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第167回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 鈴木涼美氏が芥川賞初候補に

『第167回芥川龍之介賞』候補作に決定した鈴木涼美氏(C)石垣星児の画像

『第167回芥川龍之介賞』候補作に決定した鈴木涼美氏(C)石垣星児

 日本文学振興会は17日、「第167回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の候補10作を発表した。2009年から14年まで日本経済新聞社で勤務し、以降は精力的に執筆活動を行っている鈴木涼美氏(38)が『ギフテッド』(22年『文學界』6月号)で、芥川賞に初候補入りを果たした。

【写真】『第167回芥川賞・直木賞』候補者一覧

 芥川賞の候補は小砂川チト氏(32)の『家庭用安心坑夫』、鈴木氏の『ギフテッド』、高瀬隼子氏(33)の『おいしいごはんが食べられますように』、年森瑛氏(27)の『N/A』、山下紘加氏(28)の『あくてえ』の全5作。小砂川氏、鈴木氏、年森氏、山下氏は初候補、高瀬氏は2度目となる。

 直木賞の候補は河崎秋子(42)(※崎はたつざき)の『絞め殺しの樹』、窪美澄氏(56)の『夜に星を放つ』、呉勝浩氏(40)の『爆弾』、永井紗耶子氏(45)の『女人入眼』、深緑野分氏(38)氏の『スタッフロール』の全5作品。河崎氏と永井氏は初候補、窪氏と呉氏と深緑氏は3度目

 両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。

 選考会および授賞作発表は7月20日に実施。受賞者が都内および近郊在住の場合、発表当日に共同記者会見が行われる予定。贈呈式は8月下旬に都内で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が与えられる。

■第167回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)※作者五十音順・敬称略
小砂川チト『家庭用安心坑夫』(『群像』六月号)
鈴木涼美『ギフテッド』(『文學界』六月号)
高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』(『群像』一月号)
年森瑛『N/A』(『文學界』五月号)
山下紘加『あくてえ』(『文藝』夏季号)

■第167回直木三十五賞 候補作(出版社)
河崎秋子(※崎はたつざき)『絞め殺しの樹』(小学館)
窪美澄『夜に星を放つ』(文藝春秋)
呉勝浩『爆弾』(講談社)
永井紗耶子『女人入眼』(中央公論新社)
深緑野分『スタッフロール』(文藝春秋)

■選考委員
【芥川賞】小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一
【直木賞】浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき
※五十音順・敬称略

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