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小林聡美主演『ツユクサ』、落語家の瀧川鯉昇&桃月庵白酒の起用理由は「味」

映画『ツユクサ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した(左から)鈴木聖奈、桃月庵白酒、小林聡美、瀧川鯉昇、平山秀幸監督の画像

映画『ツユクサ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した(左から)鈴木聖奈、桃月庵白酒、小林聡美、瀧川鯉昇、平山秀幸監督

 俳優の小林聡美が10日、都内の劇場で自身が主演する映画『ツユクサ』(公開中)の舞台あいさつに登壇。劇中で演じた主人公・五十嵐芙美が通う断酒会の会長を演じた瀧川鯉昇、江口のりこ演じる妙子の恋人でお寺の住職役を演じた桃月庵白酒の人気落語家2人、さらにメガホンをとった平山秀幸監督を加えて、普段とは一味違う大人のトークを繰り広げた。

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 隕石が人にぶつかる確率は1億分の1。このあり得ない出来事に、50歳を目前にして遭遇した芙美が、日常の中でささやかな幸せを見つけていく物語。小林は観客から大きな拍手で迎えられ、「観ていただいた後の舞台あいさつということで温かい雰囲気があってとてもうれしいです」と、感謝を述べた。

 劇中で芙美が通っていた断酒の会の会長・潮田欽三(しおた・きんぞう)役を演じた鯉昇師匠は「落語ではほとんど緊張することはなくなったんですが、こういう舞台あいさつに立つのは初めてなので、緊張しております。いじめないでください!」とあいさつし会場を沸かせ、お寺の住職の菊池純一郎(きくち・じゅんいちろう)役を演じた白酒師匠も「まさかこういう場所に立つとは思いませんで、高座の方が楽だなと。いじめないでくださいね」と続けて笑いを誘った。

 MCを務めたのは、断酒の会の会員・塚本葵(つかもと・あおい)役を演じた鈴木聖奈。彼女から出演のオファーを受けた時の気持ちを聞かれると、鯉昇師匠は「監督には10年越しくらいでお世話になっているんですけれど、衣装も変えなくていいし、化粧もしなくていい役をくれるんです。今回もそうで、とても楽しいです!」と喜んだそう。劇中での「飲まなきゃやってられない」というせりふに関しても「今うちの若いもんが真打ち披露やってるもんですから、大きな声で言えないが毎日飲んでまして、奈良漬け状態です! だからあのせりふは本音です」と打ち明け会場を笑わせた。

 白酒師匠は監督からは簡単な撮影になると聞かされたようで、「当日の衣装が思った以上に重くて、1日中撮影をしたので最後の車を運転する夜のシーンを撮るころには死んでる状態でした」と撮影がつらかったと明かし、小林も「本当に怖いくらいつらそうでしたよね」と共演シーンを振り語った。

 白酒師匠は「本来なら私が元気づけなきゃいけないのに、小林さんや江口さんから“頑張って、もう少しだよ”と声をかけてもらった」と、小林に感謝を伝え、「ただそのかいあっていい映画に仕上がったんじゃないかなと思います」と続け、笑いを誘った。さらに「体重を5キロぐらい増やして役作りをした」と畳みかけた。

 断酒会に通う芙美だが実際の小林はお酒がほとんど飲めないそうで「お酒が私に寄ってきてくれない。でも酔っぱらうとすごく陰気になります」と役柄とは真逆であることを明かし、「長い人生で泥酔された方々をたくさん見てきたので、それを役作りの参考にしました」と続けた。

 また落語が大好きだという小林は、今作で噺家の二人の出演を聞いた時に「やったー!」と大喜びしたそうで、「こんな近いところで落語以外の話を聞けるのはほんとに貴重なことで」と撮影時を懐かしんだ。

 小林との共演について鯉昇師匠は「やりたいという気持ちだけで役者としての修行は何もしてないので、お前たちこんなところに来てるんじゃなくてほかにやることあるだろうって思われているんじゃないか」と落語好きの小林にどう思われているか心配しながら撮影していたと明かすと、小林は「お着物だとほんとに噺家さんという感じですが、どうして普通の衣装もあんなに似合うんでしょうか」と役に自然になりきる鯉昇師匠に驚いたそう。

 白酒師匠は「ミーハーなもんですから、撮影のときにまず江口のりこさんを見て『江口のりこだ!』と感激したけれど、撮影が始まってしまうと、その余裕がなくなるくらい、ひたすら撮影が大変でした」と振り返りつつ、平山監督の演出は勉強になったとほほ笑んだ。

 平山監督は鯉昇師匠と白酒師匠の起用理由について「話し屋さんの存在感が面白くて、演技が上手いとか下手とかじゃなくて味っていうんですかね」と役者にはない2人の特別な存在感に言及した。

 会場に鯉昇ギャルズというファンが詰めかけていた鯉昇師匠。「寄席は寄席に見にきていただきたいのと同じく、映画は映画館で観てほしい」とメッセージを送り、小林も「この映画の宣伝でいろんなところに行かせていただいたり、こうして舞台でごあいさつさせていただいたりは今日で終わりになりましたが、上映は続きます。この映画が長く愛されますように」と願って、笑いの絶えない舞台あいさつは幕を閉じた。

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