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『ムーラン』劇中曲「リフレクション」の作曲家が音楽を担当 北朝鮮強制収容所題材のアニメ

映画『トゥルーノース』(公開中)音楽監督を務めたマシュー・ワイルダー (C)2020 sumimasenの画像

映画『トゥルーノース』(公開中)音楽監督を務めたマシュー・ワイルダー (C)2020 sumimasen

 今月4日より公開された、アニメーション映画『トゥルーノース』(配給:東映ビデオ)。生存者証言を参考に、北朝鮮強制収容所の内情、過酷な環境で生きていく家族とその仲間たちが生き抜いていく姿を3Dアニメーションで描いた作品。音楽監督を、ディズニー・アニメーション映画『ムーラン』(1998年)の劇中曲「リフレクション」を手がけたマシュー・ワイルダーが担当している。

【動画】マシュー・ワイルダーのコメント+こだわりの音楽シーン

 そのマシュー・ワイルダーから日本公開にむけてのメッセージ動画が到着。あわせて本編シーンより、過酷な収容所生活の中でも前向きに生きようと仲間を歌で鼓舞するヨハンや仲間の助け合いを描いた、こだわりの音楽シーン映像が解禁された。

 今回、本作劇場公開むけて届いたメッセージ動画の中で、まずマシュー・ワイルダーは清水ハン栄治監督がプロデュースしたドキュメンタリー映画『happy – しあわせを探すあなたへ』(2012年)の試写で出会って、監督の心と世界観にひかれたと説明。

 そのあと友人からの依頼もあり、本作のためにカリフォルニア・ヴェニスにある自分のスタジオを貸すことになったことがきっかけで監督の「ビジョンと人間性にとても感動」し、「どんな形でもいいので協力したい」と思ったとのこと。

 さらに本作でのプロセスは『ムーラン』の作曲をしたときと似ている部分もあったそうで清水監督とは、韓国と日本の文化について長時間話をし、リサーチもした上で、「『ムーラン』と同様、西洋と東洋の曲調の融合を心がけた。このストーリーはとても壮大かつ普遍的なもので、楽曲もそれを補足するものにしたかった」と語り、自身にとっても「完成したときには、とても大切な存在になっていた」という。

 そして最後に「この作品の感情表現は今までのアニメーションでの試みをはるかに超えています。この貴重な作品に少しでもかかわれたことを本当に誇りに思う」とメッセージを寄せている。

 あわせて解禁された本編映像は、薄暗い坑道の中で過酷な労働を強いられるヨハンが、監視員に「生産性を上げるには歌いながら動くのが効果的です」と提案。訝(いぶか)しがる監視員に「私どもは歌いながら我が最高指導者を讃え、歩調を合わせるべきです」と納得させ、「私は人民であり 屈強な精神と胆力を持ち、同志たちと共に支え合う この命ある限り」と歌い始め、やがて仲間たちも一緒に合唱していく場面。

 「心が真実に目覚め いつか魂が希望と自由の烽火となる 晴れの日に叫ぼう、マンセー(万歳)!」という歌声とともに、助け合いながら働き、自由を願う人々たちの姿がオーバーラップし、音楽が物語を動かす印象的なシーンとなっている。

 清水監督いわく「この作品が12万人の収容者たちをもしかしたら救うことに貢献できるかもしれない、という僕の思いにマシューも快く賛同」し、「通常ではありえない金額で引き受けてくれた」という。

 また「アニメ映画はサントラが大事。例えば、『アナと雪の女王』だと“Let It Go”が思い浮かぶように本作でもきちんと意識して作りたかった」とこだわり、アカデミー賞やグラミー賞にノミネートされた大御所で経験豊富なマシュー・ワイルダーと共に、この本編シーンで使われた「マンセー」という楽曲ほかオリジナルサウンドトラックを作り上げた。

 本作の『トゥルーノース オリジナル・サウンドトラック』(発売中)は、各種音楽ストリーミングサービスでも配信中。有名なシンガーソングライターであり、スティービー・ワンダーやクリスティーナ・アギレラ、マイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスなどへの楽曲提供や、プロデュースしたノー・ダウト(No Doubt)のアルバム(「悲劇的な王国」)がグラミー賞にノミネートされるなど、世界的活躍するマシュー・ワイルダーが手掛けたサウンド・トラックもぜひ注目を。

■現在決定している全国の公開館の詳細は公式ホームページに掲載
www.true-north.jp

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