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『トリガー』寺坂頼我、ヒーローとしての心構え「これから生涯ウルトラマン」 『レオ』世代の父がボロ泣き

『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に主演する寺坂頼我 (C)ORICON NewS inc.の画像

『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に主演する寺坂頼我 (C)ORICON NewS inc.

 特撮ドラマ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』が、きょう10日からテレビ東京系で放送される。ウルトラマンシリーズ55周年を迎える今年、25年前に放送され根強い人気を誇る『ウルトラマンティガ』の後継作品として制作されている。今回は、ウルトラマントリガーに変身するマナカ ケンゴ役を務める寺坂頼我(21)にインタビューを敢行。愛知県を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分ユニット、祭nine.のリーダーでもある寺坂に、オーディションや撮影の裏側、ウルトラマンシリーズにかける思い、今後の夢について語ってもらった。(取材・文/森ユースケ)

【写真】GUTSスパークレンスを手にポーズを決める寺坂頼我

■丸坊主になる覚悟で挑んだオーディションへ

――今作での主演が決まったときの気持ちを教えてください。
【寺坂】特撮ヒーローになりたい。その気持が芸能活動を始めたきっかけでした。ずっと夢見てきたことが現実になって、役が決まった瞬間は信じられない気持ちでいっぱいでしたね。

――オーディションが終わった瞬間は、何%の確率で合格できると予想していましたか?
【寺坂】全然ダメだったので、良くて30%くらいかなと思っていました。お芝居とアクションは全力でやりきれたんですけど、質疑応答が…。男性メインキャストのオーディションだと誰もが分かりきっているのに、なぜか「寺坂頼我です! 男の子です!」って叫んでしまって(笑)。見ている方たちも笑ってくださったので、助かったんですけど。やっちまった~と思いながら、「髪の毛は切れる?」「切れます! 丸坊主でもなんでもやります!」「いや、そこまではやらなくていいから」みたいなやりとりが続きました。

 オーディションが終わったあと、マネージャーさんに「アクションと芝居はちゃんとできたけど、あとはもう全然…」って報告して。今までに厳しい経験もしてきたので大丈夫だろうと思ってたけど、いざ自分の夢を掴むチャンスが目の前にあると思うと、過去イチで緊張してしまいました。でも、ケンゴは愛されキャラなので、オーディションでのワタワタした感じが、良く言えば親しみやすいキャラクターだと感じてもらえたのかもしれません。

――今作の監督を務める坂本浩一氏はアメリカを拠点に活動する、アクション作品のスペシャリストです。祭nine.のパフォーマンスや過去に出演した特撮作品『ワッショイダー』などでアクロバット技を披露してきたことについて、監督からなにか言われたことはありますか?
【寺坂】オーディションでは動画審査と最終審査があったのですが、動画ではバク宙などを撮影して、最終審査ではスペースの都合上、別の技と受け身をやりました。オーディションの時点で信頼していただけたのか、「本当によく動くね。君は動けるから、心配していないけどね」と言ってもらえました。今、振り返ってみると、そのあたりもプラスに見ていただけたのかなと思います。

――配役の決定は、どんなタイミングで知ったんですか?
【寺坂】事務所でけいこをしている最中、急にマネージャーさんから別室に呼ばれたんです。あんまりないことなので「ヤバい、なにかやらかしたかな?」と思い巡らせて部屋に入ったら、「社長から電話が来てる」と言われて。電話に出たら、「最近頑張ってるの?」とガチなトーンだったから「うわ、逃げたい…」と思ってたら急に「ウルトラマン、おめでとう」って言われました。サプライズ発表をマネージャーさんと企てたみたいで、その瞬間、語彙力を完全に失いましたね。喜びとプレッシャーで涙がぼろぼろ出てきて、横を見たらマネージャーさんも泣いて喜んでくれてました。

 僕自身、名古屋を拠点に夢をかなえようと活動してきたなかで、「東京で活動したほうがチャンスが多い」「役者をやりたいなら、パフォーマンスグループはやめたほうがいい」って言われることも多々あって、心が揺らいだ瞬間もありました。でも、いろいろな経験が必ず自分のやりたい道にもつながるはずだと信じてやってきた。だからこそ夢がかなったので、自分を信じること、自分の中の軸って大切なんだと改めて感じました。

