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遠藤憲一&八嶋智人、ステキなおじさん2人の“遊び心” 「ラジエーションハウス」チームの支えに

(左から)遠藤憲一、八嶋智人 撮影:平野敬久 (C)ORICON NewS inc.の画像

(左から)遠藤憲一、八嶋智人 撮影:平野敬久 (C)ORICON NewS inc.

 みんな自由でやりたい放題。でも締まるところはビシッと――。そんな“わちゃわちゃ感”と“キリっとした雰囲気”のギャップがたまらない魅力となっている『ラジエーションハウス』。2019年にフジテレビ系“月9枠”で連続ドラマ化されると、2021年にはシーズン2、そして『劇場版ラジエーションハウス』(4月29日公開)としてスクリーンに戻って来た。劇場版でも放射線技師たちの親しみあふれる距離感は健在だが、そんな雰囲気の中心となっているベテラン俳優・遠藤憲一(60)と八嶋智人(51)が、撮影現場の舞台裏を赤裸々に語った。

【動画】ラジハの“ベテランコンビ”が爆笑トーク

――先日行われた完成披露試写会も、ラジハメンバーのチームワークの良さが見て取れるイベントでした。

八嶋:普通エンケン(遠藤憲一)さんみたいなベテランの方が一人いると、ちょっとした緊張感みたいなものがあるんだけれど、若い連中以上にエンケンさんがわちゃわちゃしているから、みんな安心してふざけられていますよね。「チームワークが良いですね」とよく言われるけれど、むしろみんな勝手にふざけていて、それを許容できる“仲間”という感じかな。

遠藤:確かに「一丸となって良いもの作ろうぜ」みたいな感じより、みんな自由にやりたい放題だよね(笑)。まあでもみんな楽しそうだし、こんな現場ほかにないよね。

八嶋:ここまでわちゃわちゃしている現場はないですね。そんなメンバーたちがビシッとなるのが台本。お芝居になると集中するからこそ、それ以外でムチャクチャでも居心地がいいんですよね。

遠藤:本当にみんなが同時にしゃべっている状態なので、基本あまり相手の話を聞いていない(笑)。勝手にふざけて、勝手にしゃべって、でも本番になるとスッと集中するんだからすごいよね。

――八嶋さんはシーズン1ではナレーションをされていましたが、シーズン2にラジハメンバーとして参加することになったときは、どんなことを意識したのでしょうか?

八嶋:シーズン1の最後に僕は出演したのですが、そのときはシーズン2があるなんて話はなかったから、結構ふざけた感じで登場したんですよ。そうしたらシーズン2をやることになって、しかも僕もメンバーとして出演することになって…。シーズン1のラストのとき、かなりふざけた登場の仕方だったので、キャラが引き継げないで大変でした(笑)。そもそも僕が演じた田中福男という役は原作にいないキャラ。自由度が高いので、鈴木雅之監督に「ナレーションの人が出る感じなのか、それとも全く別キャラか」と聞いたら、ナレーションの人っていうので、どうやって調整するのかは考えましたね。まあ、悩んだものの結局始まってしまえば、あまり関係なかったですけれど(笑)。

――連続ドラマがスタートしたときから、ずっとこのテンションだったのですか?

遠藤:シーズン1からにぎやかだったけれど、八嶋ちゃんがこういう人だから、シーズン2に彼が加わったことで、もう動物園みたいになったね(笑)。シーズン1では、にぎやかななかでも、たまには落ち着く瞬間があったんだけれど、この人ずっとしゃべってないと死んじゃうから(苦笑)。

八嶋:ホッとする瞬間がないですよね。

遠藤:ずっとしゃべっていると体力使って疲れない?

八嶋:僕、逆に黙っている方が疲れちゃうんです。

遠藤:家帰ってもずっとしゃべっているんでしょ?

八嶋:そうですね。でも、家族は慣れているのでスルーされるんです。でも現場は、みんなリアクションしてくれるじゃないですか。僕は現場が楽しいというのが一番大切だと思っているのですが、エンケンさんも似たような考えですよね? しかも僕の想像をはるかに超えて精神年齢が低くていらっしゃるから(笑)。還暦過ぎた方で、これだけの方はなかなか見たことないです。

遠藤:でもこの現場がすごいのは、八嶋ちゃんもそうだけれど、(広瀬)アリスちゃんとか、誰かしらが俺にくらいついてくるんだよね。俺一人でバカみたいなことやっていたら、かなりヤバイ奴じゃないですか。それをみんなが拾ってくれるから、さらに遊んじゃう(笑)。

八嶋:拾うどころか広げて大きくしていきますよね。アリスちゃんとかエンケンさんに向かって「ほら、踊って! 踊って!」って煽っていますからね。

――劇場版もその雰囲気が引き継がれているような感じでしたが、撮影で印象に残っていることはありますか?

八嶋:みんなそれぞれ勝手にやっているんだけれど、一人ひとり個性豊かでエネルギーはすごいので、ここぞというときには、その力が集まる。特にそのパワーみたいなものが、劇場版はより強く出ているなと感じる瞬間はたくさんありました。

遠藤:今回ご一緒した江原祥二さんというカメラマンがVシネ時代に一緒にやっていた人で、久々の再会だったんです。お互い違う道に進んで、こうしてまたご一緒できたことがうれしかったのですが、さらに出来上がった映画を観たら、とても美しい映像になっていて、そこでまた感動しました。とても感慨深い再会でしたね。

――人気シリーズになった『ラジエーションハウス』ですが、お二人にとってこの作品との出会いとはどんなものになりましたか?

八嶋:僕は群像劇に出ることが多いんです。それこそ鈴木雅之監督の作品だと『HERO』とかもありましたが、やっぱり作品ごとにテイストは全く違う。この作品は若い俳優さんからもすごく刺激を受けましたし、一方でベテランなのに精神年齢が低い俳優さんにも、とても大きな影響を受けました(笑)。ここで得たグルーヴ感みたいなものは、ほかでは経験できないこと。きっと今後どこかで役立つ宝物になっていると思います。

遠藤:僕は八嶋ちゃんと違って、これまで一匹狼や屈折した役柄が多く、群像劇ってあまりやったことがなかったんです。そんななかで、やり過ぎず、やらな過ぎず、ちゃんと一つの色になじんでいくにはどうしたらいいんだろうと、壁にぶつかった時期も結構あったんです。その点では、そういったことをあまり意識せず、集団の一員として落ち着いているということを覚えさせてもらった現場だし、チームでやる面白さを味わわせてもらった作品ですね。

(取材・文:磯部正和)

『劇場版ラジエーションハウス』

4月29日(金・祝)より全国東宝系にて公開

原作:『ラジエーションハウス』(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ 集英社「グランドジャンプ」連載)
脚本:大北はるか
音楽:服部隆之
監督:鈴木雅之
主題歌:MAN WITH A MISSION『More Than Words』(ソニー・ミュージックレコーズ)

キャスト:窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人
鈴木伸之、佐戸井けん太、浅見姫香、山口紗弥加、遠藤憲一
山崎育三郎・若月佑美、渋谷謙人・原日出子・高橋克実・キムラ緑子
八嶋智人・高嶋政宏、浅野和之・和久井映見

(C)2022横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

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