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クミコ、世界的反戦歌「愛しかない時」MV公開 

クミコの画像

クミコ

 歌手のクミコが6月15日に先行配信、8月10日にCDリリースするシングル「愛しかない時」のミュージックビデオ(MV)が14日、日本コロムビアの公式サイトで公開された。

【動画】クミコ「愛しかない時」ミュージックビデオ

 クミコは、美輪明宏、金子由香利、戸川昌子などを輩出した今はなき伝説のシャンソン喫茶・銀巴里で1982年にデビューしてから今年で40周年。その記念企画として、クミコが27歳の時に初めて日本語詞をつけ歌唱した自身の原点といえるシャンソンの名曲「愛しかない時」を新録音した。

 制作過程は紆余曲折の道のりだった。レコーディングを目前に控えた2022年2月末、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。「愛しかない時」は、シャンソン歌手ジャック・ブレルが作詞作曲した世界的反戦歌であり、またクミコはテレビ番組のドキュメンタリー取材でウクライナを2度訪問したことがあるため、この反戦歌とどう向き合うべきか悩み、一時は歌えない状態なってしまった。

 しかしある日、悩んでいたクミコのもとに、ウクライナ訪問時に通訳を担当し帰国後も交流を続けていたキーウ近郊在住のウクライナ人・ヴィタリーさんからメールが送られてきた。ヴィタリーさんは家族と共に国内の西側へ逃げる車の中でクミコの歌を聴いているという。するとクミコは、ヴィタリーさんに向け、「愛しかない時」をアカペラで歌い動画メッセージを送ると、「歌を聴いて涙があふれました。その涙と共に悲しみが少し体の外へ出ていきました」とヴィタリーさんからメッセージを受け取ったのだという。

 これをきっかけに、今は無力に感じるけれど、平和を願い歌い続けること、それが歌い手が唯一できることなのではないかと思い、国籍も年齢も関係なく、人間同士の繋がりや愛を伝え、「愛しかない時」をこれからも歌い続けていくことをクミコは決意できた。

 このような様々な思いや経緯を経て実現したレコーディング風景を撮影したミュージックビデオが14日、公開された。

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