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『好きな男性アナ』1位の藤井貴彦、殿堂入り逃した“唯一の同期”羽鳥慎一との絆「入社当時の俺たちに『50歳で1位、2位になるよ』って言ってあげたい」

『第17回 好きな男性アナウンサーランキング』初の1位を獲得した藤井貴彦アナ(写真:田中達晃/Pash) (C)oricon ME inc.の画像

『第17回 好きな男性アナウンサーランキング』初の1位を獲得した藤井貴彦アナ(写真:田中達晃/Pash) (C)oricon ME inc.

 先日、『第17回 好きな男性アナウンサーランキング』で、最高齢50歳で初の1位を獲得した日本テレビの藤井貴彦アナウンサー。奇しくも、もともと日本テレビの同期であった羽鳥慎一アナの“殿堂入り”(5連覇)を阻止する形となった。ランキング結果を知ってからの羽鳥とのやりとり、唯一の同期との絆、そして「次回は上位に入らないことを願う」という思いの真意とは?

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■コロナ禍で安定感求められた今年、「一発屋としてこの1年を堪能します」

 昨年3位から、一気に頂点に登りつめた日本テレビの藤井アナ。50歳でのランキング1位は、2006年の集計開始以来、最高齢での栄冠となった。藤井アナと言えば、コロナ禍で多くの人たちが我慢を強いられるなか、メインキャスターを務めるニュース番組『news every.』(月曜~金曜 午後3:50~ 日本テレビ系)で視聴者に向けたメッセージが好評。現実をしっかりと伝えつつも、人を思いやる温かさ溢れる言葉で、多くの人たちに前を向く希望を与えてくれた。アナウンサーという職業の本質とも言える“伝える力”を持った藤井アナの栄冠は、まさに今の時代を象徴しているランキングと言えるだろう。

――初の1位、おめでとうございます。結果を知ったとき、どう思われましたか?

【藤井貴彦】昨年の3位も驚きだったのですが、まさか…と本当にびっくりしました。こういうランキングは華やかで若い人が応援されるものだと思っていましたし、私はもう50歳なので。率直に言うと、恥ずかしいですね(笑)。あとは、毎年ランキングが発表されたときに「皆さまに残念な報告があります。今年も安定の圏外でした」という自分の持ちネタが使えなくなってしまったことは、唯一のデメリットです(笑)。

――今年のランキングは藤井さんが1位、羽鳥慎一さんが2位、3位に武田真一さん、4位に伊藤利尋さん、5位に軽部真一さんというランキングでした。

【藤井貴彦】トップ5のメンバーの平均年齢は、間違いなく50歳を超えています(笑)。その意味では安定感のようなものが求められた1年だったのかなと思います。これまで1位になっているアナウンサーを見ていても、同期の羽鳥や、後輩の桝太一、安住紳一郎さんと人気と実力を兼ね備えた人ですね。ただ私の場合は、自分自身のキャラクターというよりは、私の発した言葉が仕事をしてくれたんだと思います。まさに、コロナ禍で皆さんが不安に思うことが多かったからこその1位。その意味では、次回は上位に入らないことを願っています。一発屋としてこの1年を堪能します(笑)。

――一発屋なんてことはないと思います!(笑)。ご自身では1位の要因はどうお考えですか?

【藤井貴彦】羽鳥とは、今の時代にどのようにメッセージを発信すると届くのか話をします。そのときに出てくるのが、良くも悪くもSNSなんです。『news every.』のスタッフも積極的にSNSで発信していて、それによって番組のメッセージがより若い人たちに届いたのかなとは感じています。だから私の評価というよりも、番組全体でいただいた1位だと思っています。

――もう一つ、今回ドラマティックだったのが、これまで4連覇で殿堂入り間近だった同期・羽鳥さんを阻止しての1位ということ(5連覇が同ランキング殿堂入りの条件となっている)。

【藤井貴彦】実は発表直後、羽鳥が結果を知る前に、私から「ごめんね」とLINEしたんです。そうしたら羽鳥から「決して悪いことではないと思うよ」という返信が来ました。ただ、「いつもはあまり気にしていないんだけれど、今年だけは1位になりたかった」って。

――羽鳥さんはどういった思いだったんでしょうね?

