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倉科カナ、“一皮むけた感”の正体は…「使命感のようなものが芽生えた」

倉科カナが出演するドキュメンタリードラマ『命のバトン』NHK・BS1で11月18日放送の画像

倉科カナが出演するドキュメンタリードラマ『命のバトン』NHK・BS1で11月18日放送

 NHK・BS1で18日放送されるドキュメンタリードラマ『命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~』(前編:後8:00〜8:50/後編:後9:00~9:50)で、児童相談所で児童福祉司として働く女性を演じる女優の倉科カナ(33)。今年公開された映画『女たち』、放送中の連続ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS)での演技も話題だが、30代になってからの倉科には“一皮むけた感”がある。『命のバトン』では、「芝居を通じて大切なメッセージを伝える使命感が芽生えた」と語る倉科本人に“一皮むけた感”はあるのか確かめた。

【画像】実は丈の長~いワンピースでした

――『命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~』は、子どもの虐待・遺棄死を防ぐ切り札の一つとして注目されている“赤ちゃん縁組”(新生児の特別養子縁組)を主題に、ドラマとドキュメンタリーを織り交ぜて、命の尊さと多様な家族の形を伝える内容。ドラマパートで“思いがけない妊娠”に戸惑っていた主人公・結(鈴木梨央)と出会い、彼女に寄り添って「赤ちゃんの幸せにとって何が大切なのか」を一緒に考えていく児童相談所の職員・千春を演じた倉科さんですが、同作に出演した率直な感想を聞かせてください。

【倉科】私にとって演じることは楽しく、生きがいだと感じることですが、今回はそれに加え、芝居を通じて大切なメッセージを伝える使命感のようなものが芽生えたことが印象に残っています。思いがけない妊娠などによって一人で悩んでいる方に、「一人で悩まなくていいんだよ。たくさんの人の力を借りられるんだよ。赤ちゃんもあなた自身も救われる選択肢があるんだよ」というメッセージを伝えることができる作品だと思ったので、ぜひ参加したいと思いましたし、「一人でも多くの命が救われますように」と、願いを込めて演じました。

――番組は、鈴木梨央さんや倉科さんが出演されたドラマパートと、本物の養子縁組家族のかけがえのない瞬間を捉えたドキュメント映像を織り交ぜた構成になっています。

【倉科】撮影に入る前にさまざまな資料を見たり、読んだりしました。虐待で亡くなる子どもは「生後0日の赤ちゃん」が最も多いという現実を、今回の作品を通じて知ったんです。ドラマで描かれる、愛知県の児童相談所が先進的に取り組んできた“赤ちゃん縁組”のことも知らなかったので、私自身にとっても気づかされることばかりでした。ニュースは事実や事件を伝えるものですが、ドラマという形ならその背景や深いところまで伝えられる、とてもよい方法だと思いました。ドラマにすることで当事者ではない人の共感を誘うことができる。エンターテインメントの力みたいなものを感じました。

――2006年から芸能活動をはじめて今年で15年。エンターテインメントの世界で活躍してこられた倉科さんですが、30代になって変わったな、と思うことはありますか?

【倉科】そうですね…、20代は待ちの姿勢だったというか、いただいた仕事はできるだけ期待に応えようとすごく頑張ってたんですけど、30代に入ってからは私自身から働きかけることが増えました。『女たち』に関しても、脚本づくりの早い段階で自分が思ったことをお伝えさせていただいて、それを反映していただきましたし、いままでよりも作品づくりに深く関わることが増えてきたかもしれないですね。

■コロナ禍での気づき「笑顔にしたい」

――シフトチェンジするきっかけ的なこととかはあったんですか?

【倉科】私自身はそんなにシフトチェンジした感覚はあまりなく、『女たち』の撮影のために髪を切ったことによるインパクトが大きかったんじゃないかと思うのですが…。あっ、ある! コロナ禍ですね。主演舞台の公演中止が決まって、初めて緊急事態宣言が発令されたタイミングより1ヶ月ほど早く“自粛”が始まっていたんです。だからすごく考える時間を多く持つことができた。なんで私は女優業をやってるんだろうとか、根本的に考え直して。自宅に大きなホワイトボードがあるんですけど、そこにいろいろ思ったことを書き出していったんです。なんで芝居をやりたいと思うのか。その答えを導き出していって、行き着いた答えが、誰かが喜んでる顔がみたい。誰かの生きる糧になれるなら、なんて素敵なお仕事なんだろう、と思ったんです。そこから何かちょっと肝の据わり方が変わったところはあるかもしれないです。

――お部屋にホワイトボードがあるってことにもちょっと驚きでした。

【倉科】同時期に複数の作品の撮影をしていたり、次の作品の準備があったりするので、こんがらがらないように、作品ごとに資料を貼ったり、大事なことを書き出しておくんです。もともと書くことで頭の中が整理されるタイプなので、メモ帳とペンを常に持ち歩いているんですが、そういったメモも貼っておいて、すぐに見られるようにしています。

――『命のバトン』の児童福祉司の役も、今の倉科さんだから説得力を持つのかな、と思いました。

【倉科】30代になって見えてきたこともすごく多いですし、コロナ禍を経て、役者はお芝居を通して人の心を動かすことができる、という気づきは、以前は自分にはどうすることもできない、と思っていた社会問題に対しても、そうじゃないと思えるようになりました。いち役者に法律は変えられないけど、法律を作るのは人であって、人の心に訴えかけられるのがエンターテインメントの強み。役者という仕事を通じて、作品を通じて、役柄を通じて、誰かが笑顔になってくれたらいいな、そう思うようになりました。

【放送予定】
11月18日(木)[BS1]前編:後8:00〜8:50/後編:後9:00~9:50
(再)11月23日(火・祝)[BS1]前編:前11:00〜11:50/後編:後0:00~0:50
12月11日(土)[総合※中部7県]後4:15~5:55※放送後NHKプラスで見逃し配信予定

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