『週刊朝日』2023年1月27日号表紙
朝日新聞子会社の朝日新聞出版は19日、総合週刊誌『週刊朝日』(毎週火曜発売)を今年5月末をもって休刊すると発表した。
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同社公式サイトに「『週刊朝日』休刊のお知らせ」を掲載し、「週刊朝日は、2023年5月末をもって休刊します。大正11(1922)年に創刊した同誌は、日本最古の総合週刊誌として100年余にわたって読者の皆様から多大なるご愛顧をいただきました。心より御礼申し上げます」と伝えた。
2022年12月の同誌平均発行部数は7万4125部だとし、休刊理由について「弊社の業績は堅調ですが、週刊誌市場の販売部数・広告費が縮小するなか、今後はウェブのニュースサイトAERA dot.や書籍部門に、より一層注力していく判断をしました」と説明。
その上で「当社のもう一つの週刊誌AERAは、AERA dot.との連携を強め、ブランディング強化をはかっていきます」とし、「今後とも当社の発行物、メディアに引き続き御愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます」と呼びかけた。
同誌は、1922年2月に『旬刊朝日』として創刊。政治・経済などの報道記事から生活情報までを網羅し、日本の週刊誌の先駆けとなった。硬派スクープや著名作家らの連載とともに、「女子大生表紙シリーズ」や「大学進学特集」などで時代を彩った。昨年2月に創刊100周年を迎えていた。