月1日には、歌手の三浦大知がSNSに劇中のナートゥダンスをキレッキレに踊る動画を「#勝手に応援大使」のハッシュタグをつけて投稿。同8日には俳優の杏が自身のYouTubeチャンネルに劇中歌「Komuram Bheemudo」を耳コピでカバーした動画をアップ(https://youtu.be/-R7If5xlVPY)。概要欄には「映画『RRR』に魅了されすぎて、いてもたってもいられなくて歌ってみました!」「5回観ましたが何百回でも観られます…!!」と書き込んでいる。「アカデミー賞」で歌曲賞を受賞した暁にはさらに大きな旋風を巻き起こしそうだ。

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