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龍真咲、事務所退社後は日本とモナコに半々 1年9ヶ月ぶりステージは「『今だ』と思ったこの気持ちに素直になって」

『「はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲」~クラシックから宝塚歌劇ナンバーまで~』の会見より (C)カンテレの画像

『「はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲」~クラシックから宝塚歌劇ナンバーまで~』の会見より (C)カンテレ

 初舞台から20周年を迎えた元宝塚歌劇団月組トップスターの龍真咲が25日、大阪のカンテレ本社でコンサート『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲~クラシックから宝塚歌劇ナンバーまで~』の会見を行った。

【写真】あでやかなドレス姿の龍真咲

 龍は、大阪府箕面市出身で東京芸術大学卒の姉妹クラシック演奏家、林はるか(チェロ)、林そよか(ピアノ)と初共演。1年9ヶ月ぶりに舞台上で歌うことになる。

 冒頭、龍は「今回、改めてこのような機会にめぐり合えたこと、与えてくださいました方に感謝しています。1年半ほどお休みしておりましたが、この約2年間、いろいろなことがあった世の中でした。最近、ようやく自分の中で浄化できてきたように感じます。それと同時に、これまでは舞台に立つ側の気持ちで見ていたさまざまな舞台も、今年に入って初めて客席側で、観客として落ち着いた気持ちで見る事ができるようになりました。そして、心が踊ったり、感動したりという自分の気持ちを自然に素直に受け入れることができました。そして今年9月の箕面市のホールでお2人のコンサートを鑑賞して、『歌いたいな』という気持ちがふつふつとわいてきました。2001年に初舞台を踏み、今年、2021年に20周年を迎えました。宝塚歌劇団の慣習では4月あらためなので、(コンサートが開催される)来年2022年2月もまだ20周年イヤーなんです。待ってくださっているファンの方もいらっしゃいます。『今だ』と思ったこの気持ちに素直になって、この機会を大切にしていきたいと思っています」とコンサート開催の経緯を語った。

 今回のコンサートは、第1部が“チェロとピアノで聴きたいこの曲!”と題した林姉妹によるクラシック演奏。龍も参加する音楽トーク、林そよかによる“ピアノ即興演奏コーナー”を挟んで、第2部が“龍真咲ヴォーカル&チェロとピアノの三重奏”(ポップス演奏)となっている。

 2016年の退団から5年の歳月が経ち、改めて宝塚時代の曲と向き合うことについては、「歌いたいなと思う曲はすぐに浮かんだのですが、数曲にまでしぼる作業にすごく手こずりました。宝塚時代は個性が強いタカラジェンヌだったなと自分では思いこんでいるのですが(笑)、その時の楽曲を今改めて聞いた時、『こういう風に聞こえているだろうな』という当時の理想と現実とのギャップはありましたね。今だからこそ『もうちょっとこうしたらいいのに』と自分の歌を聴きながら思うこともあります。トップ時代だけでなく2番手、3番手のころに歌った曲も聞いているのですが、そのころのほうが、丁寧に歌っているんですよ。それを聞いて反省しつつ、トップ時代のいいところも悪いところも分析しています」と明かした。

 さらに「宝塚も今、大変な時期をひとつ越えましたが、やはりなかなか見に行くことができなくて…。でも月組の公演は必ず行っています。先日も博多座まで追いかけて行きました。宝塚は今、再演も多いですが新作もあります。自分たちがいた花組、月組(宝塚歌劇団)100周年のころ、それ以前の自分がファンだったころの宝塚の公演も配信などで見ていますが、その時代ごとにカラーがあるとはいえ、花組のカラー、月組のカラーとして受け継がれ、同じ匂いがする部分も感じています。自分の故郷があるということのすごさを改めて大切にしていきたいと、年数が経つにつれ、深く思っています」と宝塚に対する愛を語った。

 今後の活動について龍は「たしかに空白期間はありましたが、実は少しずつ小さなイベントでは歌っていて、ニッポン放送でのラジオも約4年間続けています。事務所を退社したことと、ウィキペディアに『活動休止中』と書かれているので(笑)、そのように捉えられていたのかもしれません。そして今は日本とモナコに約半年ずつ住んでいるので、タイミングも見つつですが、ファンの方も待ってくださっていますし、なにより私自身もみなさんにお会いしたいなと思っています。宝塚のトップスターのような究極のスターという形ではなく、ファンの方にもっと近寄ったイベントやコミュニケーションはやっていきたいと思います」とファンへの思いを語った。

 最後に、「宝塚を卒業してからは海外発のミュージカルに多く出演させていただき、歌い手としての自分の正解に近づいていくと同時に正解のあるものに近づける作業が楽しくもあり大きな課題でもありました。今回はヴォーカルゲストとして、演奏してくださるお2人の音色と心によりそい、何に縛られることなく、自分が歌いたい曲を歌える空間を作り出せることに、魂と気持ちと心を込めたいと思います。お2人の演奏を聴いて自然に涙が出たのは、コロナ禍で少なからず自分の中で積み重ねてしまったストレスや苦しさがあったからだと思います。それらを解き放つことができるもの、自分がお2人のようにできるとすればそれは、歌うことだと思っています。今後も聴いてくださる方がいる限り、自分の歌いたい曲で、その方たちのハートをキャッチしていきたいと思っています。20周年は、今後、活動を継続していくエールとして迎えたいと思います。宝塚退団時に挑戦したものの日記みたいになってしまって(笑)、センスがないことが発覚した作詞にも、これを節目に挑戦してみようかと思っています」と今後の抱負を口にしていた。

 また、12月8日放送のカンテレ深夜のイベント情報番組『ピーチケパーチケ』(毎週水曜 深1:25※この日は深1:40)に出演。大阪出身の3人が、番組レギュラーの兵動大樹、桜 稲垣早希、中山優馬、川島壮雄カンテレアナウンサーと軽快なトークを繰り広げるほか、林姉妹がチェロとピアノの演奏も披露する。

 『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』は、来年2月19日に大阪のサンケイホールブリーゼで開催。

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