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21年ノンフィクション本大賞に『海をあげる』 上間陽子氏「この賞をくださったことを誇りに思う」

『Yahoo!ニュース 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞』大賞は上間陽子氏『海をあげる』の画像

『Yahoo!ニュース 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞』大賞は上間陽子氏『海をあげる』

 ヤフーが運営するインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と、書店員が「面白かった」「お客様に勧めたい」と思った本への投票で決定する「本屋大賞」が連携した『Yahoo!ニュース 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞』が10日、発表され、上間陽子氏の『海をあげる』(筑摩書房)が大賞に決定した。上間氏には、トロフィーと取材支援費100万円が贈られた。

18年の第1回ノンフィクション本大賞は角幡唯介氏の『極夜行』

 この大賞は、2020年7月1日から2021年6月30日の1年間に日本語で出版されているノンフィクション作品全般が大賞。海外作品の翻訳本や、新書は対象外となる。

 受賞にあたり、上間氏がコメント寄せた。上間氏は「本を書いているときには、喉の奥がきーと音をたてるような痛みがありました。わめきたいような、叫びたいような、でもそれではちっとも足りないような。沖縄で起きている数々のことに絶望し、果たし状を書くような気持ちで書いていたのに、本当に書きたかったのはやはり違うことだったように思います」と述懐。

 「言葉が破壊される国にあって、それを破壊させないと抗い仕事を積み上げる書店員の方々が、この賞をくださったことを誇りに思います。言葉によって、ひととひとがつながりあえることを信じて、自分にできることをひとつひとつやり遂げていこうと思います」と決意を新たにした。

■『海をあげる』について
「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」。痛みを抱えて生きるとは、こういうことなのか。言葉に表せない苦しみを聞きとるには、こんなにも力がいるのか。おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれたノンフィクション。

■『Yahoo!ニュース 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞』ノミネート作品(著者/出版社)※作品名は五十音順

『あの夏の正解』早見和真/新潮社
『海をあげる』上間陽子/筑摩書房
『キツネ目 グリコ森永事件全真相』岩瀬達哉/講談社
『ゼロエフ』古川日出男/講談社
『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』河野啓/集英社
『分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議』河合香織/岩波書店

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