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「誰だい、きみは…」“失敗”ぬいぐるみに反響、人気作家が明かす“謎の生き物”誕生秘話

「誰だい、きみは」作者が思わず呟いた”謎の生き物”ぬいぐるみの画像

「誰だい、きみは」作者が思わず呟いた”謎の生き物”ぬいぐるみ

 「誰だい、きみは…」。作った本人が思わずそう呟いた、手作りのぬいぐるみの写真がTwitterで話題に。アザラシのぬいぐるみを作ろうと思っていたそうだが、なんともいえないフォルムの“謎の生き物”が誕生してしまったという。投稿には「とても可愛い物体です」と称賛のほか、「おこじょさん?」「ボウリングのピンの妖精」など正体を推察するコメントが多く寄せられた。投稿者のJUNK FOOD OPERAさん(@junkfoodopera)は、自作のぬいぐるみを「ヴィレヴァン・オンラインストア」などで販売するぬいぐるみ作家として活動している。この“謎の生き物”に対する思いや、ぬいぐるみの魅力について話を聞いた。

【写真】「謎生物!」「純粋な心ならば〇〇に見えるはず…」シュールだけど癒し効果抜群! 1500体完売のぬいぐるみの全貌

■「失敗作というよりは、これはこれで可愛い」偶然から生まれた新しい形に芽生えた愛着

――「謎の生き物」に多くのコメントが寄せられています。

【JUNK FOOD OPERAさん】ノートの端の落書きのような軽いノリで制作したので、まさかこんなに反響を頂けるとは思いませんでした。「何かのキャラクターに似ている!」と言われることが多い中、「写真だけ子どもに見せたら、子どもにはこれがアザラシってすぐにわかった」というコメントに、純粋な心を持っているとこの子はアザラシに見えるんだなあ、とキュンとしました。

――「謎の生き物」が出来上がったときの感想は?

【JUNK FOOD OPERAさん】構想から完成まで、2時間くらいで出来上がりました。ぬいぐるみ制作は最後に綿を詰めるまで完成形がわからないのですが、作っている途中からだんだん「これはアザラシというより何か別の生き物になる…」という予感がありました。出来上がった瞬間は、とっても可愛いけど一体何の生き物なんだと、とにかくビックリしました。

――理想通りに完成していたら、どんなフォルムになっていたのでしょうか?

【JUNK FOOD OPERAさん】もう少しアザラシらしい、丸っこいフォルムになる予定でした。確かに思っていたものとはだいぶ形が違うのですが、失敗作というよりは、偶然から生まれた新しい形の謎の生き物なので、これはこれで可愛いなあと思っています。

――「販売予定はない」と投稿されていましたが、それはなぜでしょうか?

【JUNK FOOD OPERAさん】実は今秋に個展が控えていて、その後もスケジュールが色々と詰まっているため、ほかのぬいぐるみの生産スケジュールの兼ね合いで、アザラシ的なぬいぐるみを制作するのが難しい状況でした。ただ、有難いことにリクエストは本当にたくさん頂いているので、販売できるように調整中です。

――ぬいぐるみ作家としてご活動されています。ぬいぐるみに興味を持ったきっかけや時期は?

【JUNK FOOD OPERAさん】幼少期は、親が買ったり作ったりしてくれたぬいぐるみに囲まれて暮らしていました。大人になってからは、小学生の頃から大事にしている思い出深いぬいぐるみ数個と、好きなキャラクターのぬいぐるみ何個かと暮らしていて、思い返してみればぬいぐるみは常にそばにあったので、特に強く興味を持ち始めた時期というのは曖昧な感じです。

――ぬいぐるみ制作を始めた時期ときっかけは?

【JUNK FOOD OPERAさん】2019年の初めに「クオッカちゃん(クオッカワラビー)のぬいぐるみを作らなければ」と急に思い立ちました。そのときは裁縫もボタン付けくらいしかできなかったのですが、友達とお酒を飲んだ帰り道にそういった強い気持ちが降りてきました。きっかけが本当にこれなので、ぬいぐるみの神様からの声だったと思っています。

――なぜ、クオッカワラビーだったのでしょうか?

【JUNK FOOD OPERAさん】もともとオーストラリアに生息しているクオッカワラビーが大好きなので、あの唯一無二の笑顔から得られる癒しや、内から湧き出る元気になるパワーを表現したいと思いました。ぬいぐるみの作り方を独学で勉強して試行錯誤を重ねて、今のクオッカちゃんの形になりました。ぬいぐるみは全て手縫いで制作をしている一点もので、「一個一個全部が世界で一番可愛い!」という、一番がたくさんというコンセプトで作っています。

――「ヴィレッジヴァンガード」や「ラウンドワン」でプライズでの商品展開をされていますが、良かった点はどういったことですか?

【JUNK FOOD OPERAさん】ぬいぐるみは全て個人で制作しているので、ヴィレッジヴァンガードさんに商品を宣伝して頂いてたくさんの方に知ってもらえて、販売や配送を行なって頂くことで私自身が制作にも集中できるので、本当に感謝しています。プライズ商品は自分一人では作れない特大サイズや数量で商品を展開して頂けるので、新しくうちのぬいぐるみのことを知ってもらえるのはもちろん、元々ファンの方も喜んでくださり、普段制作しているぬいぐるみがなかなか手に入らない方にもお届けしやすくなって良かったなと思います。

――ちなみに、「クオッカちゃん」は、これまで何体ほど制作されたのですか?

【JUNK FOOD OPERAさん】1500体ほど制作しました。全てご購入いただき、大変感謝しています。

――1500体! 一人で制作するのは大変ではないでしょうか。

【JUNK FOOD OPERAさん】嬉しいことに、ぬいぐるみについては老若男女問わずたくさんの方々からラブコールを頂き、今は需要に対して制作が追いついていない状況ですが、今後もずっと作り続けるので、うちのぬいぐるみを求めてくださっている方のところへ必ずお届けできるよう元気に活動していきたいです。

――作品のモチーフは“クオッカワラビー”や“エビ天”など、ぬいぐるみとしてはあまり見かけないものが多いですが、ぬいぐるみ制作でのこだわりを教えてください。

【JUNK FOOD OPERAさん】形やお顔を可愛く作るというのはもちろんなのですが、「泣いちゃうくらい可愛いものを作る」を心掛けて制作しています。持ったときの肌触りや温もりが心を動かすものになるよう、生地や素材にもこだわっています。

――JUNK FOOD OPERAさんが考える、ぬいぐるみの魅力は?

【JUNK FOOD OPERAさん】大人から子どもまで、誰でも可愛がることができるのが魅力だと思います。子どもの頃は友達のような距離感で、大人になったら癒しをくれるパートナー、思い出の品、人によってはインテリアの一部になっているかもしれません。いずれにしても、持ち主とぬいぐるみの関係性は“持ち主次第”なところが自由でいいなと思います。

――今後の展望を教えてください。

【JUNK FOOD OPERAさん】やってみたいことは色々とあって、『モルカー』のようなストップモーションアニメや、ゲームがすごく好きなのでゲーム化もしたいなと、夢を膨らませています。基本的に家でずっと一人で作業をしているので、チームになって制作することにも憧れています。

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