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ライトセーバーは出てこないのに本物の「スター・ウォーズ」 『キャシアン・アンドー』レビュー

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「スター・ウォーズ」実写ドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』ディズニープラスで配信中(C)2022 Lucasfilm Ltd.

 ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信中のオリジナルドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』。本日16日よりシーズン1の“ラス前”第11話が配信となった。

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 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)、そして『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)の5年前、帝国軍が銀河を支配する暗黒の時代を舞台に、これまで「スター・ウォーズ」の歴史において明かされてこなかった《反乱軍》誕生の秘話を描いている同作。

 極秘チーム「ローグ・ワン」の命がけのミッションに挑んだ名もなき戦士たちの一人であり、情報将校として活躍したキャシアン・アンドーの知られざる過去が徐々に判明していく中、帝国の圧政により自由を失い、苦しい生活を強いられた各地に潜む“反乱分子”が、まさに立ち上がろうとしている。

 本作の見どころを「スター・ウォーズ」カルトクイズ王者・藤井隆史さんに聞いた。

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 情報提供者を見切って抹殺し、ジン・アーソの父であるゲイレン・アーソの暗殺を実行しようとするなど組織や命令に忠実な非情さを持ちながらも、最後には希望を信じ、個人の信念を貫いたことで『ローグ・ワン』の中でも印象的なキャラクターとなったキャシアン・アンドー。

 本作はそんなキャシアン・アンドーのオリジンとともに、圧政を強めていく帝国とそれに抗う人々の反乱を、キャシアン・アンドーと交差するさまざまな立場のキャラクターの目線から描いていく群像劇です。

 「シリーズ史上初のスパイ・スリラー」と銘打たれているように、隠密に事を進めなければならないシチュエーションや、隠し事や駆け引きのある会話劇によって、スリリングなストーリーが楽しめます。

 じっくりとエピソードを積み重ねてディテールを掘り出し、時間をかけて描写することでキャラクターの心情がより細かに描かれ、「スター・ウォーズ」ギャラクシーの中で生きる人々の手触りを感じられることも出色で、これは映画よりも長い時間をかけて語ることができる連続ドラマシリーズというフォーマットならではの「スター・ウォーズ」と言えるでしょう。

 善悪の境界もキャラクターの視点によって変わっていくという、リアリティのあるドライなテイストは海外ドラマファンにも合うのではないでしょうか。

 全体的なアクションシーンの分量はこれまでのシリーズと比べて控え目ですし、おなじみのフォースやライトセーバーも登場しませんが、いざアクションとなれば張り詰めたテンションが一気に決壊したかのようにスピーディーで臨場感のあるシーンが展開。

 帝国の非道さを目の当たりにさせた上で、自由をその手に取り戻すために立ち上がる人々の戦いが描かれており、エモーショナルな見せ場が随所に用意されています。

 帝国軍、またこれに立ち向かう反乱勢力に属するそれぞれのキャラクターたちが、「キャシアン・アンドー」という謎めいた男を軸としてどのように糸が絡み合っていき、『ローグ・ワン』へと直結していくのか、最終回、そしてシーズン2の期待感は高まります。

 また、秘密主義で冷静沈着である一方、嘘を重ねて大義には興味がなく、したいことをして生きたいという「笑わないハン・ソロ」な側面も本作で明らかになるキャシアン・アンドーですが、そんな彼が抱える故郷の行方知れずの妹や、育ての両親といった家族への思いも気になるところです。

 「家族の物語」は、「スター・ウォーズ」シリーズで重要な要素のひとつ。キャシアン・アンドーの家族への思いが、このシリーズでどのように描かれていくのかも注目です。(了)

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