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斎藤工が激賞、映画『ファーザー』A・ホプキンスの名演だけではない「旨味」

映画『ファーザー』(5月14日より公開中)に激賞コメントを寄せた斎藤工の画像

映画『ファーザー』(5月14日より公開中)に激賞コメントを寄せた斎藤工

 『第93回アカデミー賞』で、脚色賞(クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール)、主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)の2部門での受賞を果たした映画『ファーザー』(公開中)。このたび、俳優・斎藤工がどうしても一言言いたいと自ら手を挙げた、激賞コメント映像が到着した。

【動画】映画『ファーザー』斎藤工の激賞コメント映像

 5月14日に待望の公開を迎えるも、新型コロナの影響で東京を含む都市部の映画館が休館となり、上映の機会を大きく失った。鑑賞の機会を熱望していた多くの映画ファンが落胆する中、6月1日から映画館がやっと再開。このような状況下で『ファーザー』を3度観たという斎藤が、なぜ3度も観たのか、その理由を語っている。

 「いまさら、物申すのはお門違いだとは思いますが」と始まる映像。「アンソニーの名演は本当に素晴らしいと思うが、あまりにも感想がそれだけでは本当のこの作品の旨味にたどり着けていないんじゃないかと思っている」と続く。

 その理由として、「後半のある視点が意図的に監督によって描かれている。それは施設を出てくるアンが、人の脳から出てくるようなオブジェの奥から出てくるシーンがある。その建物も赤と青の配色で、そこで僕は『おや?』と気づいてすぐに見直した。そしたらいろんなことの辻褄が合う部分と、逆にわざとずらされている部分があることに気づいた。

 青と赤の配色、家具、配置、建物の設計、8時と5時という時間、その時間に会っているであろう人たち、もしかして本人しか気づいていない虐待を受けている可能性、ローラ(イモージェン・プーツ)と亡くなった次女への追悼、傷など全てが入り混じっていて、ただただ認知症サイドから描いた作品をアンソニーが名演したというだけではないということが痛いほどわかってきた。そして葉っぱの描かれ方、新緑のシーン(新しい生命)は背筋がぞっとするほどで、ロジカルな巧妙な作品だと思った」と、芸能界きっての映画好きで知られる斎藤がノックアウトされた本作の魅力を分析している。

 続けて、「見終わった後に『こうじゃないかな』と他者と分かち合うのも映画の楽しみの一つだと思う。映画館が再開した今、いろんな作品を見て考察を話し合う、シェアするということで映画を分かり合えたらな。一度観た方も何度も観た方もまた一緒に見て分かち合えたらなと思っています」と、「ミニシアターパーク」を立ち上げるなど映画業界、劇場全体に対し積極的な活動を行う斎藤は語る。さらに今後ミニシアターパークで『ファーザー』をテーマにした特別トーク企画を予定中。詳細はミニシアターパークおよび本作の公式SNSなどで発表する。

 本作は、ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ? なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか? ひょっとして財産を奪う気か? そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか? 現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは──?

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