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アメコミ・ヒーロー映画とホラーは相性バツグン!? 『ドクター・ストレンジ』『ザ・バットマン』も

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(公開中)(C)Marvel Studios 2022の画像

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(公開中)(C)Marvel Studios 2022

 今月4日に公開されたマーベル・スタジオ映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。時空を自在に操るなど多彩な魔術を駆使し、アベンジャーズの一員として活躍したドクター・ストレンジ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)を主人公に、“マルチバース”をテーマにした物語が展開する。本作の監督が、カルトクラシックとなったホラー映画『死霊のはらわた』(1981年)のサム・ライミということを改めて感じずにはいられない出来ばえだ。

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 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)や、オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』ともつながるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品でありながら、サム・ライミ監督のクセが強く出ていて、MCUのこれまでの流れとこれからの流れから外れなければ、監督自身の“らしさ”を存分に発揮できる“自由”があったことがうかがえる。

 サム・ライミ監督は、学生時代から自主映画を撮り、『死霊のはらわた』で本格デビュー。センセーションを巻き起こした。この成功に続き、『死霊のはらわたII』(87年)、『キャプテン・スーパーマーケット』(93年)という三部作を作り上げ、サスペンス・スリラー『シンプル・プラン』(98年)でもさらに高い評価を得て、カルト映画の監督として人気を集める。そして、マーベル・コミック屈指の人気キャラクターであるスパイダーマンをトビー・マグワイア主演で実写映画化した『スパイダーマン』(2002年)、『スパイダーマン2』(04年)、『スパイダーマン3』(07年)で世界的な大ヒットを記録し、ハリウッドを代表するヒットメーカーへと飛躍を遂げた。

 アメコミ・ヒーロー映画とホラーは相性がいいのかもしれない。『スパイダーマン』『ヴェノム』に続く、マーベル新キャラクターとして、今年4月1日に公開された映画『モービウス』(公開中)のダニエル・エスピノーサ監督も、SFスリラー『ライフ』(17年)で見せたホラー演出で、モービウスのオリジンストーリーを描いた。

 今年3月11日に公開されたDCのヒーロー、バットマンの単独映画最新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(22年)のマット・リーヴス監督は、実在の連続殺人事件「ゾディアック事件」からリドラー像を発想したといい、同作を「ほとんどホラー」と語っている。アメコミ系ライターとして知られる杉山すぴ豊氏も、「リーヴス監督は絶対ホラー好きだと思う」と、ORICON NEWSのYouTube公式チャンネルで企画した武井壮との対談(https://youtu.be/9ayylcGSIUg)で指摘。今回のバットモービルは、スティーヴン・キングの小説が原作で、ジョン・カーペンター監督により映画化された『クリスティーン』に出てくる、自ら意志を持って人々に襲い掛かり、殺戮(さつりく)を繰り広げる呪われた車から影響を受けていることをリーヴス監督もさまざまなインタビューで明かしている。さらに、杉山氏は「リドラーはホラーアイコン“ブギーマン”ぽくてホラーな感じが出てるなと思った」とも語っていた。

 DCではジェイソン・モモア主演の『アクアマン』の続編『アクアマン2(仮題)』も控えているが、前作から続投するジェームズ・ワン監督は元々ホラー作品を得意としており、映画『ソウ』シリーズや『死霊館』シリーズ、『インシディアス』シリーズなどを手がけてきた監督だ。

 サム・ライミ監督には、『スパイダーマン』三部作の後に手がけた『スペル』(09年)でインタビューをしたことがある。映画は老婆へのほんの小さな不親切から始まる、史上“最恐”の逆怨みを描いたショック・エンターテインメントだったが、自ら脚本も手がけたこの作品について、「弾ける幽霊物語、“飛び出すお化け”みたいな感じだ。観客もきっと見たいと思うはずだ。面白くて怖くて、僕はいつも単純さにひきつけられる」(https://www.oricon.co.jp/news/70084/full/)と語り、そういう映画が監督自身も好きなようだ。

 ホラー演出に長けた監督たちがその魅力を広げているアメコミ・ヒーロー映画、その勢いは止まらない。

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