映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(7月29日公開)ワールドプレミアの模様(C)Alex J. Berliner/AB Images for Universal Pictures and Amblin Entertainment
巨匠、スティーヴン・スピルバーグが“恐竜”に命をふきこみ、誰も観た事がなかったリアルでスリリングな映像体験に世界中の人々が心を躍らせ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』、そして『ジュラシック・ワールド』シリーズ。約30年続き、累計5000億円以上の世界興行収入を記録している世界的大作シリーズの最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(7月29日公開)。6月10日の全米公開に先立って、現地時間6日に米ハリウッドのTCLチャイニーズシアターにてワールドプレミアが開催された。
【写真】映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』ワールドプレミアの模様
“ジュラシック・パーク”をイメージして作り込まれた会場では、パークの柵を破壊してこちらを威嚇している迫力満点のギガノトサウルスや、小柄ながらも狂暴なディロフォサウルスなど、会場の至るところに恐竜たちの姿が!
そこに敷かれたレッドカーペットに、本作の主演クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、そして『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍し、本作へ待望の出演を果たしたローラ・ダーン、前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム、『ジュラシック・ワールド』でメガホンをとったコリン・トレボロウ監督、注目の新キャラクターを演じるデワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチーなどのキャスト・スタッフが集結した。
『ジュラシック・ワールド』シリーズの主人公であり、恐竜と心を通わせるオーウェンを演じたクリス・プラットは、グレーのスーツに化石をモチーフにしたネクタイを身にまとって颯爽と登場し、開口一番に「最高!」とコメント。
元ジュラシック・ワールドの運営責任者で前作では恐竜保護グループ(DPG)を立ち上げ、本作においても全世界に解き放たれた恐竜の保護活動を行うヒロイン・クレアを演じたブライス・ダラス・ハワードは、Alex Perryのシックなブラックドレスに身を包んで登場し、クリスと同じく「最高!」と興奮を抑えられない様子で、「ローラやサムと映っている自分を見てシリーズの一員になったと実感したわ」と1作目で活躍したレガシーキャストと共演した喜びを爆発させた。
クリスも「『ジュラシック・ワールド』をどう思っているのか内心不安だったけど、レジェンドたちが本作に参加してくれた。お墨付きをもらえたってことだから本当にうれしく思うよ」と興奮気味に明かした。また、シリーズ最新作にして完結編となる本作について「30年の歴史を締めくくるにふさわしい最高のフィナーレだよ」と満足そうに話した。
監督を務めたコリン・トレボロウ監督は本作について、「過去作と同様にとても怖くて、冒険たっぷりで、ロマンチックな作品ですし、とてもパワフルな登場人物、特にパワフルな女性たちが出演しています。本作は、過去のジュラシック・パークに対するオマージュをたくさん散りばめつつも、過去作とは違う、新鮮な印象をもたらす<新しい冒険>にしたいと思っていました。今までに見たことのないような作品になったと思います」と、本作のクオリティに自信を覗かせた。
続けて、『ジュラシック・ワールド』シリーズの1作目から手がけてきた本シリーズへの思いについて「私たちは4年という長い間、必死にこの作品を作ってきましたし、この瞬間に至るまで私は9年もの歳月を費やしていきました。長い期間です。ただ、私たちが全員揃ってここにいるということは意義のあることですし、観客の皆さんが私たちと同じくらい本作を愛してくれることを願っています」と熱い思いを語った。
シリーズのレジェンドであり、待望のカムバックを果たしたエリー・サトラー博士を演じたローラ・ダーン、イアン・マルコム博士を演じたジェフ・ゴールドブラムらもファンとの写真撮影やサインに応じるなどして、シリーズ最後のワールドプレミアは大盛況の中、幕を閉じた。