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元AKB48で実業家の内田眞由美、アイドルの“第二の人生”「チヤホヤされるのは一瞬。早いうちに“次の一手”を」

元AKB48のメンバーで現在は実業家として活躍する内田眞由美の画像

元AKB48のメンバーで現在は実業家として活躍する内田眞由美

 AKB48在籍中に若干20歳で『焼肉IWA』を開業し、今年で8年目を迎えた内田眞由美。これまで店には多くの現役アイドル、卒業生、志望者がバイトで在籍し、社会経験が少ない若い女性たちの“修業の場”としても機能してきた。コロナ禍で飲食業界が苦境に立たされるなか、雇い止めすることなく焼肉店を存続させつつ、新規事業も展開するなど経営手腕を発揮してきた彼女に、多様化するアイドルのセカンドキャリアについて聞いた。

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◆20歳で開店資金5000万円を借金、コロナ禍で飲食業が大変な今だからこそ諦めない

──内田さんはAKB48を卒業する前年に「焼肉IWA」をオープンしています。当時の思いを聞かせていただけますか?

【内田眞由美】 中学生でAKB48に加入して7年半。『じゃんけん選抜』で優勝してセンターを務めさせていただいたこともありましたが、アイドルとしては結果を残せたほうではありませんでした。だから卒業後も女優やタレントは難しいだろうなと。じゃあ「次に何をやるか?」と考えたときに、両親が焼肉店を経営していたこともあって、真っ先に浮かんだのが「自分のお店を切り盛りする」ということだったんです。

──20歳で開店資金5000万円を借金、かなりの覚悟ですよね。

【内田眞由美】 見積書に見たことのない数字が並んでいたけれど、「大丈夫、やっていける!」っと思いサインしました。完全に若気の至りでしたね(笑)。経営のことが多少なりともわかっている今だったら、とてもじゃないけれど怖くて無理です。そう考えるとあの年齢で決断できたのはよかったなと思っています。

──芸能事務所などに所属し、平行して他事業を展開する人が多いなか、なぜ事業に専念しようと思ったのでしょうか?

【内田眞由美】 現役時代にお店を開業して、自分が作ったもので、お客さんが喜んでくれる姿を目の当たりにしてすごく嬉しかったんですね。ステージでキラキラした姿を見せるより、だんだん経営の方が楽しくなっていって。裏方にまわりたいと思うようになりました。

──それから7年半、コロナ禍の現在はオープン以来の苦境なのでは?

【内田眞由美】 飲食業界はどこもそうですね。行政からの休業要請の協力金で助かっている部分はありますが、家賃とスタッフの給料と仕入金でギリギリです。『焼肉IWA』での私の収入はほとんどないので、新規事業も始めました。それでもやっぱり飲食業は私の一番の夢でした。これまで何度もお店をやめたいと考えたことがありましたが、今はここで諦めたらダメだと思っています。こんな状況だからこそ応援してくれる方がたくさんいて、意地でもお店を諦めません。

◆人を惹きつける要素を十分に持っているからこそ、次の一手は早いうちに考えた方がいい

──『焼肉IWA』といえば、過去には島崎遥香さんがバイトしていたことも大きな話題になりました。これまで多くの現役・元アイドルを雇用してきた理由は?

【内田眞由美】 きっかけはオープン当時にAKB48を卒業した野中美郷ちゃんにお手伝いをお願いしたことでした。そこから口コミで「バイトしたい」と集まってくれるようになったんです。さすがにぱるる(島崎遥香)ほどの知名度だとちょっとした騒動になってしまって…3日しか働いてもらえなかったんですが、「一度はバイトをしてみたかったのでうれしかった」と言っていました。

──若くしてデビューしたアイドルのなかには、一般の社会経験がない方も多いと思います。内田さんのもとで「社会経験を積みたい」という方もいるのでしょうか?

【内田眞由美】 アイドル卒業後の進路はさまざまで、なかにはなるべく顔出しのない職場、それこそ工場などで働く人もいます。ただやっぱり卒業した途端にファンとの交流がなくなり、寂しくなるという人が多いですね。その点、『焼肉IWA』はおかげさまでAKB48ファンのお客さんも多いので、元アイドルが社会に出る一歩として慣れ親しんだファンがいた方が安心して働けると思ったのと、お客さんも楽しめるのではと感じました。

──アイドルシーンの成熟とともに“元アイドル”も量産されてきました。卒業時には、どんな不安があるのでしょうか?

【内田眞由美】 現役の「卒業のタイミングがわからない」と相談されることはけっこうありますね。やはり“アイドル”という存在が好きな方というのはいて、グループ在籍中は舞台などに来てくれたファンも、アイドルを卒業した途端に離れてしまうんです。女優やタレントになった先輩の苦労を見ているためか、アイドルを卒業すること自体に不安を覚える人は多いですね。

──とは言え、いつかは卒業することになります。内田さんはどのようにアドバイスしていますか?

【内田眞由美】 アイドルになれただけで、人を惹きつける要素は十分に持っている。しかも大勢の女の子たちのなかで評価競争にさらされてきたので、メンタルも鍛えられたはず。だけどアイドルとして可愛いだけでチヤホヤされるのは、人生のほんの一瞬。芸能でもそれ以外の道でも、次の一手は少しでも早いうちに考えて行動しておいたほうがいいよ、という話をしています。

◆アイドルプロデュース構想も…飲食業ほどやりがいのある仕事はない

──昨年6月にはお祝いバルーンを贈る新規事業『IWAバルーン』を開始。また年内にはアイドルプロデュースも構想されているとか。

【内田眞由美】 『IWAバルーン』は、アイドルの生誕祭などでスタンドフラワーを贈るファンがいることを知っていたので、何かお祝いごとに関わる事業をしたいなと考えていました。生花は管理が大変なので、バルーンならコストパフォマンスも見栄えも良く、喜んでもらえるんじゃないかと思いました。

──『IWAバルーン』は、どんなお客さんが多いんですか?

【内田眞由美】 男性アイドルの現場に贈りたいという女性が多いですね。しかも私が元AKB48だってことを知らない方がほとんど。「Instagramを見て可愛いと思ってオーダーしました」という声が多いです。実は、アイドルプロデュースもバルーン事業で久しぶりにアイドルの現場に足を運ぶようになり、「アイドルはやっぱり面白いな」と実感したことがきっかけでした。

──アイドルプロデュースは、具体的にどのように考えていますか?

【内田眞由美】 今は本当にアイドルが多様化していますが、私はやっぱりAKB48が好き。原点回帰のようなアイドルをイメージしていて、年内にはオーディションの開催を予定しています。深夜番組やYouTubeで裏側のリアリティショーのようなものもできたらいいなと、いろんな方にいま相談しています。

──27歳の若さとは思えないベテラン経営者の顔ですね。今後も多角展開が期待されますが、アイドル時代には今の自分を想像できましたか?

【内田眞由美】 ぜんぜん、それこそ25歳くらいで結婚してママになるんだろうな、といったイメージをしていました。飲食業は、正直ぜんぜん可愛くいられないんですよ(笑)。それこそバックヤードでは、網にこびりついた炭をゴシゴシ洗っていたり。だけどお客さんがおいしそうに食べている顔を見ると、こんなにやりがいのある仕事はないと感じます。うちでアルバイトしてくれている後輩たちにも、「アイドルのように可愛くはないけど、こんな生き方もあるよ!」という良い背中を見せられていたら、こんなにうれしいことはないなと思いますね。

(文/児玉澄子)

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