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辰巳雄大×浜中文一、舞台『スマホを落としただけなのに』1年3ヶ月ぶり上演「千秋楽まで駆け抜けたい」

辰巳雄大と浜中文一が共演の舞台『スマホを落としただけなのに』が開幕の画像

辰巳雄大と浜中文一が共演の舞台『スマホを落としただけなのに』が開幕

 人気グループ・ふぉ~ゆ~の辰巳雄大と浜中文一が共演する舞台『スマホを落としただけなのに』が、9日から東京・日本青年館ホールで開幕した。昨年初めて舞台化されたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、公演が途中で中止に。およそ1年3ヶ月を経て初演キャストをそのままに“アンコール上映”を迎えた初日のカーテンコールで、辰巳は「こうして舞台に再び立てたのは、みなさんのおかげです」と感謝し、「千秋楽までみんなで駆け抜けたいと思います」と決意を語った。

【写真】宿命の激突、再び!舞台『スマホを落としただけなのに』の模様

 今作は志駕晃氏が手掛けた同名の人気ミステリー小説が原作。警察の取調室では、若く美しい黒髪の女性5人を残忍な方法で殺害し、その遺体を山中に埋めるという猟奇的事件の容疑者・浦野善治(浜中)の取り調べが行われている。ベテラン刑事の後藤武史(原田龍二)の厳しい追及にも、浦野はひょうひょうとした態度で、自らを刑務所番号にかけて「ハチバン」と名乗るなど、本名すら明かそうとしない。

 そんな中、警察に転職したばかりで、サイバー犯罪に強い若手刑事・加賀谷学(辰巳)は、浦野が不正ハッキングに使用していたスマホの解析に成功。その被害者とみられるサラリーマンの富田誠(佐藤永典)に聴取を行うとスマホを落としたことをきっかけに、さまざまな被害に遭っていたこと、そして富田の恋人・稲葉麻美(早川聖来)が浦野のターゲットになっていたことを突き止める。

 今や生活必需品と言っても過言ではないスマホ。そのスマホを運悪く落としてしまったことで、あらゆる個人情報や秘密が暴かれ、犯罪に巻き込まれていくという、現代版ホラー。だが、ただ単なるホラーに留まらず、事件に関わる人々の背景や心理状況を描くことで、脚本・演出の横内謙介氏いわく「デジタル信号化のできない情けとか絆とか愛とか、それらがいかに愛おしく尊いものかというメッセージ」が込められている。

 加賀谷学役を演じる辰巳は、警察に転職してきたばかりという設定などから冒頭から少し「異質」な存在感を醸し出す。難しいサイバー用語をすらすらと口にしながら、人とのコミュニケーションはあまり得意ではないという加賀谷の人物像を非常に丁寧な芝居で見せていた。物語が進むにつれ、「異質」なのは、彼か、それとも我々か。そんなことまで考えさせられる奥深さが芝居ににじむ。

 浦野(ハチバン)役を演じる浜中は、その屈折した心理状況や狂気を見事に体現。「連続殺人事件の容疑者」という設定の難役を体当たりで、憑依するかのようなスリリングな芝居で魅了。稲葉麻美を演じる早川は、初演から1年経て大きく成長。麻美という役の本来の強さだけではなく、弱さにもフォーカスを当てて、より役を深める。「悲劇のヒロイン」の裏側にあるものをしっかりと伝えた。

 脚本・演出の横内謙介は初日観劇後、辰巳と浜中に対し「素晴らしい俳優たち。ふたりとも演技の楽しみを、本質的に掴んでるか、PLAYがきっちりと劇となる。世の人々に、広く知って欲しい」と讃え、ヒロインの早川には「(昨年より)また伸びた。この大きな舞台で、映える。そして情感が伝わる。こういうのを大器という」と称賛した。

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