 ヒーローって、なにがあっても諦めない、誰かのためなら絶対に折れない、屈さない存在だと思うんです。自分が諦めずに貫いてきた経験を作品にも生かしたいと思いますし、見てくれた人にとって、自分の軸がどこにあるのかと向き合うきっかけになったらいいなと思います。

――ご家族も一緒に喜んでくれたことかと思います。
【寺坂】まず、お父さんは昔からウルトラマンシリーズが大好きだったみたいで、伝えたらボロ泣きして「頑張れよ」って言ってくれました。数日後には、ウルトラマンシリーズへの思いが長文で送られてきて。

 ウルトラマンレオ世代で、裕福な家庭ではなかったけど、ソフビ人形を買って大切にしていたと。小さいころの楽しい時間をくれたのはウルトラマンだったから、自分の息子がそのシリーズに携わるのは、本当に感慨深い。そんなことが書いてありました。

 これまでしっかりと話を聞く機会もなかったら、そんなことを思ってたのかって新鮮でした。同時に、お父さんと同じように、多くのファンのみなさんもトリガーを一生愛してくださるのかなと思うと、身が引き締まりましたね。

――グループのメンバーや事務所の先輩はいかがでしょうか。
【寺坂】先輩であるBOYS AND MENの方たちも一緒に喜んでくれました。小林豊さんは『仮面ライダー鎧武』に出演した経験から、「ヒーローとしての自覚を持って、行動に気をつけたほうがいい」と言葉をかけてくれたり、お守りをくれたりしました。勇翔さんは特撮の大ファンで、「あれってどうなの?」って内情をぐいぐい聞いてくるので、放送を見てくださいって抑えてます(笑)。

――SNSでの祝福コメントも数多く見られました。
【寺坂】SNSを通して、改めてウルトラマンの影響力の大きさを実感しました。発表と同時にフォロワーが一気に数千人増えたり、海外からもたくさんのコメントをいただいたり、みなさんの温かさがすごいんです。過去には海外でイベントをやっていたこともあるそうなので、行けるようになったら改めていろんな国に感謝を伝えに行きたいと思っています。

 期待していただいたぶん高いハードルを超えたいと思いながら、大きなプレッシャーも感じていて。監督が「プレッシャーもあるだろうけど、一緒に頑張ろう」と言ってくださったので、いまは自分の全力を出し切ることに集中しています。

――過去のインタビューでは「80歳まで芸能活動を続けたい」と語っていました。『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役である森次晃嗣さんは、経営する喫茶店に今でも世界中からファンが来てくれるといいますが、長く芸能活動をするうえで、ウルトラマンシリーズの経験は大きな武器になるのではないでしょうか。
【寺坂】そうだと思います。これから生涯ウルトラマンなわけですからね。とても光栄ですし、子どもたちにとっては、人としてのお手本という立場でもあるので、日々の過ごし方に気をつけないといけないですよね。

 だらだら歩くよりは姿勢良く歩いたほうがいいし、好き嫌いをなくすべく嫌いなトマトもしっかり食べるようにしています。好き嫌いがある子どもが、「ケンゴ君もなんでも食べてるから、一緒に食べようね」って言われたことで、食べてくれるかもしれないから。誰かとお話しするときも、きちんとあいさつをして、お礼を言う。そういったことを、いままで以上に強く意識して生活しています。

■スタントマンなしでのアクションシーンを直訴

――昔からヒーロー憧れていたということで、選ばれし者のみが持てる変身アイテムを手にした瞬間の気持ちを教えてください。
【寺坂】めちゃくちゃうれしかったです! オーディションを受ける際に改めて『ウルトラマンティガ』を見て、子どもの頃には気づかなかったメッセージ性や人生観が刺さりました。昔は、『早くウルトラマンに変身してよ!』って思ってたけど、できる限り人と人が協力して戦うことの意味が、このご時世だからこそ余計に身にしみる。

 だからこそ、その『ティガ』のモチーフを受け継ぐかたちでGUTSスパークレンスを持ったときは、うれしかった。最初は、今回は銃なのかなって思ったら、パカって開いて「うおーー! スパークレンスだ!」ってなって、これを持てる喜びは計り知れなかったです。

