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斎藤工「映画は予算じゃない、アイデアだ」 映画『CUBE』オリジナル版の衝撃

映画『CUBE 一度入ったら、最後』(公開中)のティーチイン付き上映会に登壇した斎藤工、清水康彦監督(C)2021「CUBE」製作委員会の画像

映画『CUBE 一度入ったら、最後』(公開中)のティーチイン付き上映会に登壇した斎藤工、清水康彦監督(C)2021「CUBE」製作委員会

 菅田将暉、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎が出演する映画『CUBE 一度入ったら、最後』(公開中)のティーチイン付き上映会が3日、東京・イオンシネマ板橋で実施され、出演者を代表して斎藤と清水康彦監督が登壇した。今回は上映後のティーチインイベントということで、来場者から質問を募り、斎藤と清水監督が答えた。

【動画】“最初の男”は柄本時生! 本編冒頭映像

 主題歌「CUBE」を手がけた星野源に関する質問に、斎藤は「前にオンラインで会った時に英語を勉強したいって話をお互いにしてて、僕がドラえもんのコミックの英語版をお勧めしたら、その場で購入してました(笑)。今回も主題歌で関わっていただいてありがとうございます、と話しました。ただ、オンラインでしか会ったことがないので、いつかは実際にお会いしたいなと思っています」と返答。

 清水監督は公開初日に直接あいさつすることができたといい、「この映画に相応しいエッジの効いたかっこいい曲を作ってもらってありがとうございます、と伝えました」と、明かしていた。

 イベンの途中では、斎藤が映画の撮影時に撮っていたメイキング動画のお披露目も行われた。動画には斎藤が持参した健康グッズを使って遊ぶ菅田の様子や、共演者からプレゼントをもらって喜んでいる田代の様子が収められていた。このメイキング動画は5日より一部の劇場で、指定のQRコードを読み取るとスマートフォンやタブレットで見ることができる。また、ヴィンチェンゾ・ナタリからの特別コメントも、同じQRコードで視聴可能となる。

■主なQ&Aは以下のとおり。

――井手さんには奥さんがいると思う。公開前日のSNSにも「今日は早く帰って妻と夕飯を食べよう」と書いてあったが、そこから更新がなかった。井手さんCUBEに入る前に奥さんに会えたのでしょうか? また、奥さんはどうしてしまったのか? あと左腕の傷も気になりました。

【斎藤】実は台本にはもう少しわかりやすく書いてあって、監督やプロデューサーと話した裏設定もあるんですけど、井手の奥さんは病気で、死期が近いんです。映画では語られないし、見えない部分なんです。でも菅田さん演じた後藤は、やり取りの中で言葉じゃない何かを感じてくれました。事細かに説明はしていないけど状況が伝わって、そこで絆が生まれたと思いました。

【清水監督】当初はもっとやりとりがあったんですよね。でも表情だけで察するという、その方が想像が湧くんじゃないかなとみんなで話したんです。左腕を怪我をしてたっていうのは、後藤たちよりも前からトラップを掻い潜ったりしたから。井手には「奥さんに会いに行かなきゃいけない」という明確な目的があるけど、間に合わないかも知れない。だから自暴自棄に急いでいるんです。

【斎藤】僕は、腕の傷は柄本時生にやられたと思っています(笑)。

――今日が2度目の鑑賞です。斎藤さんはCUBEシリーズの大ファンだと伺っていますが、原作の好きな部分と、本作の見どころを教えていただきたいです。清水監督には、今回のリメイクにあたり、あえて全年齢対象にしたのは何故か聞きたいです。

【斎藤】シリーズというよりはヴィンチェンゾが作ったオリジナル版の衝撃を今でも覚えていて。劇場という空間と『CUBE』という作品がこんなにも一致するのかと。あと当時はハリウッド大作映画が全盛の時代だったんですけど、映画は予算じゃない、アイデアだとオリジナル版を観て強く感じました。

 日本で言うと一幕物の舞台のようなアイデアかなと思います。照明などを工夫して、同じ空間なのに違う空間に見える、小劇場的なロジックがある作品なので、この映画もコンパクトな劇場で見ると、お客さん自身が7人目のキャラクター的な感覚を味わえると思います。

【清水監督】今回いろんな人に見てもらおうと思って全年齢対象で映画を作りました。僕も斎藤さんと同じように、若い頃オリジナル版を観て、人間がこんな風になっちゃうんだって受け止めていたんです。なので自分がこの作品を引き受けたときに、環境が変わってしまった時の人間の動きだったり、見たことのない自分自身の一面と向き合う、これが『CUBE』のテーマだと勝手に思っていました。今回全国で映画を流してもらって、年齢とかも関係なく、自分自身と向き合うこととか、環境が変わっても大切なことが同じだっていうテーマを日本の全員と共有したかったんです。

【斎藤】日本映画のコンプライスも変化しているんですよね。1990年代にできたことが2000年代にできなくなったり、テレビもそうだけど、実は映画表現も厳しくなってきてる事実があるんです。

――締めのあいさつ。

【清水監督】この時期になると2回か3回観ていただいた方もいらっしゃると思うんですけど、この映画は観る度に感じることが変わる映画だと思います。今日もいろんなことを感じて、お家に帰ってもらえたらと思います。今日はありがとうございました。

【斎藤】リメイク作品というのは、いろんな壁があると思います。この映画についてもいろんな評価があると思いますが、今日の感想もぜひ言葉にしてほしいです。この映画を観て思ったことを、ご自身の純粋な言葉にしていただけたらうれしいなと思いますし、映画は賞味期限がないと心から思います。それは今日皆さんが劇場に来てくださって、この空間を一緒に作ってくださったからです。これからも観たい映画を劇場で観ていただければと思います。

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