映画『とべない風船』の公開記念舞台あいさつに登壇した笠原秀幸 (C)ORICON NewS inc.
俳優の東出昌大(34)、笠原秀幸(39)が7日、都内で行われた映画『とべない風船』の公開記念舞台あいさつに登壇した。
東出は、豪雨災害で妻子を失い孤独に生きる島の漁師・憲二を、笠原は、憲二の漁師仲間・潤を演じた。笠原は「(東出と会うのは)初めてだった。撮影が始まる2日前ぐらいに初めて会って『じゃあ、ご飯に行こうか』と2人きりでご飯に行った」と秘話を明かす。互いに緊張し、ただただお好み焼きが焼ける音が響いていたそう。
そんな状況を打破するため、笠原は「親友役で、なるべくいろんな話をしたかった。東出くんに何か話さなきゃと思って『そうだ、東出くん。僕、あした結婚するんだ!』と」と初対面で翌日に結婚することを報告したそう。東出は「そうだ!」と爆笑しながら思い出し、笠原は「入籍する前日。独身最後のご飯は東出くんと2人で食べたお好み焼き。(『とべない風船』は)結婚後初の作品。まさに新婚ホヤホヤ。観ていただくと新婚のまなざしもあるかも」と話し、笑わせていた。
突然の報告だったが、もちろん東出も「おめでとうございます!」と祝福したそう。それからは毎日のように食事をともにしたそうで笠原は「そこから一気に昔からの親友のように。夜な夜な飲んで話しながら。そういう積み重ねが、シーンにつながっているのかなと見てもらえると思う」と胸を張っていた。
笠原は、2021年9月にNGT48およびAKB48の元メンバーで俳優・タレントの北原里英との結婚を発表していた。
同映画は、豪雨で家族を失い、心を閉ざした漁師の憲二(東出)が、人生に迷い疎遠になった父親に会いに島にやって来た元教師の凛子と出会い、家族でも恋人でもない二人の永遠に晴れそうにない心の行方を、美しい島々が連なる多島美(たとうび)を有する瀬戸内海の島を舞台に描いた感動作。
舞台あいさつには、三浦透子、浅田美代子、小林薫、宮川博至監督も参加した。