――放送回が進むにつれて、手元を見ないで変身アイテムを扱う機会もあるかと思います。
【寺坂】実は、すでにやっております! 走りながら腰からスパークレンスを手にとって、開いて、GUTSハイパーキーを装填して…っていう一連の動きを素早くできるようになりたくて、家でもたくさん練習しました。今作では、変身シーンも毎回違っていて。走りながら、階段から降りながらとシーンごと、監督さんの演出ごとに変わるので、ぜひ注目してほしいです。

――2018年放送の『祭戦士ワッショイダー』にて、スタントマンなしでアクションシーンを演じた経験をお持ちですが、今作でもカッコいいアクションを見られるのでしょうか。
【寺坂】監督にも「なるべく自分でやりたいです」とリクエストしました。ケンゴは新人なので、成長するにつれて、徐々にカッコいいアクションを駆使できるようになったらいいなと思っています。ただ、攻撃を受けるお芝居に、少しアクロバットを入れてやってたこともあるので、リアルにケンゴが動いてるんだと思って楽しんでいただきたいです。

――その成長も見どころなわけですね。
【寺坂】アクションが増えていったら、監督からも認められたのかなと思っていただければ。現場では“ヒーローダッシュ”といわれる走って止まる動きも、監督が直々にやっていただいたんですよ。「こうやってやるんだよ、大丈夫?」っていわれて、やってみたら「ダメダメ、違う!」っていわれて、また何度もやって。

 ようやくできたところで、「これからもっと成長していこうね」って言われました。いつか完璧なヒーローとしての身のこなしをできるように、アツく前向きにアクションと向き合っています。カットがかかったあと、カメラのセッティング中も、監督自ら動いて教えてくださるので、いつもすごく勉強になっています。

――たとえばどんなことを教わったんですか?
【寺坂】たとえば銃の構え方ひとつでも、学ぶ事が多いです。まず当たり前ですけど、怪獣を倒せる威力を持つ銃なので、人に向けて使えば命を奪ってしまう。だから、絶対に人に向けない。それはカメラが回っていようがいまいが、関係ない。リアリティを持たせるように、徹底しています。

 ほかには、銃を撃ったときに反動を受けた動きとして、銃口を上に向けがちじゃないですか。でもじつは間違っていて、その動きをしてしまうとブレるから、クッションを意識した動きにしなきゃいけない。細かく教えてくださるので、すごく面白いです。

――アクション以外の部分で意識することはありますか?
【寺坂】今後、ケンゴの過去や背景に迫っていくなかで、普段の明るいキャラクターとのギャップを見せるように、戦っているときのカッコよさと、日常のかわいさのギャップを意識して。ただ明るいキャラクターではなく、芯が強いからこそウルトラマンの光になれるのがケンゴだと思うので、そういう部分も意識して演じています。

――ヒーローになる夢がかなったわけですが、今後のさらなる目標は?
【寺坂】監督や現場のスタッフさんたちのなかには海外作品に携わる方も多くて、話を聞いていると、はるかにスケールが大きくて、作品を良くするためならなんでもするのが当たり前らしいんですよ。そういう話を聞いてると憧れますし、自分もいつか海外で仕事をしてみたい気持ちが強くなりました。

――今後、ライブステージで観客の前に立つ機会もあると思いますが、意気込みは?
【寺坂】みなさんに会える機会をすごく楽しみにしています。今、こんなに頑張れているのは、間違いなくエールをくれたみなさんのおかげ。その感謝の思い何倍にもして返したいです。それこそ、祭nine.の屋外ライブにウルトラマンのファンの方が見に来て、アツい言葉をくださったこともあるくらいで。アクロバットを見てもらったり、見てくれる人たちと一緒に「スマイル、スマイル!」ってやれたら楽しいだろうな~。

――撮影はすでにスタートしていますが、第1話の完成映像は見ましたか?
【寺坂】実はまだなんです。アフレコのときにちらっと見ただけでもすごくカッコよくて、みなさんと同じく僕も完成を楽しみにしている状況です(笑)。1話目からフルスロットルな感じだったので、ぜひ期待してほしいです。

 7月10日は僕もリアルタイムで見られる予定なので、SNSで感想を言い合いながら一緒にリアタイしたいですね。放送初日から、一緒に戦ってほしいです!

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