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天心VS武尊は、なぜ“運命の一戦”となったのか【Vol.4】まさかの電撃サプライズ、ついに実現へ!

『Yogibo presents THE MATCH 2022』で対戦する那須川天心(左)と武尊の画像

『Yogibo presents THE MATCH 2022』で対戦する那須川天心(左)と武尊

 那須川天心(23)と武尊(30)、現在の日本の格闘技でトップに君臨する2人による“運命の一戦”が行われる『Yogibo presents THE MATCH 2022』が、19日に開催される。昨年12月の対戦発表は日本中を驚かせ、会場は日本最大級の広さを誇る東京ドームで5万人以上を収容、さらにリングサイド最前列のチケット価格が300万円ということも大きな話題となったが、そのチケットも即完売した。

【独占動画インタビュー】天心戦に向けてボルテージMAX!意気込みを語る武尊

 日本中に待望されるこの試合は、なぜ“運命の一戦”と呼ばれるのか。多くの人が実現を期待しながらもなかなか決定しなかったこの試合が、なぜこのタイミングで実現するのか。ORICON NEWSでは、2人のファイターが1つのリングにたどり着いた軌跡を格闘技の歴史を振り返りながら紹介する。第4回は、2人の運命が大きく離れた2018年から、再び急接近した2020年まで。

■世界中が注目したメイウェザー戦 格闘家としても人間としてもさらに進化した天心

 K-1の運営会社の訴訟により、2018年から武尊への対戦希望を明言することはなくなった天心。一つの大きな目標は失われたが、それでもRISEとRIZINのリングで激しい戦いを繰り広げながら勝ち星を重ねていき、同年9月にはRIZINバンタム級王者の堀口恭司とキックボクシングルールで対戦し大きな話題となった。着実に戦いの幅を広げ続ける天心に、その年の大みそかに過去最大の対戦相手が用意された。その名は、ボクシングの元世界5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア。

 ボクシングで史上初めて無敗で5階級制覇し、通算戦績は50戦50勝、試合のたびに記録的なPPVを売り上げて大金を生み出すことから“マネー”の異名を持つ、まさに伝説的ボクサー。2017年8月に行われたUFC2階級王座のコナー・マクレガーとの一戦は、アメリカ歴代2位のPPV売上となる430万件、同じくアメリカ歴代2位のチケット収入5540万ドルを記録。メイウェザーはこの1戦のみで、約300億円を稼いだといわれている。

 そんな生きる伝説が、マクレガー戦の次の対戦相手として天心を選んだ。公式記録に残らない「エキシビションマッチ」だが、世界中から注目され、普通の格闘家なら到底たどり着くことのできない大舞台。2018年の大みそか、試合開始のゴングからわずか2分19秒で敗れた天心は大粒の涙を流したが、試合後には「もう怖いものはない」と早くも前を見据えた。この試合に前後してメディア露出も増え、もはや知名度も武尊に匹敵するほどに急上昇。初めてのダウンは、格闘家としても人間としても大きく進化する経験となった。

■武尊の魂の叫び「僕が一番やりたい」“幻の一戦”に再び実現の可能性が

 一方、2018年の武尊も絶好調で、3月に階級を上げてスーパー・フェザー級のベルトを獲得し、K-1史上初の3階級制覇を達成。9月の試合にも1ラウンドでKO勝利し、12月には王者として挑戦者の皇治を迎え撃ち、見事に防衛を果たした。試合後のリング上で、皇治の格闘技を盛り上げたいという思いを感じていた武尊は、長年にわたり胸のうちに秘めていた思いを、ストレートに叫んだ。

「団体の壁とかいろいろあるけど、正直(戦ってほしい相手がいることは)分かってますよ。でも僕はあえて実現できないことを中途半端なことは言いたくないんです。僕は中途半端なことを伝えたくないし、僕は格闘技界を変えるってずっと言ってきているので、時期は分からないですけど、僕は必ず実現させようと思ってるので、そして、実現させるだけじゃなくて、僕は勝つ気でいます。そしてずっと僕が言ってることを僕が証明するので、これからも来年も再来年もずっとK-1について来てください。絶対損はさせません。これからも応援お願いします。K-1最高!」

 名前こそ出さないが、明らかに天心を意識した魂の叫びに、ファンは大きな拍手で応えた。試合後の会見でも、「ずっと周りから言われ続けて…みんな見たいって言うけど。僕が一番やりたい」と思いの丈を吐露した武尊。SNSで“天心から逃げている”と批判されることについて「ストレスもあって。どれだけ強い選手に勝っても認めてもらえない。僕だけじゃなくてK-1が悪く言われることも悔しくて」と打ち明けた。もう実現することのない“幻の一戦”と思われた試合が、武尊の魂の叫びにより、再び実現の可能性が芽生えてきた。

 武尊の発言から9ヶ月後の19年9月、天心もRISEでの試合後に「武尊選手、自分にはやりたいことがたくさんあります。僕は逃げも隠れもしないです。さっさと正式な話をください。俺は待ってます」と、ストレートに対戦を呼びかけた。

■コロナ禍で停滞した格闘技 そんなムードを吹き飛ばす武尊の行動にファン大興奮

 多くの格闘技ファン、そして何よりお互いが最も望んでいる試合。しかし、2人の存在が格闘技界の枠を超えて大きくなりすぎたゆえに、一向に実現の気配は見せない。そして時は2020年になり、世界中を新型コロナウイルスが襲った。格闘技界の動きもストップし、大会も開催ができず、なんとか開催できても観客は制限され海外から選手を呼ぶこともできない。他のスポーツやエンタメ同様、格闘技界も大きな閉塞感に包まれてしまったが、そんなムードを一瞬で吹き飛ばすような特大のサプライズが、その年の大みそかのRIZINにやってきた。

 天心の試合直前、何の前触れもなく武尊が会場に姿を現してリングサイドで試合を見守ると、勝利した天心と言葉を交わした。全国中継されているカメラの前で、ついに2人の対面が突然に実現したのだ。武尊はバックステージで会見し「来年(2021年)実現させる決意を込めてRIZINの会場に来場しました」と断言。「この試合をやるためには中立なリングで、僕はK-1王者として、天心選手はRISEのチャンピオンとして、格闘技界をひとつにするための試合にしないといけないと思うので、僕の理想はK-1でもRIZINでもないリングを作ってそこでやりたい」と思いを明かし、K-1での自身の試合を会場で見てほしいと天心に呼びかけた。

 天心も試合に勝利後、リング上から「武尊選手、来てくれてありがとうございます。まだ何も決まってないんですけど、一緒に格闘技を盛り上げましょう」と語りかけ、単身でRIZINの会場に来た武尊への敬意を表して、翌年3月のK-1での武尊の試合をリングサイドで観戦。勝利した武尊が「天心選手と最高の舞台で最高の試合をしたいです!」とアピールし、幻のまま終わると思われた一戦が、一気に実現ムードに向かっていった。

 しかし、試合の実現にはそこからさらに1年以上の時間が必要となるのであった。

◆『Yogibo presents THE MATCH 2022』はABEMA PPVで全試合完全独占生中継。通常のアングルに加え、300万円のVVIP最前列席と同じアングルで試合を楽しめる“300万シートアングル”にて、全試合を視聴できる一般チケットが5500円、天心と武尊のそれぞれの応援チケットが7700円で販売中。

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