『やっぱり、野球は最高だ』公式アンバサダー就任式に参加した杉谷拳士 (C)ORICON NewS inc.
昨季をもって現役を引退したプロ野球・元日本ハムファイターズの杉谷拳士(32)が6日、都内で行われたコラントッテ『やっぱり、野球は最高だ』公式アンバサダー就任式に参加した。
やや緊張の面持ちで登場すると「カメラの数もびっくりしているんですけど…。なんか緊張感がスゴい」と照れ笑いを浮かべていた。引退会見で現役を“引退”ではなく、“前進”と表現。野球漬けの日々から“前進後”の心境を問われると「今まで、毎日、野球をやっていましたし、それがなくなって、どんな生活なのか不安はあった」というが「いろんな人とつながりを持てましたし、右も左も分からない状態から始まりましたけど毎日、ワクワクしています。毎日、充実しています。勝負は、これからですから」と笑顔を見せた。アンバサダーとしては「野球というスポーツで地球に笑顔を届けたい」と意気込んでいた。
イベントでは、“最高”だったことについてトークすることに。これまでの野球人生で最高だった瞬間について杉谷は「スギノール誕生」とした。2019年5月23日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、スイッチヒッターの杉谷が左右両打席で本塁打を放った。セギノール以来12年ぶりで杉谷は「なかなか達成できない記録を達成できた。うれしかったんですけど、何よりベンチで『セギノール以来だよ』とお聞きした時に、その場で思いついた言葉が『きょうから僕はスギノールですね』と。プレーもよかったし、コメントもよかった。スギノール誕生が最高のプレーだった。あの時は体もキレていましたし、トークもキレていた」とニヤリとしていた。
この日は、埼玉西武ライオンズの球団職員で球場アナウンスも務める鈴木あずささんが登場。西武の本拠地であるベルーナドームでは、杉谷を球場アナウンスでイジり、大きな人気を集めていた。PR動画も公開。杉谷がプレーしている中で鈴木さんがアナウンス風にナレーションを担当している。「リアル野球盤以来のグラウンドインでした」と明かした杉谷は「どう見てもカッコいい。ハリウッド俳優風に撮ってもらうことはなかった。オファーが殺到するんじゃないですか?」とご満悦だった。