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『ワクチン副反応への神対策』医療従事者の“図解”に反響、不安抱く若者に届けるために必要な「発信の工夫」

「ひろ図解療法士」さんによる『副反応への神対策3選』“図解”の一部(Twitter @hiro_z_therapyより)の画像

「ひろ図解療法士」さんによる『副反応への神対策3選』“図解”の一部(Twitter @hiro_z_therapyより)

 高齢者以外にも新型コロナウイルスワクチンの接種が順次開始されているが、副反応を心配する声もまだまだ多い。そんななか、『副反応への神対策3選』として、事前に準備すべきことや対処法を“図解”したイラストが話題になっている。ツイートしたのは、医療従事者の「ひろ図解療法士」さん(@hiro_z_therapy)。このツイートを行った意図や、若年層に向けたワクチン情報周知の問題点などを聞いた。

【画像】「わかりやすい!」「これを見て備えよう!」20万超のいいね、大反響の副反応対策イラスト

■感染を広げると言われるが、「Twitterには感染対策に関心のある若者がたくさんいる」

 20万件を超えるいいねが集まった『副反応への神対策3選』という図解イラストは、ワクチンを接種する前に準備しておいたほうがいいこと、副反応が出たときの対処法をわかりやすくまとめたもの。投稿した「ひろ図解療法士」さんは、臨床や文献に基づいた知識や自分の経験を「図解でわかりやすく」発信している国家資格セラピストだ。

――そもそも、この図解を発信しようと思った理由は?

 「私は医療従事者なので早めにワクチンを打ちましたが、想定していたよりも副反応が強くとてもつらかったんです。そこで、これからワクチンを打つ人に、備えることでつらさを回避してほしいという思いで作りました」

――どういったところに気を配りましたか?

 「コロナワクチンの副反応はまだわかっていないことが多いので、明らかにされている情報をわかりやすく伝えることを重視しました。また、今後打つ予定の人の不安軽減と、副反応に対応するための事前準備を具体的に提示することを意識しました」

――ツイートには、ユーザーからコロナウイルス、ワクチンについての質問が続々と寄せられています。その点はどう感じましたか?

 「コロナワクチンを打つ人が増えて、感染を抑えるためには、わかりやすい形で情報が周知されることが必要だと改めて感じました。情報が不足していたり、間違った情報に惑わされたりすることで、打たない選択をする人も多いのかもしれません。今回これだけ反響があったということは、実はみんな関心があるという裏付けになったと思います。テレビでは若年層が感染を広げていると発信されていますが、Twitterには感染対策に関心のある若者がたくさんいるということがわかりました」

――今回のツイートの反響を見ていると、情報収集の仕方も大事なポイントだと思います。

 「厚生労働省のホームページを見れば、現時点でわかっている予防、接種についての情報を見ることができますが、多くの人はテレビやネットニュースのみで情報収集をしています。どこで情報を確認するべきか、発信する側の工夫があれば、みんなもっと安心できると思います」

――不確かな情報で不安になり、ワクチン接種をためらうといったケースもあるようです。

 「ワクチン自体が不確かなものなので、不安になるのは当たり前です。今わかっている情報をしっかりと確認して、『打ってもいい』と思う方は打てばいいし、『打ちたくない』と思う方は無理に打たなくていいと思います。その判断材料を、誰もが容易に見られることが重要だと感じます」

――なるほど。ワクチンの知識が少ない若年層などには、どんな形で情報を伝えるのが望ましいのでしょうか?

 「堅苦しい文字だけでは読む人が限られるので、イラストや動画などのさまざまな方法を用いたり、若者に身近なSNSやYouTubeで伝えたりする工夫が必要だと思います。情報の入口としてそれらのツールを活用し、詳細な情報提供ができる場へ誘導することが有効ですね」

――SNSには間違った情報もあるかと思いますが、情報を得る際にはどのようなことに気をつけたらいいですか?

 「医療従事者でも政治家でも、間違った情報を発信している可能性はあります。また、受ける側の解釈で齟齬が生じることも珍しくないです。私も匿名でSNSで発信しているので言いづらいですが、 SNSだけで情報収集をすると間違った情報が入ってきやすく、それが正しいかどうか判断するのも難しいです。SNSだけでなく、厚生労働省のホームページ、製薬会社のホームページ、本や論文など、匿名性が低いところから情報を仕入れることが望ましいと思います」

――ワクチン以外にも、心と体にまつわる数々の図解を制作されていますが、このような活動を始めたきっかけは?

 「どの分野でも“予防”は興味が持たれにくく、事故や病気が起こってから対策をするのが現状です。病気になった人を救う人はたくさんいますが、予防の活動をしている人は少ないです。病気になると完全に元の体に戻るのは難しい場合が多いですが、病気になるまではそのことに気づきません。働き盛りの人が病気になり『子どもがいるのにこれからどうしよう』と後悔する姿を見るのはつらいですし、やりきれなさを感じてきました。だからこそ、“予防”に興味を持ってもらえるように、図解療法士を名乗り、SNSで発信しています」

――ワクチン以外で、特に反響の大きかった図解作品は?

 「『スマホながら筋トレ』です。筋トレを勧めても『時間がない』『つらい』『効果がわからない』『すぐやめてしまう』と、いつも言われてきました。私は筋トレが好きな方ですが、そんな私でも忙しかったり疲れていたりすると、ついサボってしまいたくなります。そんなときは、スマホを触りながら筋トレやストレッチをしてきたので、『この方法ならみんなにも運動してもらえるかも!』と思って発信したところ、13万いいねの反響がありました」

――コロナ禍の現在、医療従事者の方はとてもお忙しいと思いますが、そんな中でこのような発信を続けているのはどういった理由からですか?

 「もともと、人の役に立つ仕事がしたいという思いで医療職に就きました。一昨年に読んだ『嫌われる勇気』という本に『幸せとは人に貢献すること』と書いてあり、“予防”で病気になる前の人に貢献したいと思い立ちました。この活動を始めてから、『予防ができているかもしれない』という勝手な貢献感で、私はすごく幸せを感じています」

――それはとても素敵なことですね。

 「目の前の病気で困っている人を助けることはもちろん大事ですが、今後病気になる可能性がある人を助けることも同じくらい大事だと思っています。人の幸せが自分の幸せとなるように、これからも発信を続けていきたいですね」

――最後に、これからワクチンを接種する人、迷っている人、不安に思っている人に伝えたいことは?

 「私はコロナワクチンの専門家ではないので、接種した方がいいか、しない方がいいかといったことは言えません。自分自身でしっかりと情報を調べて、打つと決めた人は副反応への対策をして臨んでいただければと思います。打たないと決めた人は、周りの同調圧力に負けずに、自分の意思をきちんと持って感染対策に努めてください。ワクチンを打った人、打つ予定の人は、打たない選択をした人を決して責めないようにしてください」

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