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小森純、今を必死に生きる…それが私の“ギャル魂” 令和ギャルの台頭に「今の子たちはまじめ過ぎる」

小森純 (C)oricon ME inc.の画像

小森純 (C)oricon ME inc.

 ギャルタレントの草分け的存在として一世を風靡し、現在は2児の母とサロン業を両立・奮闘している小森純。昨今、藤田ニコル、みちょぱ、生見愛瑠(めるる)など“ギャルタレント”の活躍が顕著だが、テレビの活動を離れた今、小森はいち視聴者として彼女たちを見守り「みんな、すごいと思う」「うちらの時代と全然違う」と当時を振り返える。そんな彼女には「今を必死に生きる」というデビュー当時から変わらず持ち続けている“ギャル精神”が根底にあり、サロン経営者としてがむしゃらに働くママの姿を「子どもたちにしっかり見せたい」とも語る。過去を振り返り、彼女は何を想うのか。働く女性として子どもたちに伝えたいこととはーー。彼女の“今”を聞いた。

【動画】つけまつげで激変…35歳小森純が”13年ぶり”にPopteen時代のギャルメイクを再現してみた結果

■「人が喜んでくれるとシンプルにうれしい!」…だがYouTube開設時は極度の緊張

――今年の元旦に、YouTubeチャンネル「JUN CHANNEL 小森純」を開設されました。始められたきっかけから教えて下さい。

【小森純】2年くらい前からスタッフさんに「やりなよ」と声をかけられていたんです。でも当時はサロン業も軌道に乗ってないし、息子たちもまだ小さくて無理だと断っていました。今年、上の子が小学生になるし、下の子も落ち着いてきたこともあり、チャレンジしてみようかな、と。元々、人としゃべったり、くだらないことやったりするのは好きなタイプなのでシンプルに楽しめたらいいかなと思って始めました。

――あくまでも“楽しむため”の発信だったと。

【小森純】YouTubeも料理動画とかモデルさんの自宅公開動画とか、自分が好きなものだけを見て、いいな、すごいな~って思うくらいで、ほぼ知らずに動きだしました(笑)。スタッフさんと相談して、シンプルに楽しいと思えることをやっています。最初は緊張しましたけどね(笑)。

――緊張されていたんですか?

【小森純】しますよ、やっぱりしゃべったりするのって。誰かが見るって思うと緊張しましたね。「動画見て、元気もらえました」ってコメントをいただいて、「ありがてぇ…」と思います。

■今のギャルタレントは「まじめ過ぎ!」何でもありな昔と比べて“時代が違ってきている”

――動画の中で当時のギャルメイクをされてたじゃないですか。すごく再生数伸びていますよね。

【小森純】実は、あのメイク超嫌だった(笑)。

――えっ!?(笑)。

【小森純】(つけまつ毛って)この歳になって改めて付けてみるとマジで目が重い(笑)。視界も狭くなりますし。「ギャルって大変!」と思って。あんな重いものをつけてカラコンもつけて、私も当時オシャレするのに一生懸命だったんだなと思いました。絶対今は無理って確信しましたね。私が今からギャルに戻ろうなんておこがましい(笑)。

――「こんなにも笑ったメイク動画はじめて」というコメントも。ギャルメイク動画に需要があったことについてはどう感じていますか?

【小森純】びっくり仰天。昔の自分を知ってくれてる人がいるんですね…って感じです。あんなに見てもらえるとは思わなかった。自分が面白いなんて思ってもないから、いいんですかこれで!って感じでした。

――現在もギャルタレントさんがたくさん活躍されていますが、過去には若槻千夏さんがブレイクして、そして小森純さんたちがぶっちゃけトークで人気を博しました。今のギャルタレントさんたちについて、どのように感じていますか?

【小森純】私の時代は、ギャルは怖いものなかったんじゃないかな。何をあんなに話してたんだろうと思いますよ(笑)。当時、テレビがギャルに求めていたことって、話をぶっちゃけること、怖いものがないこと、経済効果を生むこと、その程度だったんじゃないかなって。 「ぶっちゃけ~」って言っていればウケてたし、私がたまにやっちゃってたのは、嫌だなと思う仕事で「マジ無理なんだけど~」って普通に言っていた。何か食べて美味しくなかったらべーって吐き出して。そんなことやる子がいなかったし、何でもやっちゃえ、関係ないっしょ!の精神。振り返るとただヤバいだけですよね(笑)。

 でも、今のギャルタレントたちは、私たちの時代とは全然違う。ギャルだけど頭がいい、ギャルだけど空気が読める、ギャルだけど的確なコメントが言える。それが求められてるというより、出来ちゃっているのかな。だから、いち視聴者としてすごいなと思います。忙しいのに大丈夫かな、体壊さないように頑張ってほしいなって、もうおばさん目線で見守ってます。頑張ろうと思います自分も。

――これだけギャルが人気だと、再び自分も第一線でという気持ちには?

