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アカデミー賞3冠『コーダ』シアン・へダー監督、スピルバーグ監督の祝福に感謝

シアン・へダー監督=映画『コーダ あいのうた』(公開中)(C) 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMSの画像

シアン・へダー監督=映画『コーダ あいのうた』(公開中)(C) 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

 「第94回アカデミー賞」にて作品賞、助演男優賞、脚色賞の3部門を受賞した映画『コーダ あいのうた』の脚本・監督を手がけたシアン・へダー監督が応じた、受賞記念特別インタビューが到着した。

【動画】シアン・へダー監督インタビュー映像

 授賞式直後のバックステージで、母親役を演じた自身も耳が聞こえない俳優であるマーリー・マトリンが「泣いていた」と明かすシアン・へダー監督。マーリーは、『愛は静けさの中に』(1986年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したが、「マーリーは『35年前自分は(ろう者の俳優として初めて)アカデミー賞を受賞した。けれどもこの長きにわたって私はこの業界で孤独だった。もう孤独じゃない』と、言っていたんですよね。それを彼女が言った時に、彼女の通訳さんの声が震えて、泣き出してしまった」と言う。

 ろう者の俳優として、過酷な道を進んできたマーリー。本作の受賞が「変化の表れになりうると、ムーブメントになりうると。宣言しているような、そんな瞬間だったと思います」「特にマーリーにとっては、非常に長い長い戦いで、ようやく勝ち得たものだったから」と、制作会社の反対を押し切り、耳が聞こえない役柄には<実際に耳が聞こえない俳優>をキャスティング、結果、ろう者の男性俳優として史上初のアカデミー賞助演男優賞をトロイ・コッツァーをもたらすことになったこの作品の奇跡を振り返る。

 続いて、スティーブン・スピルバーグ監督から「ここ5年で見た映画の中で最も好きな一本」との祝福を受けたことも告白。しかも、社会派ドキュメンタリーで有名なマイケル・ムーア監督も『コーダ あいのうた』の話だけをしたポッドキャストを公開したことを知り「『マイケル・ムーア?!』って思いました(笑)」と、うれしい驚きがあったこともを明かす。

 ほかにも名優・ハヴィエル・バルデムや、「第94回アカデミー賞」で共に受賞したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(『DUNE デューン 砂の惑星』)ら、あらゆるジャンルの名匠たちから、『コーダ あいのうた』に向けて愛あるサポートがあったことを挙げ、「私の映画作りのヒーローたちが、この映画をみてどういうふうに思ったのか、ということを言ってくれるわけですよね。本当に信じられない状況です」と、興奮気味に語っている。

 最後は日本の観客に向けたメッセージも。「本作は、家族についてのストーリーです。私たちはそれぞれ皆違うけれども、想像している以上に、私たちには共通するものがある、というメッセージが広がればと思います。日本の皆さんが本作を愛してくださっている事をとても嬉しく思いますし、日本で公開し、見ていただけることがとてもうれしいです」と締めくくっている。

 同映画は、家族の中でたった一人“聴者”である少女・ルビーが「歌うこと」を夢みたことをきっかけに、変化や挑戦へ一歩踏み出していく家族の物語。原題の『CODA(コーダ)』は、Children of Deaf Adults= “耳の聴こえない両親に育てられた子ども”の意。また、音楽用語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりの意もある。サンダンス映画祭で上映されるや世界のバイヤーがその権利に殺到。史上最高額の26億円でアップル社が落札したことでも話題になった。

 主人公のルビーを演じたのは、“NEXTエマ・ワトソン”と人気沸騰中のエミリア・ジョーンズ。共演は『シング・ストリート』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。耳の聞こえない登場人物は、実際に耳の聞こえない俳優たちが演じている。

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