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映画『となりのトトロ』世界初の舞台化、ロンドンで10月から上演 製作は英国の名門演劇カンパニー

映画『となりのトトロ』初の舞台化決定(C)Studio Ghibliの画像

映画『となりのトトロ』初の舞台化決定(C)Studio Ghibli

 宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』(1988年公開)が、イギリスの名門演劇カンパニー「ロイヤル ・シェイクスピア・カンパニー」(RSC)によって、世界で初めて舞台化されることが27日、発表された。タイトルは『My Neighbour TOTORO』で、10月8日~2023年1月21日にロンドンのバービカン劇場で上演される。

【写真】元気に遊ぶメイちゃん!映画『となりのトトロ』の名シーン

 映画で音楽を手がけた作曲家の久石譲氏が舞台化を提案し、宮崎監督がこれを快諾したことで始まったプロジェクトで、久石氏がエグゼクティブ・プロデューサーを担当。以前から『となりのトトロ』の舞台化を熱望していたRSCが、日本テレビと共同製作することになった。

 長い歴史を通してクオリティーの高い作品作りで知られているRSCは、シェイクスピア作品以外にもミュージカル『マチルダ・ザ・ミュージカル』など、傑作を世に送り続けてきた名門演劇カンパニー。今回の演出は『アクナーテン』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞するなど数々のオペラ作品を手掛けてきたフェリム ・マクダーモット氏、脚本は書き下ろし作品『オッペンハイマー』でRSCが世に送り出した注目の若手脚本家のトム・モートン=スミス氏が務める。

 久石氏は舞台化にあたり「この作品に本当の意味で普遍性があるなら僕はあると思っていますが、まったく違うカルチャーで育った人たちが違う言語でやっても、きっと世界中の人に伝わるはずです」とコメント。また、題字も手掛けたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「果たしてどうやってトトロと出会えるのか。とても楽しみにしています」と期待を寄せた。

 『となりのトトロ』は、1988年に公開された宮崎監督のアニメーション映画。病気の治療で病院にいる母親の近くに住むため、郊外へ引っ越してきたサツキ、メイの姉妹が森で出会った不思議ないきものトトロとの交流を描いた物語。

■久石譲(エグゼクティブ・プロデューサー/音楽)コメント全文

 宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」が、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによって舞台化されます。演出はフェリム・マクダーモット。ミニマルミュージックの作曲家フィリップグラスのオペラも演出している優れた演出家で、「となりのトトロ」も大好きです。今回のチームは、フェリムを中心に、熱気を持って、クリエイティブな努力を重ね続けています。

 日本にはミュージカルや舞台を好きな人が大勢います。ところが、日本発の世界中で上演されているオリジナル舞台作品、あるいはミュージカル作品がありません。「となりのトトロ」は世界中の人が知っている日本の作品です。もし舞台になったら、世界に出ていく最初の作品になるんじゃないか、そういう思いがあって「僕が観たい」と、宮崎さんに話したのがきっかけです。宮崎さんからは「久石さんがやるなら」と言われました。

 僕は原作の映画に携わっていたので、映画を壊したくないという思いが強くあります。最初から日本語で舞台化したら、どうしても映画と被ってくる。ならば外国でやったらどうかと考えました。この作品に本当の意味で普遍性があるなら僕はあると思っていますが、まったく違うカルチャーで育った人たちが違う言語でやっても、きっと世界中の人に伝わるはずです。

 宮崎さんは佇まいの美しい方です。いつもシャツの一番上までボタンを締めているような宮崎さんの雰囲気は、イギリスと合う。それもあって、RSCに決まった時には本当にうれしかったです。

 外国で舞台化すると、スペクタクルになってしまう心配があります。トトロが飛び回ったりすることがないよう、僕は言い続けています。お互いに率直に意見を言い合える、いい関係で作っています。とてもすばらしい舞台になると思っています。今年の秋です。楽しみにしていてください。

■スタッフ情報
エグゼクティブ・プロデューサー:久石譲
原作:宮崎駿「となりのトトロ」
音楽:久石譲
脚本:トム・モートン=スミス
演出:フェリム・マクダーモット
製作:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー/日本テレビ

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