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『水どう』鈴井貴之「人は他人との交流で成長する」 想定外の笑いが起きた舞台で実感

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鈴井貴之

 CSチャンネル「衛星劇場」で12日午後4時より、舞台『TAKAYUKI SUZUI PROJECT OOPARTS vol.6 「D-river」(ドライバー)』がテレビ初放送される。『水曜どうでしょう』の“ミスター”こと鈴井貴之氏のプロジェクト「OOPARTS(オーパーツ)」の舞台作品第6弾で、今年2月に東京・サンシャイン劇場などで上演された作品。放送に先駆け、鈴井氏へ作品に魅力などを聞いてみた。

【写真】どんな舞台?クールでコメディー!舞台「D-river」の名場面カット

 鈴井氏が演出し、渡辺いっけい、温水洋一、田中要次らが出演した今作。反響については「反応がよかったですね! キャストも演技がうまい方々で、初日からマスク着用ではありましたが、笑い声が劇場に響いてうれしく感じました」と安堵。

 コロナ禍での上演となったが、久々に観客たちと交流ができた中、『水どう』などさまざまな場面で人との交流を楽しんできた鈴井氏にとって、コロナ禍を経ての“人”との交流はどのような価値観になったのだろうか。

 「覚悟を決めて劇場に足を運んだ方、チケットを購入したけど直前で断念する方など、SNSでリアクションをしていたので、チケットは売れてはいても空席がある。そのようなことはありましたが、空席の意味が違うなと思いました。その空席にある悔しい思いというのを感じました。空席からのメッセージが聞こえるのは初めての体験でした」

 「けいこをすることで俳優、スタッフと関わることで舞台が成立するわけですが、コロナ禍となり、人との関わりを減らすことで『何かできないだろうか?』という発想になりました。ですが、いろんな考えを持つ人たちと交流することによって、新たな気づきや自分をステップアップさせる要因になることを強く感じた期間だったと思います」と振り返った。

 『新たな気づき』という点は、舞台公演で感じたそうで「『ここで、笑いが起きるだろう』と想定していても、まったく違うところでウケていると、『あ、こういうところでお客さんは笑うのか』ということもあったので、独りよがりにならないことの大切さを感じました」と強調した。

 さらに「独学でイメージを広げて、可能性を探ることはできますが、人からいろんな考えを頂戴して気づくことで、人は成長していくのだと強く思いました」と伝えた。

 同作は、「人間は人工知能AI(愛)と共存できるのか!?」「最後の最後までロボットを信用できるのか?」をテーマに、あるミッションを遂行するために集められた中年男3人が中心人物。何をするのかもわからず、約束されたのは高額な報酬だけ。指示があるまま用意された自動車に乗るも、1人はペーパードライバー、1人は免停中、もう1人は免許すら持っていない。ただその車は最新の自動運転装置を備え、目を瞑(つむ)っても運転できるという。

 その目的も、目的地もわからないまま、3人の懐疑心を乗せ車は発進する。さらに「ドライバーが最新の人工知能を搭載したロボットであったなら?」という、もう一つのミッションが存在。3人のうち1人はその命題を実証するためのロボットだったのだ。人間と遜色ないその姿に、ロボットと認められない、ロボットであることすら信用できない男たち。ますます膨らむ懐疑心と共に、男たちはどこへ向かうのか。人間は技術の躍進を願う…今や生活に身近な存在となったAI=人工知能、それが人間と同等の立場になった時、果たして人はその存在を容認できるのか? 深いテーマに切り込んだ作品となっている。

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