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聴覚のみで“物語”を紡ぐ…若年層にも広がる「ラジオドラマ」回帰のワケ

『ネスカフェ 香味焙煎 presents  Lifetime with Coffee~コーヒー片手に、大人のたしなみ~』(TOKYO FM)で朗読劇に挑戦している青木崇高の画像

『ネスカフェ 香味焙煎 presents Lifetime with Coffee~コーヒー片手に、大人のたしなみ~』(TOKYO FM)で朗読劇に挑戦している青木崇高

 近年、ラジオに対する再評価の機運が高まる中、“ラジオドラマ”というジャンルも増加傾向にあり、若年層にも新鮮なコンテンツとして受け入れられている。5月から放送されている『ネスカフェ 香味焙煎 presents Lifetime with Coffee~コーヒー片手に、大人のたしなみ~』(TOKYO FM)も豪華作家陣のショートストーリーを俳優・青木崇高が朗読し話題を集めている。SNSが身近となりテレビ離れが叫ばれる中、なぜ聴覚のみで伝えるラジオドラマ(朗読劇)がユーザーを惹きつけるのか?

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 ラジオドラマは、イギリスの作家リチャード・ヒューズ脚本による『デインジャー』(1924年1月15日~/BBC)が元祖とされており、約一世紀近い歳月を経ている歴史あるエンタテインメントだ。日本では、翌年1925年に舞台中継としてNHKでスタート、内容はBBCのラジオドラマの翻訳ものや純文学作品などであった。NHKはこのラジオドラマのために東京放送劇団を発足させることになり、同時に現在の“声優”の元祖を生み出すことにもなった。

 「ドラマ」と言えば、テレビで放映される連ドラなど、視覚に訴えかける映像作品を想起させるが、実は“ラジオドラマ”がその礎を築いたと言っても過言ではない。5月まで放送されていた連続テレビ小説『おちょやん』の劇中でもラジオドラマが舞台となるシーンが多々見受けられ、杉咲花演じる主人公・千代のモデルとなった喜劇俳優・浪花千栄子が、実際に出演していたラジオドラマ『お父さんはお人好し』を改めて放送するという特別企画も生まれた。また、TBSラジオでも宮崎駿監督の長編アニメ映画『風立ちぬ』を初のラジオドラマ化することを先ごろ発表し、話題を呼んでいる。

 5月2日から放送がスタートした『ネスカフェ 香味焙煎 presents Lifetime with Coffee~コーヒー片手に、大人のたしなみ~』(毎週日曜 後6時~TOKYO FM)は、物語を“聴くことのみ”でユーザー各々が情景を膨らませていく朗読劇として話題だ。辻仁成、中園ミホ、中村航、村山由佳、吉田修一という豪華作家陣が、 コーヒーの“香り”にまつわるショートストーリーを書き下ろし、青木崇高による朗読が展開。ユーザーからは「(朗読を)聞いているだけでコーヒーの香りが漂ってきた気がしました。コーヒー好きな私としてはこのラジオ(朗読)を聴いていると、とっても上質なコーヒーを飲んでいる気分になります」などの声が届いており、高評価を受けている。

 また、朗読を務める青木崇高も「ラジオパーソナリティ初挑戦ですが、恥ずかしがらず、気負わずにやっていきたいです。各業界のトップの方や、見識ある人と話せるのは貴重な機会で勉強になります。放送がある日曜の夕方は、週の中で一番ゆったりしている時間帯だと思います。五感を少し緩めた中で聴いていただくことで気づきがあるかもしれないので、コーヒー片手にリラックスして聴いてほしいです」と自身の俳優業にとっても、おおいに糧となる挑戦であることを明かしている。

 SNSの普及により“可視化される”ことが当たり前となった昨今、聴覚のみで“物語”を紡ぎ、そして膨らませていくという行為が、逆に新鮮となりつつある。「想像する楽しさ」という原初の快感を、ラジオドラマは思い出させてくれる。

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