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高野麻里佳、ネトフリアニメ『エデン』主演 がむしゃらだった新人時代の自分から刺激

Netflix オリジナルアニメシリーズ『エデン』主人公・サラの声を担当した高野麻里佳 (C)ORICON NewS inc.の画像

Netflix オリジナルアニメシリーズ『エデン』主人公・サラの声を担当した高野麻里佳 (C)ORICON NewS inc.

 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の入江泰浩監督が手掛けるNetflixオリジナルアニメシリーズ『エデン』(全4話)が、Netflixにて独占配信中。本作の主人公・サラ役を務める声優の高野麻里佳に作品の魅力と見どころを聞いた。

【動画】Netflixオリジナルシリーズ『エデン』予告編

 『エデン』は、入江監督をはじめ、原案・プロデューサーは『イノセンス』のジャスティン・リーチ、キャラクターデザインは『カウボーイビバップ』の川元利浩、コンセプトデザインは『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』のクリストフ・フェレラ、脚本は『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』のうえのきみこ、アートディレクターは『上海バットマン』のクローバー・シェ、音楽は『メイドインアビス』のケビン・ペンキン、そして、アニメーション制作は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』や「ヒックとドラゴン」シリーズを手がけた台湾の制作会社CGCGと、世界のクリエイター&スタッフが集結し、作り上げたSFファンタジーだ。

 本作は3DCGベースで制作されるため、プレスコ(映像を作るために声の演技を先に収録)を行ったそう。

 「最初は映像を作るための仮収録として呼んでいただきました。最終的に違う方が演じている作品になるかもしれないという状況の中、絵もない状態でお芝居をする特殊な状況でした。何回かに分けて収録していくうちに、このまま起用していただけることになりました。自分の心を守るために、『誰かに変わるかもしれない、それでもいい』と思える自分を準備していただけに、すごくうれしかったです。何より、作品を作っている皆様に認めていただけたことが、うれしかったですし、自分にとっても励みになりました」

 本作の物語の舞台は、ロボットしかいない自然豊かな完璧な世界<エデン>。農業用ロボットのE92とA37はある日、サラという名の“人間の”赤ちゃんが入ったカプセルを偶然発見し、眠りから目覚めさせてしまったことから物語が始まる。

 この世界では人間が悪者だとされているため、2体はサラに危険が及ばぬよう、安全な場所に隠しながら密かに育てることを決意する。充電はできない、楽しいときに笑う――E92=お父さんとA37=お母さんは手探りでサラを育てるうちに、お互いを想い合い、家族のような“絆”を育んでいく。やがてサラは好奇心いっぱいの少女に成長した。

 “なぜ人間は自分だけなのか、ほかの人間たちはどうしてしまったのか…”と疑問を持つ彼女は、ある日、ロボットしかいないはずの<エデン>で遠くから自分を呼ぶ声に気づく――。

 眠りから目が覚めた時のサラはまだ赤ちゃん。それから成長し、自分を呼ぶ声に導かれ、世界を揺るがす冒険を繰り広げることになる。25分×4話、Netflixのスキップ機能(イントロ・クレジット)を使うと1本の映画としても楽しめる作品の中で、赤ちゃんから少女、そして冒険を通して成長していくサラの変化を、高野は声で演じ分けている。

 「赤ちゃんの泣き声は、興味本位で練習したことはあったのですが、このお仕事をいただいてから、生まれて間もない赤ちゃんがいる親戚の家にお邪魔させてもらって観察したり、公園で遊んでいる子どもたちを観察したりしました。子どもの体全体の様子や動き、反応、呼吸の仕方などを観て、自分の中にインプットしていきました。

 台本を読んで一番印象的だったのは、ロボットに育てられたサラが、とても人間らしい女の子に育ったこと。収録では、インスピレーションをそのままアウトプットするしかありませんでした。演じながら自分の中で《これが正解なのだろうか?》と一抹の不安は残ったのですが、出来上がった作品を観た時に《彼女こそサラだ》と思うことができました。キャラクターに命を吹き込むのは声優だけではなくて、サラを描き、動かしてくださった方々など、スタッフすべての力なんだな、というのを改めて感じて、とても感動しました」

 サラに好奇心や自立心が芽生える一方、ロボットだけの世界<エデン>を統括し、人間を憎む指導者ロボット・ゼロが、サラの存在に気づき、捕獲に動き出す。彼が人間を嫌う理由とは? そもそもサラはなぜカプセルの中で眠っていたのか。血のつながった家族はどうなったのか? サラを呼んでいるのは誰か? そして<エデン>に隠された謎とは何なのか? 謎が謎を呼び、ゼロに追われるサラにドキドキ、ハラハラし、最後にアッと驚く真実が明らかになる。

 「物語の中で、私の心に一番刺さったのは、E92とA37です。自分の両親と重なる瞬間が多々ありました。最終的にすごく壮大なテーマが描かれている作品ではあるのですが、サラとE92とA37とのやりとりの中に、家族の絆のあたたかさや、大切に思っているからこそぶつかってしまう不器用さが描かれていて、E92とA37はロボットなんですけど、とても人間らしく、表情豊かに見えて、自分の父や母を思い浮かべてしまう。自分の幼少期を思い出して、ちょっぴり反省したり、改めて感謝の気持ちが湧いてきたりしました。ご覧になる方にも、家族や自分にとって大切なものを改めて考える時間をくれる作品になっていると思います」

 プレスコを行ったのは2017年から18年にかけてだったということで、高野いわく「新人時代の演技」が、タイムカプセルを開いたように、世界に向けて配信されることになる。

 「当時の自分は、がむしゃらというか、与えられた仕事に対して、100%、120%の結果を残していかなければ、というプレッシャーと闘っていたな、と思います。そう思い返せるという意味では、少しは成長できたのかな、と思いますが、新人時代の自分にハッとさせられるところがあったのもまた事実。これからの私にとって糧になる経験になりました。『エデン』という作品は、自分にとっての代表作の一つ、宝物のような作品になっていくと思います」

 『デジモンアドベンチャー:』太刀川ミミ役、『BLUE REFLECTION RAY/澪』司城夕月役、『それが声優!』小花鈴役、『ウマ娘 プリティーダービー』サイレンススズカ役など、さまざまなアニメ作品に声優として出演。声優ユニット・イヤホンズのメンバーとして音楽活動も行い、今年2月24日に1stシングル「夢みたい、でも夢じゃない」でソロアーティストデビューも果たした。今後の活躍がますます期待されるところだが、最後に抱負を聞いた。

 「2021年はチャレンジの多い年だと思っていますし、『エデン』が何年か越しに配信されるおめでたい年でもあります。いままで携わってきたキャラクター、作品たちを大切に、自分の中でのチャレンジ精神を忘れずに、一つひとつのお仕事に向き合って行きたいと思います。そもそもピカチュウやチョッパーといった国民的キャラクターに憧れてこの世界に入ったので、大好きな大谷育江さんのように、いつか誰もが知っているキャラクターを演じられるように、精進していきたいと思っています」

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