プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

映画・アニメ

永瀬廉、ドラえもんの「パーフェクトじゃなくていい」に共感「アイドルにも通じる」

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(3月3日公開)ソーニャ役の永瀬廉(King & Prince)(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.の画像

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(3月3日公開)ソーニャ役の永瀬廉(King & Prince)(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.

 人気グループ・King & Princeの永瀬廉が、3日に全国公開となる『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』に、オリジナルキャラクターのパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ役として出演(声)する。今回の物語は、「僕の生き方というか、アイドルをしていく上の考え方にも通じる」と思ったそう。インタビューでは、映画の見どころや公開を控えた今の気持ちなども話してくれた。

【写真】密着してにっこり!永瀬廉&ドラえもん

 本作は、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『リーガルハイ』シリーズ、『コンフィデンスマンJP』シリーズなど数々のヒット作を生み出し、放送中の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)も手がけている古沢良太氏が、初めての映画ドラえもんシリーズでオリジナルストーリーを書き下ろした。空に浮かぶ、誰もが幸せに暮らせて何もかもが完璧な理想郷<パラダピア>を舞台に、ドラえもんたちが大冒険を繰り広げる。

 永瀬が演じるソーニャは、<パラダピア>の街で人々の安全を守る役割を担っている。最初はドラえもんたちを敵と思って攻撃してしまうが、次第に打ち解けて友情を育んでいく、今作の超重要キャラクターだ。

――収録を振り返っていかでしたか?

【永瀬】冒頭で「私はパーフェクトネコ型ロボット、ソーニャ」と自己紹介するせりふがあるのですが、自分で自分のことを「パーフェクト」って…。言う機会がないから言い慣れていないし、内心すごく照れくさかったです。

――声優初挑戦ですが、やってみたいと思っていたのですか?

【永瀬】周りから「いい声しているね」「声の仕事もやってみたら」と言われることが増えてきて、自分ではわからないけれど、周りの人たちが「いいね」と言ってくれるのであれば、一つの武器になるかもしれないから、機会があったらチャレンジしてみたいと意識し始めたところで、お話をいただいたのが『映画ドラえもん』だったので、驚いたけどうれしかったです。

――やってみてどうでしたか?

【永瀬】自分の中の可能性を広げてもらったな、と思っています。ちょっと前までは、できるとも思っていなかったので、自力では出会わなかったかもしれない景色を見ることができたというか、声の仕事ももっとやってみたいという新たな意欲を持つことができたのは大きかったと思います。

――本作で永瀬さんが最も共感したところは?

【永瀬】映画の終盤、ドラえもんがパーフェクト小学生になりたいと望むのび太君に言うあるせりふに、すごく共感しました。パーフェクトを目指すことも大事なことかもしれないけど、そもそも短所がまったくないパーフェクトな人間なんていないと思いますし、ちょっとダメなところも含めてあなたなんだよ、それが個性なんだよ、というメッセージを受け取って、グッときました。僕の生き方というか、アイドルをしていく上の考え方にも通じるところがあるな、と思いました。

――芸能活動をする中でそのような考えを持つようになったのですか?

【永瀬】デビュー前ですね。中島健人(Sexy Zone)君みたいな常にキラキラしている王子様のような完璧なアイドルになろうとして、無理して取り繕っている自分に気がついてしんどくなった時期があったんです。だったら自分らしく自然体でさらけ出して行こうと思いました。嫌いなら嫌いでいい。ダメなところも含めて好きになってくれて、応援してくれる人もいてくれる。自然体で行こうと思えるようになったのは、玉森裕太(Kis-My-Ft2)さんの影響も受けているかもしれないです。玉森さんもすごく自然体な方で、尊敬しています。

■「ドラえもん」の思い出を上書きできた

――声優発表の時、「小さいとき熱で学校を休んだ時に、ドラえもんの映画を観て元気をもらうっていう習慣があった」と話していましたが、きっかけは?

【永瀬】物心ついた頃にはテレビシリーズを観ていたのですが、大阪に住んでいた小学校低学年の頃、近所のビデオレンタル店に行ったら、店員さんが「ドラえもん好き? これあげる」と、『映画ドラえもん のび太の大魔境』(1982年)のVHSをくれたんです。ちょうど、VHSからDVDに切り替わる時期だったらしく処分するところだったみたいで。それを何度も観て、体調を崩している時に観るとしんどいことを忘れさせてくれた、そういう思い出があります。

――では、一番好きなドラえもんの映画は『のび太の大魔境』ですか?

【永瀬】『のび太と空の理想郷』ですね。声優に初挑戦した作品で、「ドラえもん」の思い出を上書きしていただいたので。今の子どもたちに観てもらえる映画になったという喜びもありますし、感動もしています。

――何度も聞かれていると思うのですが、好きなひみつ道具は?

【永瀬】『のび太の大魔境』に出てくる「植物改造エキスII」。木に注射すると、枝が渦巻き状に伸びて、木のてっぺんでみんなが食事するスペースができるんですけど、それを使って森の中に自分の家を作りたいです。知ってる人いますかね?

――『ドラえもん』に登場する好きなキャラクターは?

【永瀬】ミニドラ(ドラえもんと同じ形の小型ロボット)が好きです。ミニドラがたくさん出てくるエピソードが印象に残っています。かわいいですよね。

――最後に、『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の公開を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

【永瀬】映画が公開される3月、春は新しい出会いや新しい挑戦が始まる季節ですが、今回の映画は春にぴったりだと思います。自分に自信が持てないとか、マイナスに感じている自分の性格も個性だし、いろいろな人がいるから世界は面白いんだ、ということをドラえもんたちが伝えてくれる作品です。小学校の新一年生から新社会人、誰が観ても心に刺さるストーリーだと思います。

ORICON NEWSは、オリコン株式会社から提供を受けています。著作権は同社に帰属しており、記事、写真などの無断転用を禁じます。

こちらの記事もどうぞ