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シルバニア村の川を守るカワウソは「熱い想いを秘めているはず」、作者がバンドTシャツを着せ続ける理由

バンドTシャツを着るシルバニアファミリーのカワウソ夫婦(画像提供:カワウソさん)の画像

バンドTシャツを着るシルバニアファミリーのカワウソ夫婦(画像提供:カワウソさん)

 「バンド刺繍Tシャツがいい感じに揃ってきた。」というコメントとともに、複数のバンドTシャツを着たカワウソの人形の写真がTwitterに投稿され話題に。投稿者のカワウソさん(@8sh0)は、セックス・ピストルズやヴェルヴェッド・アンダーグラウンド、ソニック・ユースといったバンドのTシャツをシルバニアサイズに制作してカワウソファミリーのお父さんとお母さんに着せている。バンドT以外にも、自身が着ていた洋服のお古で、人が着てもおしゃれなデザインのワンピースやセットアップなどにリメイクしているのもカワウソさんが作るシルバニア服の魅力だ。そんなカワウソさんに、バンドTを制作したきっかけや、カワウソファミリーの魅力などについて話を聞いた。

【画像】川を守るカワウソのお父さんは“攻殻機動隊”好き? バンTだけでなくアニメTシャツも

■かわいすぎず、妙にリアルなカワウソに惹かれ…「オルタナ好き」設定膨らむ

――そもそも数あるシルバニアの動物たちの中から、なぜ“カワウソ”を?

【カワウソ】もともと動物のなかでもカワウソが好きだったんですが、あるときネットサーフィンをしていたら、カワウソファミリーが発売されることを知って、「シルバニアってウサギとかクマだけじゃないんだ!」と衝撃を受けて…。そのまま衝動買いをしました。

――他の動物たちにはない、カワウソの魅力は何でしょうか?

【カワウソ】カワウソの魅力は、かわいすぎず、妙にリアルに見えるところがあって、且つどんな洋服でも着こなしてしまうところでしょうか(もちろん、他の動物も着こなし上手だと思います!)。

――セックス・ピストルズやヴェルヴェッド・アンダーグラウンドなどの洋楽のバンドTシャツと、それを着ている素朴でキュートなカワウソのお父さんとお母さんのギャップがたまらないです。バンドT×シルバニア人形の組み合わせの斬新さに目を引きました。

【カワウソ】ひと通り既存の型紙で洋服を作ったところで、違うこともやってみたいなと考え始めて、「刺繍があるな!」と気づきました。でも、当時は刺繍糸を数種類しか持っていなかったので、刺繍できる図柄には限りがあると感じていたんです。

――カラフルな刺繍だと糸の種類もたくさん必要ですしね。

【カワウソ】そんなときに、たまたまエイフェックス・ツインを聴いていて、「このロゴだったら刺繍しやすそうだし、黒糸だけでできるぞ」と気づいて作り始めたのがきっかけです。「シルバニアの世界にエイフェックス・ツインはありなのか?」とも思ったのですが、意外と似合ってしまったので、それ以来作り続けています。

――これまで作ったバンドTシャツシリーズなかで、特にカワウソとの相性がいいと感じる作品は?

【カワウソ】バンドTシャツを作るうちに、「この子たちはきっとオルタナ好きのカワウソだ」と具体的なカワウソ像ができ始めていきました。単純に私の趣味がリンクしているだけなのですが(笑)。なので、作者の思い入れも込みで、ソニック・ユースとヴェルヴェット・アンダーグラウンドが一番相性がいいなと感じています。

――かなり個人的な思い入れが強そうですね(笑)。

【カワウソ】あと、シルバニア公式サイトのカワウソファミリーのお話を読むと、彼らは「シルバニア村の川を守っている」みたいなのだそうです。完全に私の想像なのですが、カワウソファミリーがシルバニア村のやや外れに住んでいる「ほかの動物たちよりもちょっと内向的だけど、熱い想いを秘めている」動物というイメージになって、彼らの趣味趣向もだんだんと肉付けされていった気がします。

■一番思い入れがあるのはうどん服、実際に現地にカワウソ連れて撮影も

――バンドTのようなカッコイイものの他にも、セーラーワンピースのようなかわいいもの、ドラえもんをイメージしたコスプレセットアップといったユニークなものなど、オリジナルデザインを施した洋服を制作されていますが、着想はどういったものを参考にすることが多いですか?

【カワウソ】通勤中や家事中など、ぼんやりと考えごとをしているときに思い浮かぶことが多いです。あとは映画を観たり、美術館を訪れたりしたときなど、思い返すとかなり日常に深く入り込んで考えているのかもしれません。最近は外出もままならないので、アマプラやネットフリックスで観た作品から感化されています。ちなみに、チャイナドレスやカンフー服を作るときは、大抵は香港映画にはまっているときです。

――これまで制作したカワウソの洋服のなかで、特に思い入れのあるものは?

【カワウソ】2019年に旅行で香川を訪れた際に作った、うどんをイメージした服です。実際にファミリーを連れて行って、直島や香川市内で撮影もしました。「彼らにはおしゃれに香川名物のうどんを着こなしてほしい!」と思って、デザインにはこだわりました。生卵を模したワッペンと、ネギと七味唐辛子の刺繍がポイントです。

――学生時代に穿いていたお気に入りのスカートや着なくなったニットなど、自身がかつて着ていた洋服をカワウソ仕様に制作されているのが印象的ですが、制作するうえで大切にしていることやこだわっていることを教えてください。

【カワウソ】「自分で着てみたいと思える服」という点を大切にしています。子どもの頃から、服を描いたり見たりすることは好きで、かといって着道楽というほどでもないので、カワウソたちに服を作って満足している感じです。「可愛さのなかに毒っけ」「かっこよさのなかに野暮ったさ」など、色々なコンセプトが同時に存在している服を作りたいなと思っています。

――カワウソさんの考えるシルバニアの魅力とは何ですか?

【カワウソ】カワウソに限らず、「え、こんな動物まで!?」といつも驚きを与えてくれるところかなと思います。私自身、動物全般が好きなのですが、シルバニアにはすべての動物に対して平等で温かな眼差しを感じます。あとは、私が「オルタナ好きのカワウソ」とイメージするように、シルバニア好きの皆さんにも、それぞれのファミリー像(性格や趣味趣向など)があるのかなと思います。そういった想像をする余白を持たせてくれるところも、シルバニアの魅力なのかもしれないですね。

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