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アニメだけど手に持てる? 女性プロ筆塗りペインターによる“脳がバグる”ガンプラ 「光と影の法則を常に意識」

まるでアニメのように見えるガンプラを制作。アースリィガンダム(頭部) 制作・画像提供/せなすけ氏 (C)創通・サンライズの画像

まるでアニメのように見えるガンプラを制作。アースリィガンダム(頭部) 制作・画像提供/せなすけ氏 (C)創通・サンライズ

 まるでアニメのガンダムの頭部を手で持っているかのような写真。本作は、平面的な二次元…ではなく、“アニメ塗り”を施した立体のガンプラを実際に手で持っている様子のもの。模型誌のライターや著作もある、YouTuber/プロ筆塗りペインターのせなすけさん(@l2Po3QMEtZd19wr)が本作を発表すると、5000件近いいいねが集まり、「どう見ても平面にしか見えない」「脳がバグる」「合成加工したか?と思うほどの錯覚」など、賞賛の声があがった。“アニメ塗り”作品を多数生み出す同氏が、このような作品を手掛けようと思ったきっかけ、さらに本作制作の裏側について話を聞いた。

【写真】女性プロ筆塗りペインターの真骨頂…“脳がバグる”ズゴック、『ドラゴンボール』ピッコロなどアニメ塗り作品

■アニメ塗りのポイントは「どこから光が当たっているか」

――まるでアニメ画のような、“アニメ塗り”を施したガンダムの頭部がSNSで多くの賞賛を集めました。本作はなぜ制作しようと思われたのですか?
【せなすけ】いろんな塗り方をやってみることで、自分の可能性を広げられるんじゃないかと思いチャレンジしてみました。アニメをそのまま手に持てたら面白いんじゃないかと思ったので、そのコンセプトを常に意識して確認しながら作りました。多くの方に作品を見て楽しんでいただきたい一心で仕上げました。私の人生初のアニメ塗り作品で、使用キットは『SDCS アースリィガンダム』です。

――初の作品ですか!? 驚きのクオリティですね。SNSにも賞賛のコメントが多数寄せられました。
【せなすけ】ありがとうございます。初めてのチャレンジでしたが、目指していたものに近い作品になったので、それを見て驚いてくれた皆さんのコメントはとてもうれしかったです。手を一緒に写したのも、二次元と三次元を同居させてアニメを手に持っている感じをお見せしたかったので、その点も楽しんでいただけてとても良かったです。

――本作で一番こだわった点をお教えください。
【せなすけ】今まで自分が作った作品は特定の光源設定(どこから光が当たっているか)がない360度どこから見ても楽しめるものにしているのですが、「アニメ塗り」は光と影の法則があって、これまでの作品と違う意識をして作ったので、その点は常に意識してこだわりました。

――なるほど、そのルールがあるからこそ「脳がバグる」作品が生まれるわけですね。初心者モデラーに“アニメ塗り”のアドバイスを送るとしたら、どのようなポイントに気を付ければいいと思いますか?
【せなすけ】いきなり自分で光と影の場所を決めるのは難しいので、まずは何かアニメの一場面やポスターなどのイラストを参考にマネてみるのがいいと思います。だんだん法則が見えてくるのでそこからオリジナルにチャレンジするといいと思います。

――実際“アニメ塗り”をやってみて、その魅力はどのようなところにあると思いますか?
【せなすけ】アニメが立体になって手に持つことができるのがプラモデルやフィギュアですが、それをあえてアニメの世界に寄せることで別のリアルを体感できるのがとても面白いです。立体だけど二次元、でも三次元…また別のリアルを体験できるのが魅力かもしれません。

■塗装にハマったきっかけは、筆塗りが必要な海外のプラモデル

――そもそも、プロ筆塗りペインターとして活動するほど、塗装にハマったきっかけは?
【せなすけ】初めてプラモデルに触れたのは、イギリスの『ゲームズワークショップ』というメーカーから発売されているミニチュアプラモデルでした。このモデルは色がついておらず、組立てて筆で塗装することで完成するというものでした。原体験が、塗装が必須のモデルだったので「プラモデルはこういうものなんだ」と思って塗装までをセットで楽しむところから始めたんです。自分の好きな色で、好きな設定で自分だけのモデルを作ることができるのは、本当に新鮮で楽しいと思いました。あっという間に夢中になってしまいました。

――なるほど。その後ご自身が研鑽を積まれた技術を、現在さまざまなメディアで公開されていますが、それはどのような想いからなのでしょうか?
【せなすけ】自分の感じている楽しさを多くの方に知って欲しいと思うようになり、YouTuber/プロ筆塗りペインターとして、本格的に活動していくようになりました。たくさんの方々の支えやサポートに助けられたおかげで現在も活動できています。
 プロとして活動している限り、自分が楽しむことよりも、見てくれた皆さんが楽しめることを意識しています。もちろん自分も楽しむのですが、プラモデルや塗装が作品として楽しめるものだという可能性を広げて、これからも提示し続けていきたいと思っています。

――アニメ塗りだけでなく、オリジナリティあふれる塗装で、ガンプラをはじめとするプラモデルキャラクターの新たな魅力を引き出す作風が多くの支持を集めています。こうした塗装のイメージはどのようにして、培っているのですか?
【せなすけ】普段から動物や虫や鳥などの写真を見たり、美術館や博物館などいろんなところで色を意識して見るようにしています。「なぜこう見えるのか?」と思いながら観察したりしていますね。ですが一番大切にしているのが、実際に塗装するときにモデルを持った時のインスピレーションです。アニメなどの設定よりも、このモデルがどう見せて欲しがっているのかを感じながら塗装します。

――日ごろからイメージを膨らませているんですね。最後になりますが、せなすけさんにとって「ガンプラ」とは?
【せなすけ】誰でも『ものづくり』を楽しむことができて、表現と可能性が無限に詰まった最高のホビーですね。

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