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コロナ禍で女優3人が企画し、文化庁の助成金で製作された自主映画が公開

映画『truth~姦しき弔いの果て~』初日舞台あいさつに登壇した(左から)堤幸彦監督、河野知美、広山詞葉、福宮あやのの画像

映画『truth~姦しき弔いの果て~』初日舞台あいさつに登壇した(左から)堤幸彦監督、河野知美、広山詞葉、福宮あやの

 映画監督の堤幸彦が1988年のデビュー作『バカヤロー!私、怒ってます「英語がなんだ」』から数えて50作目にして初めて手がけた自主制作映画『truth~姦しき弔いの果て~』が7日に公開初日を迎えた。東京・新宿シネマカリテで行われた舞台あいさつに、同作の主演兼企画発起人の広山詞葉、福宮あやの、河野知美らとともに登壇した堤監督は「この作品はコロナ禍にこの3人の女優さんたちの力でできた、完全な自主映画です」と称えた。

【動画】映画『truth ~姦しき弔いの果て』本編冒頭映像

 2年前にコロナ禍で失われた表現の場を作り出すため、主演女優たちが自ら企画。文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」の助成金700万円で製作された。彼女たちからのオファーで監督を引き受けた堤は「メジャーとの区別はしていませんが、手弁当で作った作品ということもあって本当に楽しみながら作りました。撮影日は予算がないから僕の車でキャストやスタッフを送迎したりして(笑)」と、“初めてのインディーズ映画”を振り返っていた。

 映画は、主演の3人によるワンシチュエーション会話劇。事故死した男(佐藤二朗)の葬儀が終わった夜、男のアトリエに3人の喪服の女が現れる。「あなた、誰!?」「彼と付き合っていたんですけど」「私も!」。男は全く違うタイプの女3人と同時に付き合っていたのだった。泣き叫び、罵り合い…やがて女たちがたどりつく真実(truth)とは? 

 ミステリアスでセレブな女医さな役の河野は「ここにいる女優たちがいきなり見苦しい顔をしております(笑)。まずはそこから楽しんでいってください!」と冒頭シーンから衝撃と笑撃が繰り広げられることをアピールした。

 マウント気質の受付嬢・真弓役を演じた広山は「予算700万円で撮影期間2日間という本当に小さなバジェットの作品ですが、堤監督ならではの、シリアスとコメディが押し寄せる中にしっかりと“愛”がこめられている、そんな濃密な72分になっています!」と、堤節の健在ぶりを語った。

 企画立ち上げから2年経って、ようやく初日を迎えられたことについて、シングルマザーで元ヤンのまろん役の福宮は、「私は普段は声優という仕事をしているので、こうして映画の初日を迎えるのは人生で初めてです。映画って本当にお客様が映画館で観てくれて、初めて完成するんだと改めて実感しました。もう今日は一日中しびれる気持ちでいっぱいで、みなさんにハグしてチューしたい気分です!」と、喜びを語っていた。

 本作はこれまで海外の映画祭で7つの賞を受賞しており、昨年11月に最優秀長編コメディ賞を受賞した、ノースイースト国際映画祭のレッドカーペットに参加した広山と河野はイギリス現地でのリアクションについて、「佐藤二朗さんの顔が出るだけでお客さんが爆笑していました。言葉や文化って関係なく、面白いものってちゃんと伝わるんですね(笑)」と伝えた。

 最後に河野が「堤監督の作品の面白さ」について、「いかにマニアックなことを追求して、それをコメディにできるか」ということ語り、「それを思うとこの作品は間違いなく堤監督史上マニアックの最高傑作です!」と締めくくっていた。

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