【小森純】ないですないです(笑)。「私なんかが」と思っちゃうのでゼロ。呼んでいただけたら出演しますけど、ない頭をフル回転させて子どもたちを育てて、サロンの経営も…。必死なんです。必死で30代を生きてます。勉強もできないし、漢字も書けない。割り算もできない、かけ算もギリ。そんな状態のヤツが、今必死に子育てしてるんです。そう考えると、それが私のギャル精神なのかな。生きるのに必死。

――「ギャル=生きるのに必死」?

【小森純】うん、必死ですよ。ギャルは必死に生きている気がする。ギャルって見た目強く見えるけど、根っこは打たれ弱かったりするから。だから、とにかく強く見せたいんですよ。「私はここにいるよ」「ここで頑張っているよ」みたいな。ギャルでいると強くなれる気がする。私のなかでは、武装みたいなもんですね。私の時代のギャルは、誰が人気があろうがなかろうが、どうでもよかった。いかに楽しむか、みたいな現場でしたよ。何なら撮影現場に来ない先輩もいて(笑)。そんな上の世代を見て「怖ぇなー」と思ったりもしたけど、蓋を開けると実はみんないい人たちだったんです。めちゃくちゃ面白いし、腹を抱えて笑えるし。だから今、仕事や育児の悩みを相談するのも、その人たちですね。

――そのお話を伺うと、今のギャルタレントはまじめというか…。

【小森純】まじめ過ぎる! 私たちは本当にその時だけ楽しければいいっていうヤバい世代でしたから。そこが大きく違いますよね。(ギャルってだけでは飽きられると思っちゃう人がいたとしたら)「どうぞ飽きてください」と私なら思っちゃいます。「大丈夫だよ、あんたたちはそのままで十分面白いよ。頭だっていいんだから、その先へ行けるじゃん、すぐ新しいこと見つけられるじゃん」って言っちゃう…自分が今は出てないから、言えちゃうのかもしれません(笑)。

■子どもが成長する姿を思い浮かべたら…「脱水症状になるぐらい泣きます」

――現在、男の子2人の子育てとネイルサロンの経営の二足のわらじ。休みも土曜日しかない状況で、辛いと感じることは?

【小森純】しんどいなと思う瞬間は子どものことが疎かになる時。疎かというか、自分的にはしっかり時間をとって一緒に過ごしていても、子どもにとっては足りなかったりする時があります。パパでも補えない精神的な部分ですね。

 子どもが「まだまだママと一緒にいたい、甘えたい」という時期に突っ走りすぎて休みゼロみたいな状態で2年ほどやってきたので。寂しい想いをさせてたかも知れないな…と今振り返って思います。今は土曜は必ず休むって決めて、火曜日はYouTubeの撮影の日だから家にいられるし、幼稚園のお迎えも早く行ける。長男が小学校から帰ってきた時にママがいるという環境を作って、だいぶサイクルはできました。ネイルサロンのお客さんにも先輩ママがいらっしゃって、お話を聞いたりしますが、仕事をして育児もしてって先輩たちは本当にすごいと思います。尊敬します。

――そんなママのことをお子さんたちも尊敬しているのでは?

【小森純】どうでしょうね。私がネイリストとして働く姿は子どもに見せたいと思ってやってきましたけどね。お菓子を買いに行った時に「ママが働いているから買えるんだよね」と言ってくれたり、急にポンっと「ママご飯作ってくれてありがとう」とか、どこで覚えてきたの?って言葉を掛けてくれるときがあります。寂しい時間もあるけど、こうやって物を買ったり生活するためにお金が必要なんだよってことは伝わっているのかな。

 子どもにママのお仕事は何ですか?って聞くと、「ネイリストさん」って答える。そのくらいシンプルに、ママは働いているんだって印象があるんだと思います。周りの人に助けてもらい、支えてもらいながら、私も自分のなかでこれは間違ってないんだと思いながら子育てしています。じゃないと心が潰れる日があるから…。今後どう成長するかは分からないけど、「伝わるはずだ」と自分に言い聞かせてます。

――将来、お子さんが感謝の言葉をかけてくれるまで成長されたら、小森さんはどうな感情を抱きます?

【小森純】脱水症状になるぐらい涙が出ちゃうと思う(笑)。ほんとに、成長した姿を想像しただけで放心状態です。私はすごい縛られた幼少期だったから、子どもたちには自由に生きてほしいし、思うことがあればやらせてあげたい。そのために私も必死に働いてお金を稼いでいるので。生活のためにももちろんだけど、お子さんのいる方はみんな、思っていることは似てるんじゃないかな、と私は思います。

(取材・文/衣輪晋一)

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