プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

映画・アニメ

「第95回アカデミー賞」6部門ノミネート、ケイト・ブランシェット主演『TAR/ター』

ケイト・ブランシェット主演、映画『TAR/ター』(5月12日公開) (C)2022 FOCUS FEATURES LLC.の画像

ケイト・ブランシェット主演、映画『TAR/ター』(5月12日公開) (C)2022 FOCUS FEATURES LLC.

 現地時間12日(日本時間13日)に授賞式を控える「第95回アカデミー賞」に、作品賞、監督賞、主演女優賞(ケイト・ブランシェット)など主要6部門にノミネートされている映画『TAR/ター』(5月12日公開)の本予告映像とポスタービジュアルが到着した。

【動画】ケイト・ブランシェットの“怪演”に注目『TAR/ター』予告編

 本作は、世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ターを主人公に描く、サイコスリラーだ。

 ターは天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられた彼女は、追いつめられていく──。

 ポスタービジュアルは、陶酔するように指揮をするターの姿を切り取ったもの。見上げるように映し出されたその姿は、漆黒の背景に浮かび上がる「旋律 栄光 絶望 狂気」の文字を体現するが如く、尊大で孤独な彼女をより際立たせるデザインになっている。

 アカデミー賞の前哨戦として注目される「第80回ゴールデングローブ賞」で主演女優賞(ドラマ部門)、「第79回ベネチア国際映画祭」女優賞ほか世界の映画祭で驚異の60受賞289ノミネート、さらに『シンドラーのリスト』『LAコンフィデンシャル』『ソーシャル・ネットワーク』に続く史上4作目の主要批評家協会賞(ニューヨーク映画批評家協会賞/ロサンゼルス映画批評家協会賞/ロンドン映画批評家協会賞/全米映画批評家協会)での“最優秀作品賞制覇”など、世界の映画賞を席けんしている本作。

 最も注目を浴びているのは、芸術に全てを捧げ、さまざまな重圧から徐々に追い詰められていくリディア・ターという稀有なキャラクターを演じるケイト・ブランシェット。本作で「自身の最高傑作を塗り替えた!」と高い評価を受けており、すでに4度目となるゴールデングローブ賞、ベネチア国際映画祭女優賞、全米・NY・LAの批評家協会賞と名立たる賞を独占。『ブルー・ジャスミン』(2013年)以来となるアカデミー賞主演女優賞受賞への期待が高まっている。

 監督と脚本は、これまで手がけた長編映画『イン・ザ・ベッドルーム』と『リトル・チルドレン』で、2作ともにアカデミー賞脚色賞にノミネートされたトッド・フィールド。フィールド監督は、その鋭敏な表現力によって、絶対的な権力を振りかざす天才指揮者リディア・ターの物語を「唯一無二のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」と明かしている。フィールド監督にとって16年ぶりの作品となるが、「第95回アカデミー賞」では脚本賞に3作品連続でノミネートを果たし、作品賞・監督賞でも初ノミネートされている。

 脇を固める共演者は、『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルラン、『あの日のように抱きしめて』のニーナ・ホス、『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』のジュリアン・グローヴァ―、『キングスマン』のマーク・ストロングら、いずれも演技巧者ぞろい。

 音楽は、『ジョーカー』でアカデミー賞作曲賞を受賞した気鋭のチェリストであり、作曲家のヒドゥル・グドナドッティルが担当。美しいスコアで全編を彩っている。

ORICON NEWSは、オリコン株式会社から提供を受けています。著作権は同社に帰属しており、記事、写真などの無断転用を禁じます。

こちらの記事もどうぞ