プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

映画・アニメ

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022」受賞結果発表

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 Powered by Hulu」ハイブリッド開催として初のグランプリは、韓国映画『アネモネ~子どもが見てはいけない童話』(チョン・ハヨン監督)に決定の画像

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 Powered by Hulu」ハイブリッド開催として初のグランプリは、韓国映画『アネモネ~子どもが見てはいけない童話』(チョン・ハヨン監督)に決定

 3年連続開催となるオンライン、そして、3年ぶりの現地夕張でのリアル開催という、映画祭として初めてのハイブリッド式で7月28日~8月1日にかけて開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 Powered by Hulu」。最終日の1日にクロージングセレモニーが行われ、各賞の受賞者が発表された。

【画像】受賞作品のメインカット

 本年度のグランプリは『アネモネ~子どもが見てはいけない童話』(チョン・ハヨン 監督)が受賞。シネガーアワード(道内外の映画業界関係者によって選出される賞)とのダブル受賞となった。

■ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門

◆グランプリ:『アネモネ~子どもが見てはいけない童話』(チョン・ハヨン監督)

 グランプリを受賞したチョン・ハヨン監督は「シネガーアワードもいただいていたので、本当に思いもよりませんでした。映画祭関係者の皆様、ありがとうございました」と喜びのコメント。

 主演女優のチョン・イランは「本当も思っても見なかったです。役者としての演技は初めてだったのですが、本当に意義深い賞をいただきありがとうございます。最近、落ち込んでいたけれど、希望と夢をくださりありがとうございます。この気持ちを忘れないようにして『アネモネ』の蕾(つぼみ)が咲くように、頑張っていきます」と意気込みを語った。

◆審査員特別賞:『えんまさん』(鈴木智貴監督)

 鈴木監督は、「心臓が大変なことになっています」とコメント。司会を務めた笠井信輔アナウンサーから周囲からの評判について聞かれると「自分自身は気になるなと思っていたところが周りの人たちからは評判が良かったりして不思議な気分でした」と話していた。

◆北海道知事賞:『#ピリオド打ったらカタルシス』(CRAZY JOE監督)

 主演の山崎将平(※崎=たつさき)は、「ノミネートされただけでもうれしいのに、たくさんの人に見ていただけたと思うとよりうれしいです」と喜びの声を上げ、「撮りながら役を一緒に作っていく形でした」と振り返った。クレイジー・ジョー監督の妻でもある佐野円香プロデューサーは「すばらしい賞をありがとうございます。半年くらいかけて少しずつ撮っていて長期になってしまったので、たくさんの人が力を貸してくれてみんなで作り上げた作品なので、名誉な賞をいただけて光栄です」とコメントした。

◆フィルミネーション賞:『さようなら』(野村有志監督)

 フィルミネーション賞は、新映画監督の活躍を支援する同映画祭に賛同しがフィルミネーション株式会社よって、昨年度より新設された賞。

 野村監督が「初めて撮った映画でこのような賞をいただけてとてもうれしいです! (関西弁の本編の)字幕も用意しています!」とコメントすると、イルミネーション株式会社エグゼクティブアドバイザーの掛尾良夫氏は、「ぜひ海外に飛躍するよう期待しています!」とエールを送った。

◆シネガーアワード:『アネモネ~子どもが見てはいけない童話』(チョン・ハヨン監督)

 シネガーアワードは、南俊子賞(批評家賞)を受け継ぐもので、本年度は昨年に続き、STVラジオパーソナリティー・工藤じゅんき、キネマ旬報編集部・川村夕祈子氏によって選出された。

 チョン監督は「映画祭に招待されただけでも感謝の気持ちでいっぱいだったのに、このような大きな賞をいただけて本当に幸せで胸がいっぱいです」。チョン・イランも「この賞は私だけでなく全ての人がいただく賞だと思っています。インディペンデンスで頑張る監督・俳優さんみんなに感謝の気持ちを伝えたいです。インディペンデンスの映画、そして私たちの発展を願いながら、本当にありがとうございます」と熱い思いを語った。

 工藤じゅんき氏は「一発逆転・宝くじという誰もが共感するものをテーマに、テンポよくユーモアも交え、体当たりの演技で魅せてくれました。主演女優のチョン・イランさんの、夢を掴み損ねた表情が今も焼き付いています」と評価した。

 審査員長を務めた、佐藤佐吉(映画監督/脚本家/俳優)は「今回は5つの視点で審査させていただきました。【今見るべき映画か】【作品のテーマ】【キャラクター】【エモーショナルな部分に訴えかける作品か】【最後まで楽しめる作品か】。今回、『アネモネ』は全ての要素が完璧に出されていて本当に面白く、非常に完成度が高い作品でした。ほかの5作品もアイディアが斬新で最後まで楽しめる作品だらけでした。ぜひ、今後とも面白い作品を期待しています」と総評し、映画の明るい未来を願った。

■京楽ピクチャーズ.プレゼンツ インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門

◆グランプリ:『ただの夏の日の話』(松岡芳佳監督)

 松岡監督は「事前に受賞の連絡が来るのかと思っていました!」と驚きながらも「コロナ禍で撮影したのですが、自分の足元にある小さい奇跡に気づくきっかけになればと思って撮影をしました」とコメント。審査員長を務めた池島ゆたか(映画監督)は「完璧な25分でした。テーマ性・エンタメ性ともに文句のない、私の中ではダントツの一等賞でした。脚本・演出・撮影・2人の役者、そしてなんと言っても群馬県桐生というロケーションは風景だけでもエンタメでした。いいものを見せてもらいました!」と大絶賛だった。

◆優秀芸術賞:『サンナクチ 生きたタコ』(フランソワ・ガエル監督)※韓国

 ガエル監督は「どうもありがとうございます」と日本語であいさつし、受賞には驚きを隠せない様子で、「撮影で難しい部分もありましたし、俳優の皆さんにも映画祭にも感謝でいっぱいです。賞をいただけるとは夢にも思いませんでした」と喜びのコメント。審査員のイ・テギョン(韓国俳優)は「特別なとても強烈な映画でした」と評価した。

◆優秀芸術賞:『アンハイムリッヒ』(ファビオ・コロンナ監督)※メキシコ

 コロンナ監督は「自分でもとてもびっくりしています。この作品を日本の皆さんにお届けできてとてもうれしく思います」とコメント。審査員の北條誠人氏(ユーロスペース支配人)は「表現したいという熱い気持ちがとても感じられ、賞に値すると思いました。ただ怖いだけでなく、過去の古典作品へのオマージュや引用なども見られ、ますますひかれました」と選出理由を語った。

◆優秀芸術賞:『現代版 城崎にて』(太田信吾監督)

 太田監督は「コロナ禍でどうしたらいいのかわからなくなっていた時に希望を見出したいと思って撮影しました」とコメント。イ・テギョンは「誰かを慰めるために撮影している監督の気持ちも伝わってきてすごくよかったです」と話した。

 最後に、審査員長の池島より「短編24作品、日常的なものからものすごく大作感のあるものまであり、楽しませてもらいました。これからも継続していけたらと思います」と総評した。

ORICON NEWSは、オリコン株式会社から提供を受けています。著作権は同社に帰属しており、記事、写真などの無断転用を禁じます。

こちらの記事もどうぞ