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高畑勲監督が激賞した傑作『ベルヴィル・ランデブー』リバイバル上映

フランス・アニメーション映画の傑作『ベルヴィル・ランデブー』 (C)Les Armateurs / Production Champion Vivi Film / France 3 Cinema / RGP France / Sylvain Chometの画像

フランス・アニメーション映画の傑作『ベルヴィル・ランデブー』 (C)Les Armateurs / Production Champion Vivi Film / France 3 Cinema / RGP France / Sylvain Chomet

 フランス映画として初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、高畑勲監督も絶賛した21世紀フランス・アニメーション映画の傑作『ベルヴィル・ランデブー』が7月9日より、ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)ほか全国で順次公開される。日本では2004年12月に公開されて以来、約16年ぶりにリバイバル上映されるのに際し、監督のシルヴァン・ショメから映像コメントが到着した。

【動画】シルヴァン・ショメ監督のコメント&予告編

 シルヴァン・ショメ監督は、「20年前に公開した作品を、新しい世代の方々にお届けできて本当にうれしいです」と、久しぶりに日本の映画館のスクリーンで上映される喜びを伝えている。また、「皆さんに気に入ってもらって、若きアニメーターたちの刺激になればと思います。皆さんは高畑勲監督や宮崎駿監督から影響を受けていると思います。本作では違った文化のアニメを見ることができます」と日本の観客に向けて本作をアピールした。最後に「どうぞこの作品を愛して、その世界に浸って楽しんでください」とコメントを締めくくっている。

 本作は、2003年のカンヌ国際映画祭で特別招待作品として上映され、ニューヨーク映画批評家協会賞をはじめ多くの映画賞を受賞し、フランス映画として初めてアカデミー賞の長編アニメーション映画部門にノミネート。批評家が選ぶ100本のアニメーション映画(News week)など、世界各国のランキングに必ず選ばれる不動の傑作が、製作から20周年を前にプレアニバーサリーとして映画館のスクリーンで公開される。しかも、今回は、5.1chサラウンドでの上映が決定。アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌など、本作の音楽も劇場で堪能できる。

 おばあちゃんと幸せに暮らすシャンピオンは特訓を重ね、ついにツール・ド・フランスに出場を果たすが、マフィアに誘拐されてしまい、おばあちゃんが愛犬ブルーノとともにシャンピオン奪還のための大冒険を繰り広げるという物語。協力してくれるのは伝説の三つ子ミュージシャンの老婆たち。腕力では敵わないが、人生経験と知恵そしてユーモアと愛で数々の難局を乗りきっていく。

 バンド・デシネ(フランス・ベルギーなどを中心とした地域の漫画)作家出身の監督は、2000年代に入り、多くのアニメーション作品が手描きからCG作品に軸足を移していく中で、時代の流れに逆らうかのように3Dの技術を取り入れながらも、手描きにこだわった。ニューヨークやパリ、モントリオールなど現実の風景をもとに架空の都市ベルヴィルを構築。遊び心にあふれた仕掛けとユーモア満載の独特の映像からいつの間にか目が離せなくなる。

 デフォルメされたユーモラスな登場人物たちが織りなす不思議な物語は、観客の予想を心地よく裏切って展開。さらに、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌など小気味よい音楽が、観る者を映画の中により深く引き込んでいく。ジャンゴ・ラインハルトやジャック・タチ、チャールズ・チャップリンなど監督の少年時代のヒーローたちにオマージュが捧げられた、きわめて個性的な長編アニメにして、タイムレスな魅力にあふれた傑作。

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