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”安楽死”を巡る父娘の葛藤を描く、フランソワ・オゾン監督作『すべてうまくいきますように』

映画『すべてうまくいきますように』(2月3日公開) (C)2020 MANDARIN PRODUCTION - FOZ - France 2 CINEMA - PLAYTIME PRODUCTION - SCOPE PICTURESの画像

映画『すべてうまくいきますように』(2月3日公開) (C)2020 MANDARIN PRODUCTION - FOZ - France 2 CINEMA - PLAYTIME PRODUCTION - SCOPE PICTURES

 フランスのフランソワ・オゾン監督作『すべてうまくいきますように』が、2月3日より全国公開される。本作は、オゾン監督がフランスの国民的俳優ソフィー・マルソーと初タッグを組み、”安楽死”を巡る父娘の葛藤を描いたフランス映画。これまでも“死”にまつわるテーマを繰り返し描いてきたフランソワ・オゾンの集大成的作品だ。

【動画】予告編&ソフィー・マルソーのインタビュー&NG映像

 芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心にあふれ、何より生きることを愛していた85歳の父アンドレ(アンドレ・デュソリエ)が突然、安楽死を願う。脳卒中で倒れたことによって、右半身不随になってしまった現実が受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいと娘のエマニュエル(ソフィー・マルソー)に頼んだのだ。

 小説家のエマニュエルは妹のパスカル(ジェラルディーヌ・ペラス)と、父の気が変わることを望みながらも、安楽死の選択はフランスの法律では難しいため、スイスの合法的に安楽死を支援する協会とコンタクトをとる。

 一方で、リハビリが功を奏し日に日に回復する父は、孫の演奏会やお気に入りのレストランへ出かけ、生きる喜びを取り戻したかのように見えた。だが、父はまるで楽しい旅行の日を決めるかのように、娘たちにその日を告げる。娘たちは戸惑い葛藤しながらも、父と真正面から向き合おうとする。さまざまな人の複雑な想いが交錯するなか、“最期の日”が近づいてくる。

 主演のソフィー・マルソーは、『ラ・ブーム』(1980年)の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなり、今なおフランスの国民的俳優として愛され続けている。

 また、主人公の母親役として、これまで『まぼろし』(2001年)、『スイミング・プール』(03年)、『17歳』(13年)でオゾン監督とタッグを組み、そのつど圧倒的な存在感を示してきたシャーロット・ランプリングが出演している。マルソーとランプリングも、本作が初共演となった。

 マルソーはインタビューにおいて、「今回初めてシャーロット・ランプリングと仕事をしましたが、彼女は素晴らしい輝きを放つ人でした」とランプリングの演技を絶賛。また、オゾンは二人について、「本作はソフィー・マルソーについてのドキュメンタリーのような側面もある。『まぼろし』がシャーロット・ランプリングについてそうだったようにね」と明かしている。

■カンヌの浜辺でソフィー・マルソーにインタビュー

 ソフィー・マルソーのインタビュー映像も到着。フランス・カンヌの潮風のなか、日焼け姿のソフィー・マルソーが取材に応じ、自身の役柄や作品のテーマ、フランソワ・オゾン監督との仕事、そしてフランスにおける安楽死の状況にまで話が及んだ。

 マルソーは本作について「死と愛と人生について語るシンプルな映画」と語り、「笑えて、泣けて、まさに人生ね」と笑ってみせる。また、オゾン監督について話が及ぶと、「彼の監督デビュー作を見た時が始まりね。第1作から傑作だったのよ。それ以来、欠かさず見ている」と、監督の長年のファンであったことを明かし、本作で念願の初タッグが叶った。

 最後に話題は安楽死の話に。マルソーは「フランスで安楽死は非合法だから、自殺をほう助することは禁じられている」と述べつつ、「これを観れば、どう死にたいかを考えるきっかけになるでしょう。普段、話題にしないからこそ意味がある」と、その先の希望を見据えていた。

 また、映像の最後には、インタビューのNG集を特別に収録。インタビュー中に雨風が強くなったり、楽器の音が聞こえてきたり、突然のハプニングを笑って切り抜ける、マルソーのお茶目な姿を見ることができる貴重な映像となっている。

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