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【カムカムエヴリバディ】“死”が相次いだ第4週 その先に待つ「立ち上がる人間の強さ」

『カムカムエヴリバディ』第20回より(C)NHKの画像

『カムカムエヴリバディ』第20回より(C)NHK

 女優の上白石萌音が初代ヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月~土 前8:00 総合/前 7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)。第4週(22日~26日)では、ひさ(鷲尾真知子)、小しず(西田尚美)、金太(甲本雅裕)、そして稔(松村北斗)…と安子(上白石)にかかわる人たちの“死”が描かれた。視聴者にとっても、つらい物語となったであろう週だが、本作においてどのような意味をもたらすのか。その意図を制作統括の堀之内礼二郎氏に聞いた。

【場面写真】金太から和菓子作りを教わる安子

 本作で、最初に死が描かれたのは18日に放送された第14回。肺を患っていた、安子の祖父・杵太郎(大和田伸也)が亡くなる描写はしっかりと映し出された。このシーンについて堀之内氏は「杵太郎さんについては、その死を描くこと後のシーンに生きてくる構成になっていました。大好きなおじいちゃんを亡くして安子も気持ちが弱っていましたが、そのような状況でも店を訪れたみずしらずのお客さん(千吉・段田安則)に気づかいができる安子の人柄を表現するとともに、千吉と金太が深く通じ合う場面にもつながりました」と第3週を振り返る。

 そして、第4週では岡山も空襲を受け、その中で愛する祖母と母を失い、さらに終戦からしばらくして、生き残った父も病気で亡くし、さらには稔の戦死の知らせまでもが届いた。

 第4週で描かれる相次ぐ死について、堀之内氏は「チームで死をしっかりと描こうという話をちゃんとしたことはありませんが」とし「第4週を見てもわかるように、戦争や災害、現代におけるコロナ禍など、個人ではどうにもできないような大きな力によって、いろんな大切なものが突然崩れてしまうことが事実としてある」という。

 だからこそ「絶望に追い込まれても頑張って生きる。人間にはそこから立ち上がる強さがあるんだということを感じ取ってもらうためにも、死をしっかりと描いています。どんなに苦しくて悲しい状況でも、必ず希望はあるということを伝えたいです」と、生き抜いた人たちが前を向き、それを強く伝えるためにも必要な描写だったと話す。

 もちろん、作品のトーンやテーマによっても、死の描写がどれだけ大事になるかは変わってくるが、多くの悲しみの先に、安子がどう立ち上がって、どのような人生を歩んでいくのか、これからの希望の物語に注目したい。安子、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)の3人の姿を通して「小さな一歩一歩を積み重ねることが、思ってもいない人生を切り開き、明るく照らしていく」――そんなメッセージを込められた波瀾万丈な100年にわたる物語なのだから。

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