【藤井貴彦】コロナ禍で多くの人が苦しむなか、我々はいろいろなことを伝えなければいけません。そのニュースを見て、ときには不安に思う人もいます。また一方で、意見の違う方からの誹謗中傷の言葉を受けることも多くあります。そんな状況の中で「今回は何位だ」と注目されることが大きなプレッシャーになっていたのだと思います。もし今年1位になれば、殿堂入りで対象から外れていたはずですからね。

――なるほど。ただ、そのような状況の中で、場所は違えど共に戦い続ける同期。そのお2人がワンツーとは…。ご自身でも感慨深い部分もあるのでは?

【藤井貴彦】そうですね。僕らは入社当時、同期に女性アナウンサーもいなくて、本当に2人だけ。羽鳥はLINEの最後に、「入社当時の俺たちに、『50歳になったら好きな男性アナウンサーランキングで1位、2位になるよ』って言ってあげたいね」と書いていました。本当に、お互い50歳を超えたタイミングでこんなきっかけをいただけたことに感謝です。

■非常事態で重視される要素が変化、「日常が戻って来たら、私のような人間は圏外になるべき」

――先ほどもお話に出ましたが、今年のランキングは、本当に実力派のアナウンサーが揃ったという感じですね。

【藤井貴彦】フジテレビの伊藤利尋アナウンサーとは、コロナ禍になる前には定期的に飲む間柄だったのですが、彼はアナウンス力で言ったら日本で1番だと思います。

――プロから見たアナウンス力とは、どういった部分なのでしょうか?

【藤井貴彦】やはり、発する言葉に説得力があるかどうか。そして感情移入できるかということだと思います。伊藤くんは一緒に食事をしていても、流れるように言葉を紡ぎ出していて、思わず聞き惚れてしまいます。これは感情移入を超えて、尊敬ですね。本人は恐縮すると思いますが。

――まさに藤井さんも、そういうところが評価されての1位だと思います。ユーザーからの意見を見ても、「コロナ禍の中で藤井さんの言葉が寄り添ってくれて、心が温かくなった」「災害時や緊急時などの声がけで助かった人も多いと思う」という声が寄せられています。

【藤井貴彦】ありがとうございます。ただ、アナウンス力だけでも、人気だけでも、このランキングの1位にはならないんだと思います。いかに時代に合っているか、なのでしょうね。昨年から今年は非常事態であり、重視される要素もこれまでとは違う。だから、今後これまでの日常が戻って来たら、私のような人間は圏外になるだろうし、そうあるべきだと思っています。あのー、ここで一つお願いなのですが、もし来年羽鳥が1位になったら、連覇ではありませんが、殿堂入りさせてもらえませんか(笑)。羽鳥はすでに6回も1位になっています。年齢的にもここから5連覇はきついので、ぜひ殿堂入りのルール改正をご検討ください。

――検討はさせていただきます(笑)。それにしても、50歳にしていまだ絆の強いお2人の関係は素敵ですね。藤井さんは、羽鳥さんのようにより広く可能性を…というような気持ちは?

【藤井貴彦】かなり婉曲に言ってくださっていますが、フリーになるかということですよね?(笑)。基本的にはオファーがないことには始まりません。私は毎日3時間10分も番組をやっているのに、まったくそういう話は来ていません(笑)。

――いやいや(笑)。それに、1位になったことでまた何か変わることも…。

【藤井貴彦】定年まで、ちょうどあと10年。今回1位になったことで、この先10年をどうやって生きていこうか…と考えるようになりましたね。今のところ、10年間サラリーマンでいる確率は82%くらいでしょうか。あ、ここは目一杯のリップサービスですからタイトルにしないでくださいね(笑)。

(文:磯部正和)

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