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『ドンブラザーズ』ロスになりそうな人へオススメの特撮作品は? 【篠宮暁の特撮ヤベーイ!】第19回

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演する(左から)鈴木浩文、志田こはく、樋口幸平、柊太朗、別府由来 (C)ORICON NewS inc.の画像

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演する(左から)鈴木浩文、志田こはく、樋口幸平、柊太朗、別府由来 (C)ORICON NewS inc.

 ピン芸人・オジンオズボーン篠宮による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第19回は、残り少なくなっても先の全く読めない『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が好きな方へオススメの特撮作品を紹介する。

【動画】【ドンブラザーズ】ドン45話「カカむらガガむら」予告

 本日で45話目が放送され残すところあと5話となった『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。タイトルに「ジャー」がつかない久々のスーパー戦隊ということで、どんな斬新な作品になるのだろうと思った頃から早一年。ふたを開けてみれば予想以上に戦隊の固定観念を壊しにかかっていて、どう見ていいのか、なかなかわからなかったほど。いや壊しにきてることすら気づくのに時間がかかったというのが正直なところ。しかし見方がわかってからは毎週楽しむと同時に未知の領域に突き進んでいく『ドンブラザーズ』にスリルを感じていたし、それを求めるようにもなっていった。

 このあたりが数ある戦隊作品、いや特撮作品の中でも唯一無二の魅力として輝いており、多くの視聴者を虜にしていった理由だと思われる。『ドンブラザーズ』はメンバーがバラバラな体型であることや、メンバーのイヌブラザーとキジブラザーがCGで描かれてること、ピンクなのに男性が変身したり、前作『機界戦隊ゼンカイジャー』から引き続き主人公の五色田介人が続投するなど、放送開始前からとかく斬新だ斬新だと騒がれていた。しかし、物語が進んでいくと騒がれていた斬新さが斬新だと思わなくなるほど内容がとにかく新しかった。

 戦隊お決まりの名乗り、決めポーズは全然やらない。引っ張って引っ張ってやっと見せたのはなんと夏映画の劇中。お互いの正体をバラさない。徐々にバレていくもイヌブラザーの正体がやっとバレたのが先週放送の44話目。44話目でやっと全員そろっての変身披露。当然めちゃくちゃかっこいいメンバーそろっての同時変身。どこでどうやってそろうんだろうと全てのドンブラファンが期待してた素面での大集合をまさかのドンブラ色全開で思いっきりスカす。ぜいたくすぎる演出。どう転んだって100%エモくなるところをエモくしない。フリにフって全力で空振りする。あまりにも自然にそろうものだから、あれ?イヌブラザーこと犬塚翼の正体バレたシーン飛ばしてしまってる?と自分を疑ったほど。これぞドンブラザーズ。大好き。

 こんなぶっ飛んだ作品を執筆されてるのは井上敏樹大先生。数々の特撮作品でも脚本を担当されているが、その中でも『ドンブラザーズ』に最も近い作品は1996年に放送されていた『超光戦士シャンゼリオン』と言えるだろう。主人公の涼村暁は女好きの遊び人というヒーローらしからぬキャラクター。戦いの途中でピンチになった時に大勢のガールフレンドが助けに来る回があったり、東京都知事に立候補する回があったり、同僚のクレジットカードで買い物しまくる回があったりと『ドンブラザーズ』に引けを取らない暴れっぷり。劇中で『シャンゼリオン』の番組を見てる家庭のリビングの様子が描かれるメタフィクション的な演出の回も秀逸で、これを30年近くも前にやっていたことに驚く。

 そして2013年の『衝撃ゴウライガン』もドンブラザーズ味がかなりある。この作品は東映特撮ではなく『牙狼』シリーズの雨宮慶太氏が総監督を務められていることもあり。『牙狼』の世界観に近い作品なのだが、特撮の聖地、岩舟山にてそれまでの作品のテイストを無視していきなり戦隊のパロディが入ったり、着ぐるみのまま温泉に浸かったりと思わず笑ってしまう展開が幾度もなされる。『ドンブラザーズ』好きな方なら『シャンゼリオン』と『ゴウライガン』に心を奪われることだろう。

 残り5回まで迫ってもどんな形で終わるのか全く読めない『ドンブラザーズ』。しかし『シャンゼリオン』、『ゴウライガン』の最終回を見てもわかるように、予想のななめ上をいくことは間違いない。

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