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長澤まさみ、決め手は「信頼」 映画『百花』菅田将暉と夫婦役で共演 永瀬正敏も出演

川村元気の長編映画監督デビュー作『百花』(9月9日公開)に長澤まさみ、永瀬正敏が出演の画像

川村元気の長編映画監督デビュー作『百花』(9月9日公開)に長澤まさみ、永瀬正敏が出演

 俳優の菅田将暉と原田美枝子がダブル主演する映画『百花』(9月9日公開)に、長澤まさみと永瀬正敏が出演していることが発表された。日本アカデミー賞最優秀受賞経験のある、菅田、原田、長澤、永瀬の俳優陣が集結。さらに、繊細なピアノの音が印象的な特報映像が解禁となった。

【動画】「プレリュード」が流れる特報映像(30秒)

 本作は、映画プロデューサー・脚本家として『告白』『悪人』『モテキ』『世界から猫が消えたなら』『君の名は。』など多数の映画を製作してきた川村元気が、自身の体験をもとに執筆した小説を自ら脚本化し、初めて長編映画の監督を務めた。記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉役を菅田、すべてを忘れていく中、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・百合子役を原田が演じる。

 長澤が演じるのは、泉(菅田)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・葛西香織役。永瀬は、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を演じる。

 『モテキ』、『君の名は。』など、川村元気が製作した作品に出演経験のある長澤は、「今までいろいろな作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことを見てくだっている方だと感じていますし、川村監督の冷静さに、すごく信頼しています」と、長編映画監督デビューの川村への熱い気持ちを語っている。夫婦役を演じる菅田については「人の隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではない、この人なら信頼が置けると思いました」とコメントしている。

 一方、川村監督から直筆の手紙でオファーを受けた永瀬は「川村監督は、自分の撮っている画の中にいる人たちや物たちに、すごく愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。この作品は、原作も監督が書かれていて、『今の時代にどうしてもこの作品を撮りたい』という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います」と心を動かされたことを明かしている。

 長澤と永瀬への出演オファーについて川村監督は、「何本もの映画を共に作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子どもの頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、私の初監督作品に是非お力をお借りしたいと、お願いしました」と話している。

 ほかに、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴の出演も明らかになった。

 解禁となった特報映像では、「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」とつぶやく百合子から映像は始まり、ピアノで「プレリュード」が奏でられる中、美しく儚(はかな)い花火が泉と百合子の背中越しに映し出される。親子の現在と過去の記憶が交じり合う映像の中に、「野心的であざやか」「凝縮された美しい映画」と、本作へ想いを寄せたポン・ジュノ監督や山田洋次監督の言葉も。最後には、「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」と、泉の切ない気持ちがこぼれ落ちるような、涙を誘う特報映像になっている。

■長澤まさみ コメント全文

 川村監督は芯の根というものがすごくピュアな人だな、と思っています。今までいろいろな作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことを見てくだっている方だと感じていますし、プロデューサーという立場で培ってきた川村監督の冷静さに、すごく信頼しています。今回は、監督が撮りたいものが撮れればいいね、という話を菅田さんともするくらい、温かい気持ちにさせてくれる監督でした。

 共演させていただいた菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃうすごい人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました。

 本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写がたくさんあるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています。

■永瀬正敏 コメント全文

 撮影を通して、川村監督は、自分の撮っている画の中にいらっしゃる人たちや物たちに、すごく愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。1シーン1カットで作っていくというのは、かなりの勇気がある決断だと思うので、現場では、監督やスタッフの皆さん・共演者の皆さんと、一緒にその決断をしっかり受け止めつつ、楽しみたいなと思いながら撮影していました。

 また、共演させていただきました、原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とってもうれしかったです。

 この作品は、原作も監督が書かれていて、「今の時代にどうしてもこの作品をとりたい」という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。さまざまな世代の、いろんな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います。

■川村元気監督 コメント

 何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子どもの頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、わたくしの初監督作品に是非お力をお借りしたいと、出演をお願いしました。

 長澤まさみさん演じる香織は、泉と百合子の間で、その複雑な母子関係を見つめる役です。目の前で記憶を失っていく義母、失われていく義母にどう接したらいいかわからない夫、そしてみずからはお腹のなかの子どもがまもなく生まれようとしている。この奇妙な親子が気付けていないこと、失われていくものと新たに生まれくるものを、香織を通して描けたらと思いました。香織は、このシリアスな親子の前でもユーモアと愛情をもって生きている人物です。決して近寄りすぎませんが、とはいえしっかり寄り添っている。その人間的な距離感が、長澤まさみの持っている魅力だと思いました。その人間性、そして愛情のようなものを香織という役に与えてもらえたらと思ったのです。

 永瀬正敏さん演じる浅葉は、母子のとある事件に絡み、百合子の秘密を知る、とても重要な役です。子どもの頃、通い詰めていた横浜黄金町の映画館で観た永瀬さんの『私立探偵 濱マイク』シリーズに夢中になりました。情熱的でありつつも、どこかに消えてしまいそうな危うさを、いまだに永瀬さんのお芝居を見ていると感じます。小説『百花』を書いている時から、どこか頭の片隅に永瀬さんの姿がありました。わたくしにとって日本映画の原体験でもある永瀬正敏さんに、お力をお借りできたらと思いました。

 果たしてお二人とも、素晴らしい演技で、複雑な母子の輪郭を見事に浮かび上がらせてくれました。お二人のおかげで映画が何倍も力強くなったと確信しています。

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