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ドラマの評価基準とは? 満足度から見える“良作” 『大豆田』『コントが始まる』ら「語りたくなる」視聴者の熱量

『ドラゴン桜』(C)TBSの画像

『ドラゴン桜』(C)TBS

 最終回の話題が続く春ドラマ。今期ナンバーワンの注目作だった阿部寛主演の日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)は、ラストもしっかりと話題をさらっていった。今期のドラマはとくに、視聴率よりもSNSで盛り上がる話題性の高い作品が多かった印象。ドラマ満足度を振り返ると、初回からじわじわと数値を上げて満足度を高めていく作品が多く、放送ごとに演出や物語の伏線に着目し、“魅力を語りたい”という熱量の高い視聴者が多かったこともうかがえた。

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■クセになるファンが続出した『大豆田とわ子』、TOP3入り果たした『コントが始まる』

 高視聴率で話題を集めた『ドラゴン桜』(TBS系)だったが、その話題作とドラマ満足度ランキングでし烈な首位争いを繰り広げていたのが、今期の台風の目となっていた松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系)である。最終回後のSNSでは絶賛の声とともに、登場人物を通じて描かれた人生の機微に、熱いコメントが飛び交っていた。

『大豆田~』の初回満足度は70Pt(100Pt満点)と及第点。しかし、そこから放送を重ねるたびに右肩上がりで上昇し、5話目で90Pt台に乗せるとその後も同水準の高評価をキープ。以降は、項目別で「ドラマ内容」「主演」「主演以外のキャスト」の主要3項目で19Pt(20Pt満点)以上を推移する異例の高評価を受けていた。

 同じ傾向が見られたのが、菅田将暉主演の『コントが始まる』(日本テレビ系)だった。こちらも満足度は初回62Ptと決して高い数字ではなかったが、その後は右肩上がり。4話目で80Pt台へ乗せ、満足度ランキングでは『ドラゴン桜』『大豆田』に続く3位となる勢いに。視聴者層は、メインのF2層に加えて、キャスト人気から比較的F1の割合が高かったが、ドラマ中盤からはM3層が初回の倍以上に伸長していた。

 菅田、神木隆之介、仲野太賀演じる売れないトリオ芸人が夢を諦めてその先の人生に向かう姿を、彼らが心を通わせる仲間たちとともに描く現像劇。芸人たちの裏側を描くことで若い世代をターゲットにする青春ドラマかと思いきや、そんな先入観を見事に裏切る、現代の20代のリアルな心情を深堀りして映し出す人間ドラマで、広い世代から支持を集めていたようだ。

■“倍速”ではなく“じっくり余韻に浸る”、「リアルタイム視聴にこだわらない」楽しみ方

 作品への“熱量”の高さは、寄せられたコメントからもうかがえた。会話劇が特徴の『大豆田とわ子~』は、「すべてのシーンに意味がある。見えないところまでこだわりが伝わる」「一度観ただけではわからない場面を何度も観る」と、作中に散りばめられた小ネタやメッセージを探して考察する内容が多く寄せられた。

 また青春群像劇を描いた『コントが始まる』では、中盤以降で「初回から張り巡らされた伏線が見事に回収されていく」と絶賛の声が続々と寄せられた。実はヒントがいたるところに盛り込まれていたという物語の構成に、夢中になっている視聴者の様子がうかがえた。

 このほかにも、ベースは従来のラブコメ路線ながら、ひねりを利かせた設定とキャスト陣の演技、作品のメッセージ性でSNSを賑わせていたのが、川口春奈主演の『着飾る恋には理由があって』と北川景子と永山瑛太がメインキャストを務めた『リコカツ』だった。

 満足度は両作ともに初回40Pt台でスタートし、第4話までに80Pt台まで上昇。その後、放送回によって上下を繰り返しながら最終回に向けてポイントを伸ばしていたのが特徴だ。とくに中盤以降はSNSでの話題が沸騰し、ファッションや部屋のインテリアといった小物まで、ビジュアル要素での話題も尽きなかった。

 限られた時間を効率的に過ごしたいという意識からか、ドラマは再生速度を上げた“倍速視聴”で観るという人が増えている。しかし、満足度ランキングの上位作を楽しむ視聴者は、俳優の演技やセリフ、演出をじっくりと楽しみ、視聴後の“余韻”をも楽しんでいる。今期ドラマの盛り上がりは、そんな「ドラマファン」が支えていたようだ。

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