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「キミ、誰?」ガラス越しの“猫影”に保護猫もびっくり、自ら施設を訪れたケガした猫「二度も不幸にすることはできない」

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ガラス越しの“猫影”に保護猫も興味津々!(写真:ねこけんブログより)

 多くの猫を保護してきたNPO法人『ねこけん』には、一般の人たちから「外で暮らしている猫を保護してほしい」「ケガをしていた」などの通報が多く寄せられる。人間側が猫を発見、心配して…という場合が多いが、ときには猫のほうから『ねこけん』を訪れることも。代表理事・溝上奈緒子氏にどんなケースがあるかを聞いた。

【ビフォーアフター】“猫影”の正体はコイツだった! 痩せてケガした猫がゴロゴロ美猫に仰天チェンジ!

■ガラス越しに現れた猫影、ケガした猫が自らやってきた

 ある日、『ねこけん』の仮住まいシェルターの窓越しに、ボヤけた猫影(?)が映った。シェルター内にいた保護猫も興味津々のようで、外にいる影を凝視。その場にいたボランティアメンバーは、「これはいかん!」とすぐに表に回り、確認をしたそうだ。

 そこにいたのは、キジ白の痩せたオス猫で、耳にVカット(不妊・去勢手術を施した目印)はない。試しにゴハンをあげてみると、おなかを空かせていたようでガツガツと食べる。この猫は数週間前から近隣住民に目撃されていたようで、管理会社からは「保護してほしい」との要望があったという。

 このように、猫の方から人間の住まいに訪れるケースは時々あるそうだ。

 「おそらく、もともと飼われていた猫なのだと思います。それも、外にも出られる自由飼いだったのではないかなと。そうでなければ、猫のほうからやってくるような行動はとらないですからね」

 溝上代表がその猫を抱き上げると、すっかり安心した様子でされるがまま。なかなか人馴れした猫のようだ。だが、その痩せた体を調べてみると、ところどころにケガがあり、犬歯も折れている。

 「このまま放置していたら、ケガの傷は化膿してしまい、どんどん体力を奪っていくでしょう。それだけ、猫が外で生活するというのは過酷なことです。この猫がどのようにして飼い主から離れ、外で生きていたかはわかりませんが、二度も不幸にすることはできません」

 その後、ねこけん動物病院によって初期処置や去勢が行われ、猫は無事に保護猫の仲間入りを果たした。そして、付けられた仮名は「人馴れ五郎」…。とても個性的な名前をもらった猫は、『ねこけん』で新たな優しい家族を待っているところだ。

 同じように、自ら「家に入れて!」とやってきたのが、「撫子」と名付けられた猫だ。撫子は、昨年9月の台風の前日、ある家族の元に現れた。

 その家族は以前、『ねこけん』の保護猫を迎えてくれた人たち。近所で撫子を発見したが、自分から「家に入れて!」というようにグイグイ入ってくる様子に驚いたそう。この連絡を受けたボランティアメンバーが駆けつけ、無事に保護されるに至った。

 台風の前日ということで、『ねこけん』のある地域にも大雨が降っていたというこの日。ブログにも「こんなお天気の中、外の子たちが気にかかりますが…全部の猫さんを救うことはできない。でも…目の前に現れて『助けて』と訴えること見過ごすことはできません」と、綴られている。

 こうして、念願の室内に入ることができた撫子。さらに幸運なことに、最初に発見した人のお隣さんが、撫子を家族に迎え入れてくれたのだという。前述の「人馴れ五郎」と同じく、とても人間が好きな撫子は、苦手な猫も多いシャンプーでもゴロゴロべたべたの甘えん坊。今は新たな家族の元で、幸せな第二の猫生を送っている。

 「撫子や人馴れ五郎のような猫が家にやってきたら、もし飼えるようであればぜひ迎え入れてあげていただけたらと思います。難しい場合は、近くの保護団体などに相談するのがいいと思います」

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